三角猫の巣窟

三角猫の巣窟

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

サイド自由欄

コメント新着

三角猫@ Re[1]:修正について考える(11/12) 本好きさんへ 本の感想文が減ったのはい…
本好き@ Re:修正について考える(11/12) 最近は、本の感想文が減って、寂しいです…
三角猫 @ Re[1]:進学と就職について考える(09/27) 四角いハムスターさんへ おっしゃる通り…
四角いハムスター@ Re:進学と就職について考える(09/27) ご無沙汰しております。  最近はコメント…
三角猫 @ Re[3]:葬儀について考える(04/29) 四角いハムスターさんへ 伝染病や地震で…
2019.01.23
XML
フィクションはタイトルやら登場人物やらの固有名詞が多く出てくるけれど、SEO的に見てうまいやり方と下手なやり方があるので、考えてみることにした。

●タイトルのつけ方

・単刀直入系


タイトルで検索してもうまく検索結果が出てこないときは作者名も検索に付け足さないといけなかったりするけれど、一般人はマイナーな作品の作者名まで覚えていないので、無名な作家が単刀直入系のタイトルをつけてビッグワードで勝負するのはやめたほうがよい。

・主人公の名前がタイトルに入っている系

『ジョジョの奇妙な冒険』とか『となりのトトロ』とか『古見さんは、コミュ症です。』とか『ドラえもん』とか『らんま1/2』とか『NANA』とか、主人公の名前がわかりやすくて印象に残る名前なら、ジョジョとかトトロとかの名前で検索するだけで検索結果が出てくるのでSEO的によい。
『坂本ですが?』や『八雲さんは餌づけがしたい。』みたいな地味な名前だとおっさんは固有名詞を覚えられないのでタイトルを忘れられやすい。タイトルを忘れてしまうと検索の手掛かりがなくなってしまうのでSEO的によくない。ユニークな名前や覚えやすい名前ならなるべくタイトルに入れて、地味な名前をタイトルに入れるくらいなら別のタイトルにするほうがSEO的によい。

・~の~が~でどうのこうの系

文章になっているタイトルは正確なタイトルを検索しなくても単語がある程度かぶっていれば検索結果に出てきやすくなるのでSEOには有利になるし、タイトルから内容も分かりやすい。しかしポエジーもないしひねりもないしインパクトもないので、いかにもラノベ的でタイトルとしての魅力はない。

・四文字系

『よつばと』とか『ノノノノ』とかのひらがなやカタカナの四文字のタイトルは萌えアニメ系に多いものの、タイトルだけ見ても作品内容が分らないし、他の作品と区別しにくくなるので、あまりよいタイトルではない。それに長いタイトルはたいてい短く省略されて呼ばれるようになるので、最初から四文字のタイトルをつける必然性がない。タイトルが短いとハッシュタグとしては使いやすいけれど、何の話なのか他人から見てわからないので、話題の拡散効果はあまりなさそう。

・パロディ系

~の国のアリス、G線上の~、~は~の夢を見るか、~によろしく、というのは元ネタの知名度を借りるやり方だけれど、有名な作品を元ネタにすると二番煎じが多すぎてかえって目立たなくなったりするし、マイナーな作品を元ネタにするとパクリ扱いされかねないので、簡単なようで難しい。初見での興味はひきやすいものの、正確なタイトルを検索しないと元ネタのほうが検索結果に出てきてしまうので、SEO的にはよくない。

・繰り返し系

『HUNTER×HUNTER』や『ダンス・ダンス・ダンス』のように、単語を繰り返すだけでユニークな名前になる。こういうのは先にやったもん勝ちだけれど、村上春樹の小説の『ダンス・ダンス・ダンス』とは別にDance Dance Danceという曲をいろんなアーティストが出していて、別のジャンルとタイトルがかぶる危険性があってSEO的にはあまりよくない。

・〇と×系

『赤と黒』、『高慢と偏見』、『ハチミツとクローバー』、『おじさんとマシュマロ』のような単語の掛け合わせをタイトルにするのは覚えやすくてユニークになるのでSEO的によい。ただし単語選びのセンスが必要で、センスがないとつまらないタイトルになってしまったり、『蜜蜂と遠雷』のような関連を想像しにくい単語を選ぶとかえってタイトルを覚えにくくなってしまうのでよくない。

●ペンネームのつけ方

・まともな人名系

鳥山明や司馬遼太郎や大川ぶくぶみたいに珍しいけど読みやすくて他の作家と混同しにくいペンネームがSEO的にはよい。荒川弘はヒロシじゃなくてひろむと読むし、男性でなくて女性だけれど、こういう間違えやすい名前は覚えにくくて検索しにくいのでSEO的にあまりよくない。

・中二病系

ライトノベル系の作者は当て字をごりごり使って中二病的なキラキラペンネームをつけていたりするけれど、読めない名前は検索できないのでSEO的によくない。

・ニックネーム系

漫画家のコトヤマやぱげらったみたいな適当につけたニックネームみたいなペンネームは性別が不明で印象に残らないので覚えにくい。ゆでたまごのように一般名詞とかぶる固有名詞だと検索したときに料理のゆでたまごのレシピが出てきてしまうのでSEO的によくない。

●登場人物の名前のつけ方

・リアル系

リアリズムの小説や漫画だと普通の人名が出てくる。山田とかのよくある苗字だと一般人の名前と偶然一致したりして検索結果に出てきにくくなるので、SEO的にはあまりよくない。『ドカベン』の主人公の山田太郎はニックネームのおかげで地味さを免れている。

・いかにもフィクション系

『DEATH NOTE』の主人公の夜神月(やがみらいと)は、大量殺人鬼の名前になる都合上、同名の人に迷惑がかからないように現実の人名としては絶対に有り得ない名前にするという作者の配慮でそういう名前になったというのは漫画を読む人の間では有名な話だと思う。漫画やライトノベルにはいかにもフィクションな名前が多くて、戦場ヶ原ひたぎとかのユニークな名前は印象に残るし、その名前で検索した時に他の結果が混じらなくなるのでSEO的によい。キャラクタービジネスを展開する際には画像検索で他の結果が混じらなくなるようなユニークな名前のほうがよい。

・だじゃれ系

『ハイスクール!奇面組』や『古見さんは、コミュ症です。』はギャグマンガなので各登場人物が現実にはありえないだじゃれ的な名前になっていて、印象に残りやすくて覚えやすくてユニークなのでSEO的にはよい。

●まとめ

SEOというとウェブサイトを作る人だけが気にしているようなイメージだけれど、商品検索や画像検索にも関わってきて検索のしやすさで話題性や売り上げも違う。ユーザーがネットでちょろっと見かけたあの作品は何ていうタイトルだったかなーと興味を持って思い出そうとして検索しても、検索結果に出てこなかったらそれ以上興味を持つのをやめて作品を買うのをやめてしまう。作者や出版社はもっとSEOを気にして、検索しやすいようにタイトルや登場人物の名前を付けるほうがよい。

あと個人的な意見では、モンストとかパズドラとかのゲームのキャラクターに歴史上の人物の名前をつけて検索結果を汚染するのはやめてほしい。モデルにするのはいいけど、少し名前を変えて区別するくらいの工夫はやれっちゅうの。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021.09.28 21:09:29
コメント(0) | コメントを書く
[その他・考えたこと] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: