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私 : 「働き方改革」はスローガン化 して、 大企業の「長時間労働」の体質におおきな変化が感じられない が、この記事は 中小企業 だが、 神奈川県秦野市の鶴巻温泉にある来年で創業100年を迎える老舗「陣屋」の「働き方改革」としての具体的な仕事改善例 をとりあげている。
A 氏 : きっかけ は、 2009年、先代が急逝し、長男で大手自動車会社の技術者だった宮崎富夫氏(40)が跡を継ぎ妻の知子さん(40)は旅館で働いた経験がないまま、出産2カ月後に女将(おかみ)になった ことだ。
私 : 借金は10億円 で、 どんぶり勘定の経営が続いた結果。
料理に使う食材の在庫管理があいまいで、むだが多く、経営分析しようにも、紙の台帳しかない 。
富夫氏の経験を生かし、目をつけたのがIT で、 予約から経理まで一元管理できるソフトを開発し、全従業員にタブレット端末を配った。
やはり 「働き方改革」には、改善ができる人材が不可欠 だね。
A 氏 : 風呂にセンサーを付けて入浴客が一定数を超えると通知が来るようにし、また、掃除が必要か何度も確認に行かずに済むようにし、客の好みなどの情報も端末で共有 。
従業員が積極的に動くようになった。
従業員の「ムダ」な作業の削減 だね。
私 : 業績が上向く一方、浮上したのが「働き方」の問題 。
休みなしで働き、知子さんの体は限界で、「顧客満足度が上がっても、働く人の生活の質が上がらないと意味がない」として、14年、思い切って火、水曜日の宿泊をやめて休館にした 。
今度は 生産性を落とす「ムリ」の改善 だね。
「旅館が休むなんて」と苦情もあったが、16年から月曜日もランチのみで宿泊をやめた。
日本の高度成長期の週6日制から週5日制への 「 時短」の 発想と同じだね。
A 氏 : それでも料理などの評判で、グループ全体の売り上げは10年の2億9千万円から、いまは7億2600万円 に。
パートを減らして人件費を下げつつ、改革前に20人だった正社員は25人に増やし、正社員の平均年収は288万円から398万円に 。
離職率は33%から4%に下がった。
私 : 知子さん は、今は、 旅館業を憧れの職業にするのが目標だ という。
これが真の「働き方改革」の典型例
だね。
大企業も分解すれば中小の集企業合体
だ。
A
氏
:
JALを再建した 稲森氏のアメーバ経営
はそれだね。
私
: 「長時間労働
」に頼らず、 改善のプロ
を育て、 個々の現場業務の改善
を具体的に進めるべきだね。
そうすれば 「働き方改革」
は スローガン化しない
だろう。