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2014年12月10日

もし私が大韓航空の機長だったら・・・。

テーマ：ニュース(99386)

カテゴリ：ニュース

航空会社の副社長が自社の航空機に搭乗した際、機内サービスがマニュアルに定めたとおりに実施されていなかったことに激怒

どんなサービスがマニュアルどおりでなかったのか？

ナッツを袋のまま乗客に手渡したのがいけなかったというのです。マニュアルではトレーに入れて渡すことになっていたというのですが。

・・・う～む、確かにマニュアル違反ですね。（笑！

それにしても航空機の離陸直前というのは、搭乗員が一番緊張して離陸のためのさまざまな安全確認に慌しい作業を強いられているときでしょう。この航空会社のマニュアルでは、安全のための確認作業が優先されるときでも乗客の要求に応えるように定めているのだろうか？

そのような安全確認作業を優先すべきときに乗客からサービス提供の要求があった場合には、航空機の安全確認のための作業中であることを説明し、後から乗客の要求に応たえるえるようにとマニュアルに定められてはいないのだろうか？

もし乗客の安全確保が優先されていないということに激怒したというのなら、なるほど副社長だけのことはあると感心もしましょうが、ナッツの提供の仕方が定めたとおりでなかったというだけで、飛行機を搭乗口まで戻させるなんて、なんだか韓流ドラマに出てきそうなワンシーンを見ているかのようです。いや、ドラマどころかリアルに起きたことでした。（笑！

大手航空会社の役員である以前に、人間としての人格が欠如していると疑わざるをえない。

仮にこの副社長が個人としてチャーターした飛行機であったとしても、滑走路から引き返すなんて空港の安全上の見地からいっても許されることではありませんよね。

この飛行機の機長も機長だ。機長としての最大の任務を忘れてしまったようです。いかに自社の副社長の命令とはいえ、緊急事態でもないのに離陸直前の飛行機を搭乗口まで簡単に戻してしまった。
飛行機を予定通りに離陸させ安全航行に支障がない状態にさせてから、乗客（副社長）に説明すべきだった。

もし私が機長であったなら、胸を張ってこう言うところでした。

「離陸直前の飛行機を戻すことは安全上問題がありましたので、副社長の命令とはいえ応じることができませんでした。インチョンに到着してから会社に出頭しますので、いかようにもご処断ください。それでは私はこれから任務に戻りますの失礼します。・・・あっ、それからひとつ、機長として乗客である副社長にご忠告を申しあげておきます。機内で大声を上げて怒鳴ったりなさいますと、他の乗客の皆様にご迷惑です。行き過ぎた行為があった場合には、それこそニューヨークの空港に戻り、お客様にお降りいただかなければならないことになります。では、快適な空の旅をお楽しみください。」

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