つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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2018.07.10
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カテゴリ: 邦画・アジア映画
題名は近松門左衛門の「大経師昔暦」から取っているのだろうが、中身は『好色五人女』の一話をもとにした「西鶴物語」に近いものだ。それを近松にしたのは、悲劇性を高めるための演出だろう。

侍を描かせたら黒澤監督の右に出るものはない。だがここは江戸時代、太平の世である。武士はすっかりサラリーマン化した役人になっている。こうした武士なら、溝口監督の演出も悪くない。

金と女、欲望と利害、思惑と陰謀と腹の探り合いに封建時代の主従の掟。行き違いと誤解の渦の中から生まれた大輪の花のように純粋な愛。 ​​ イエスの愛 ​とは少し違うが、この愛を貫くためには「死」しかないという点は同じだ。​ だからこそ、ふたりはこれから磔獄門になるにもかかわらず、しっかりと手を握り合って、晴れ晴れとした表情で刑場に向かったのだ。


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Last updated  2018.10.21 13:45:33
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