おはようございます！
このアンソロジーシリーズは全て読んでますし好きです♪
ただ、角川ミステリー倶楽部は確か休刊になったらしく、米澤穂信さんを輩出したレーベルなのに残念です・・・。

「殺意の時間割」では西澤さんや鯨さんといったお馴染みの作家さんも良かったのですが、近藤史恵さんの「水仙の季節」が最も印象的でした。
これを読んでデビュー作を手にとったのでアンソロジーの醍醐味という感じですねｗ (2006年01月04日 09時00分12秒)

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2006年01月03日

殺意の時間割：ミステリ・アンソロジー

(4)

テーマ：ミステリはお好き？(1498)

カテゴリ：日本ミステリ

角川スニーカー文庫は、角川書店から刊行されている文庫のレーベル名の一つです。1988年3月に公募で選ばれた「スニーカー文庫」という名前で少年少女向け小説として創刊されました。現在は、角川文庫のライトノベル部門と言う位置づけです。

私はライトノベルを余り読んだことがないので、それほどなじみがないのですが、今まで5冊出されているミステリ・アンソロジーは幾つか読みました。

今回の「殺意の時間割」はミステリ・アンソロジー（４）で、いわゆる「アリバイもの」がテーマです。

先日読んだ「僕と先輩のマジカルライフ」の主人公である快人と春奈の子供の頃のエピソードだという「天狗と宿題、幼なじみ」が以前から読みたかったのです。

命の恩人（赤川次郎）/Ｂは爆弾のＢ（鯨統一郎）/水仙の季節（近藤史恵）/アリバイ・ジ・アンビバレンス（西沢保彦）/天狗と宿題、幼なじみ（はやみねかおる）の5編

「命の恩人」（赤川次郎）
娘を助けた男の、奇妙な頼みごとの話。きれいにまとまっているのはさすがです。

「Ｂは爆弾のＢ」（鯨統一郎）
究極の安楽椅子探偵がテロリストと対決するという特殊な設定。
ミステリアンソロジー（１）における「Ａは安楽椅子のＡ」の続編なのに、唐突な展開に驚きます。

水仙の季節（近藤史恵）
お人好しカメラマンが巻き込まれた、せつない事件。
美人双子姉妹に気を取られているうちに、最後のオチにどきっとさせられます。

「アリバイ・ジ・アンビバレンス」（西澤保彦）
完全なアリバイのある少女が殺人を認めたのはなぜ？
アリバイのロジックについて検討していくうちに、ここまでするかという、人の心の恐ろしさが見えてきます。

「天狗と宿題、幼なじみ」（はやみねかおる）
肝だめしに挑んだ少年は誰に襲われたか。
なんだか懐かしい雰囲気。小さい頃から変わらない快人の姿が微笑ましく、後味のいい作品でした。

軽くあっという間に読むことができますが、それぞれ持ち味が違っているので楽しめました。

殺意の時間割　楽天ブックスでは品切れです。

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最終更新日 2006年01月03日 23時11分52秒
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■コメント

Re:殺意の時間割：ミステリ・アンソロジー(01/03)

みっつ君さん

Re[1]:殺意の時間割：ミステリ・アンソロジー(01/03)

samiado さん

みっつ君さん、こんばんは！

＞おはようございます！
＞このアンソロジーシリーズは全て読んでますし好きです♪
＞ただ、角川ミステリー倶楽部は確か休刊になったらしく、米澤穂信さんを輩出したレーベルなのに残念です・・・。

角川ミステリー倶楽部は休刊になったんですか？それは知りませんでした。もっと読みたかったのに残念です。
米澤穂信さんはここで何を出されたんでしょうか？

＞「殺意の時間割」では西澤さんや鯨さんといったお馴染みの作家さんも良かったのですが、近藤史恵さんの「水仙の季節」が最も印象的でした。

これはあざやかでしたね。私もだまされました。

＞これを読んでデビュー作を手にとったのでアンソロジーの醍醐味という感じですねｗ

そうですね。アンソロジーで出会わなければ、読まなかったという作家さんもいますよね。

(2006年01月04日 18時15分53秒)

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Re:殺意の時間割：ミステリ・アンソロジー(01/03)

シオン525 さん

＞先日読んだ「僕と先輩のマジカルライフ」の主人＞公である快人と春奈の子供の頃のエピソードだと＞いう「天狗と宿題、幼なじみ」が以前から読みた＞かったのです。

そうだったんですか。。両方読んでるのに、気づいてませんでした。私も、はやみねさんの短編読みたくて読みましたが。。。 (2006年01月04日 21時23分50秒)

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Re[1]:殺意の時間割：ミステリ・アンソロジー(01/03)

samiado さん

シオン525さん、こんばんは！

＞＞先日読んだ「僕と先輩のマジカルライフ」の主人＞公である快人と春奈の子供の頃のエピソードだと＞いう「天狗と宿題、幼なじみ」が以前から読みた＞かったのです。
＞
＞そうだったんですか。。両方読んでるのに、気づいてませんでした。私も、はやみねさんの短編読みたくて読みましたが。。。

これを読んで、快人は子供の頃からポロシャツのボタンを一番上まで留めていたこともわかりましたｗ
(2006年01月05日 19時14分52秒)

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