言わせてもらいますが

言わせてもらいますが

2013.01.18
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最近、薬の市販薬のネット販売について最高裁でネット販売の差し止めは違憲との
判決が出たが、これは法治国家としての法律の運用上の問題についてであり、ネット
販売そのものについては、早急に法律を整えるべきだって認識でいる。

で、
自分としてネット販売がどうかっていう面についてだけど、これは、ネット選挙とも
似通ったところがあって、法律というのは未来の技術には全く対応していないという
ことなのだ。何せ、公職選挙法は戦前からあまり変わってないらしいからだ。

実際にどのように法律を作るべきかの専門家は、立法府の専門家である議員の役目
なのだが(現実には総理大臣を輩出するための政争だけが注目されるが、それだと
野党の存在意義は極めて薄いよね)、一般市民であるワシとしては、ネット社会
そのものに考察してみるとする。

これには、ネットの利便性と情報管理という二つの視点から見てみたい。

利便性としては、場所と時間を選ばずにサービスを受けられるということで、
物理的な店舗へ行ったり、営業時間を気にしないで利用できるという面である。
この利便性がゆえにネットが受け入れられる余地は極めて大きい。
一方現物を確認できないという問題点があるが、これは繰り返し購入の場合には
そのリスクが大きく減じられるものなので、習慣性の高い薬にとっては取るに
足らないものなのだろう。で、利便性の反面はリスクであり、薬にとって最たる
ものはその副作用なんだけれど、正直な話、店舗の方がそのリスクが低いとは
思えないんだよね。現実的に場所と時間の制約を受ける弱者に対してネットの
利便性を訴求できることが望ましいと考える。

次に情報管理でいうと、ネットでの個人情報管理、自分自身の情報が自分で
管理しているのではなく、自分の外のプレーヤーに管理を委ねているという
ことにどう向き合うかだと考えると薬ってのが個人情報の最たるもので、
この投薬歴ってのを分析すると、保険における死亡率の想定もできることに
なり、情報流出によって不利益を被る可能性がでてくる。本来よりもリスク
が高い薬の履歴で保険料が高くなる恐れがある。逆に、健康な人から見れば
本来であれば安い保険料が適用されるはずともいえるのだが。
で、情報管理についていえば、個人情報の管理と流用を個人に取り戻すことを
利用者の権利であり、事業者の義務として整えるかって問題であり、その
一部としては、個人情報保護法でカバーされているけれど、本来の意味での
ネット社会において十分とはいえない気がしてならない。

この十分でない、という気分が国民背番号制を妨げていると思う。

で、
この情報管理の漠たる不安であり、役所からすれば自分がコントロールする
埒外で管理がゆだねられているという悔しさが、ネット導入の壁になっているん
だろう。

ワシはこの役所の何でも管理しないと気がすまないってのが、日本における
規制でがんじがらめになっていることの本質に他ならない気がするのであり、
その意味で薬がどうこうでなくて、ネットに対して役所がどうあるべきかの
立ち位置がはっきりと示されていないんだろうなぁ。

で、
役所には、個々に規制するのではなく、ネットにおける個人情報管理の安全性を
担保することに最大の努力を払ってほしいんだよな。
政府保証の生体認証端末を利用者と管理者側に徹底するとか。

こうすれば、犯罪者以外の個人認証を把握できて、どれだけ公安が楽になるか。
極論だけど、ネットの利便性を得るには、それだけの管理社会を受け入れなければ
ならないというのが、正直なところなのだ。

うーん。
まとまってないから、また続きは今度。





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最終更新日  2013.02.04 08:57:16
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