つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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2006.09.27
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カテゴリ: ミステリー
不具はSFは好きだが推理小説が苦手です。トリックとか謎解きのような知的パズルにあまり感心がないのかもしれません。だから不具が読むのは推理小説ならぬ探偵小説でした。ホームズ、ルパン、明智小五郎といった個性的な探偵の活躍する小説に心惹かれるのです。

とはいっても、クリスティ作品は『検察側の証人』や『そして誰もいなくなった』をのぞいてあまりなじみがありませんでした。今思えば10代のころにもっと親しんでおけばよかったのですが、後の祭りでしょう。

さて表題作ですが、これは一種の安楽椅子探偵物の連作短編集です。単行本として出たのは『ミス・マープルの最初の事件』が早かったと思いますが、雑誌連載はこちらの方が先でした。ミス・マープルを含む6人組が、それぞれ手持ちのミステリーを出し合って、話を聞いている人間に謎解きを迫る、という趣向です。お約束のようにみんな間違った推理をして、真相を突き止めるのはいつも主人公の老婦人であるという次第。

内容は6・6・1に便宜的に分けることができます。最初の6話は6週間で語られ、それが好評だったために書かれた次の6話は一晩で語られたという設定になっています。そして最後の1話は、しめくくりにふさわしいエピローグという感じでしょうか。

女性の探偵は、やはり女性に書かせるに限ります。

ミス・マープルと十三の謎





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Last updated  2006.09.29 09:55:31
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