つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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2007.10.22
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カテゴリ: SF
アシモフ、ブラッドベリ、ハインラインといえばそれぞれアメリカSFの知、情、意を代表する大御所。ファンとして一通り全作品をおさえておきたいところだけれど、大体の感じがつかめたら一部を除いて手放してしまってもかまわないと思う。ハインラインでいえば『月は無慈悲な夜の女王』だけが最後まで残る本かな。

「よろこびの機械」宇宙時代の宗教と科学。キリスト教は地球の土着宗教なりや否や。
「待つ男」火星に棲む精神寄生体の話。
「ティラノサウルス・レックス」なんとかとはさみは使い様。

「休暇」もしも自分たちの家族を除いて世界中の人類がある日消えてしまっていたら…
「少年鼓兵」音楽は兵士に高揚感を与えるんだよ、と少年に説いた南北戦争の英雄。
「少年よ、大茸をつくれ!」萩尾望都も漫画化した怪奇小説。

「この世の終わりか」ある日突然に永久にテレビが映らなくなったら…
「おれたちは滅びてゆくのかもしれない」松本零士の『帰らざる時の物語』を連想。
「海より帰りて船人は」海で妻を失った男は自分のなきがらをどこに葬ってほしいと遺言したか。

「死者の日」闘牛の日、祭りの日、少年はひっそりと死んだ。前衛映画のような佳作。
「刺青の女」刺青は女だけに見えているのか、男にも見えているのか、二人とも気が狂っているのか?
「ラザロのごとく生きるもの」抑圧的な母親ほど長生きして息子をだめにする。

「世にも稀なる趣向の奇蹟」信じる者にだけしか見えない蜃気楼。
「かくてリアブチンスカは死せり」(ジキルとハイド+ピグマリオン)÷2。
「オコネル橋の乞食」いったい誰が本物の乞食と偽者の乞食を見分けることができようか?

「死神と処女」ファウスト伝説のヴァリエーション。
「飛び立つカラス」成功した作家は、いまだ日の目を見ない旧友のもとを訪れるべきではなかったかもしれない。
「この世の幸福のすべて」対照的な二人の男は友人の幸福な結婚生活について語る。だがそれは自分の身の上話だった。

「ホアン・ディアスのライフワーク」死せる父親、ミイラとなり見世物となりて娘の懐を潤す。
「シカゴ奈落へ」世界が滅びた後も語り部は滅びない。シェクリィの短編にもあったような。
「国家演奏短距離選手」音楽は偉大なりき。



処分本NO.143。










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Last updated  2007.10.22 17:32:02
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