知的漫遊紀行

知的漫遊紀行

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

Ryu-chan6708

Ryu-chan6708

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Freepage List

2018.01.01
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類

朝日新聞 の「 社説 」は見出しをみると、大体、内容が推定できるのであまり取り上げていないが、この 元旦の「社説」 安倍長期政権を別な視点 で捉えていて興味があるね。

持論の憲法改正 も、 狙いを定める条項 が次々変わってきたね。

A 原因の一つに 国政選挙 を実に頻繁に行ったこと。

政権を奪還した2012年12月の衆院選まで含めて数えると合計5回 と、 ほぼ年に1回で、その都度、政策の看板も次から次へと掛け替えてきて、慌ただしい。

学界、経済界、労働界の有志の集まり「日本アカデメイア」 などは 昨年12月 「先進民主政はどこへ向かうのか?」 題するシンポジウム を催した。

日本について指摘された のは、 政権維持が自己目的化し、長期的見通しや政権担当期間を通じてのプログラムがない という、 場当たり的な政権運営のあり方だ

A :シンポでは、 「財政再建」や「地球温暖化対策」といった政策課題を解決する難しさが挙げられた。

長い時間軸の中で取り組まなければならないテーマ であって、 今さえよければという姿勢では、まだ生まれていない将来世代に大きなツケが回ると「社説」はいう。

短期志向になりがちな政治の一つの側面を表現するのが、「シルバー民主主義」という言葉。

日本では有権者に占める高齢者の割合が高く、しかも、若い世代に比べて投票率が高く、その大きな影響力を、政治の側は気にせざるをえない。

結果として、社会保障が高齢者優遇に傾けば、世代間の格差は広がり、長期的には財政を圧迫し、将来世代に禍根を残す というわけだ。

A :ところが、 昨年夏、東京都文京区の有権者2千人を対象にアンケート をしたら、 日本の「財政赤字」や「地球温暖化」といった「持続可能性」に関わる問題への関心は、高齢層の方が高かった。

生まれていない「将来世代の代弁者」の役割を積極的に担う意欲についても、同じ傾向 だった。

老人は子どもや大学生に比べ、近視眼的な判断をしにくい という 先行研究 にも触れつつ、 調査をした亀田達也・東大教授 は「 今の世代と将来世代との間の公平を実現する上で、高齢者の果たしうる役割はありそうだ 」という。

俺も先の短い自分の世代以上に、孫の世代が心配 だね。

A 民意の「変化」を敏感に追う政治家 に対し、 政策の「継続」と一貫性にこだわる官僚

そんな役割分担は、官邸主導が進む中であやふやになった と「 社説 」はいう。

「民主主義の時間軸」を長くする方策 を新たに考えなければならないとして、 様々なアイデアが既に出ている。

「財政再建」でいえば、独立した第三者機関を置き、党派性のない客観的な専門家に財政規律を厳しくチェックさせる、といった提案 や、 若い人の声をもっと国会に届けるため、世代別の代表を送り込める選挙制度 を取り入れてみては、という意見もある。

国政選挙 が年中行事化 しないよう、 内閣の解散権を制限すべしという主張 は、最近の憲法論議の中で高まりつつある。

「来たるべき世代に対する」国の責任を明記 するのは、 ドイツの憲法に当たる基本法 で、 ドイツ では 1994年の改正で、環境保護を国家の目標として掲げた。

しかし、 「社説」 は、 ドイツ憲法だけでなく日本国憲法でも  前文には「われらとわれらの子孫のために……自由のもたらす恵沢を確保し 」とあり、 11条は「基本的人権 は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる 」とうたうと 指摘 している。

「働き方改革」のスローガンの後に、「人づくり革命」、「生産性革命」が登場 した。

 確かに、 政策スローガンの「時間軸」が短い 気がして、 次の世代に対して心配 だね。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2018.01.01 19:32:36
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: