言わせてもらいますが

言わせてもらいますが

2006.10.23
XML
今日、ある企業にソリューションの説明に行った。
これまで文書管理のシステムを導入していたのだが、リプレースの検討をすることになり、
他の製品も見てみたいってことで、ワシのところにコンタクトがあったのだ。

自分では、文書管理の成長過程として、4つのレベルがあると考えている。
第一は、原本管理を紙で行うレベル。
第二は、ファイルサーバーを使用するレベル。
第三は、文書管理システムを利用するレベル。
第四は、文書と業務管理を連動させるレベル。

で、今まで利用していた製品とは違って、第四のレベルについて熱~く語ったつもりでした。
それなりの質問も頂戴したし、デモンストレーションもそれなりにご理解いただいたとの
言葉もいただきました。

第四のレベルについては、世間では、ISOへの対応だとかで、ワークフロー型の製品が主流
だったりするのだけれど、手戻りがあったり、開発途上でのトラブルへの対応、あるいは
すり合わせが必要だったりする設計開発業務は、そんな定型的なワークフローでは対応
しきれない局面があると思うんだよね。

それに、定型化しようとすると、それが手段ではなく、目的になってしまっている失敗も
多いんだよね。つまり定型化すると、それにあわせることが主体となってしまい、その
コンテンツに対して最もふさわしい、能力の結集だとか意思決定が行なわれているかどうか
でなくなってしまい、そのフローを流すことだけになってしまったりするんだよねぇ。

このあたりのシステムの機能としては豊富だし、一見すると使い勝手がよさそうだったり
するものであっても、実際にはシステムというものが業務遂行上のインフラそのものに
なったりするがゆえに、それが新たなしばりを生み出してしまうことも多い。

で、そのしばりが業務上、有意義に働くうちはいいのだけれど、対応しきれなくなるときが
来る。で、それをシステムの陳腐化という。

そうなんだけれど、その陳腐化する要素をそもそもどれだけ抱えているのかってところで
システムをきちんと評価すれば、ワシの提案とワークフローとの違いをきっと理解して
もらえるものと考えている。







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最終更新日  2006.10.24 11:37:44
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