ほぼ1年振りにブロブ更新です。留守にしていた間に、アクセス数 が 5,000を超えてバナー広告が以前より多くなったようです。
昨年 9月末に1年半続けた油売りのアルバイト契約を更新せずリタイヤしました。寄る年波には勝てぬ心境からです。この老体で、この冬季を遣り過すのが難しく感じたからだ。正直言って、 「 生涯現役」は無理です、簡単に諦めました。
コロナ禍が中休みした 10月から、長年思案していた家事を纏めて片付け始めた。約30年前に手に入れた住宅のリフォームは疾うに諦めてはいるが、隣地との境界でご近所迷惑を掛けてはいけない。
息子が幼い頃からクリスマスツリー用にしていた鉢植えの杉の木を、平成 7年から住み始めたこの住宅の敷地に直植えした時はせいぜい1メートル位だった。太さが30㎝超まで成長し枝葉が境界を超えて数年が過ぎた。同じく引越し記念に植えた桜の木も他の隣地へはみ出していた。家事は自力でやる主義で工具等を買い揃えてきたが、これらの伐採に必要な大型ノコギリや50㎝チェーンソーが有る訳ではない。植木屋さんや専門業者に依頼すれば高くつく。時間をかけてネットで検索して辿り着いたのは、五右衛門風呂の薪が欲しい個人だった。ガソリン代支払いの条件で交渉成立。しかし、住宅や設備を損壊するリスクがあるので滅多に引き受けないらしい。予め木と同じ長さに数本繋いだ旗棒とロープを準備し、伐採シミュレーションをして見せ互いに納得して作業を実行した。やはり50㎝エンジンチェーンソーの威力は凄い、難なく伐採して薪サイズの丸太にカットしてお持ち帰りして頂いた。残った相当量の枝葉は、自前の25㎝電気チェーンソーで60㎝にカットし燃えるゴミで少しずつ分けて処分している。
懸案事項の一つが片付いたが、家庭を築いて 半世紀近くになり、その時々の記憶が思い出されて辛いことが多い。押し入れに長らくあった寝具類も軽トラで 2回ゴミ処理場へ搬入した。その他衣類や生活用品もまだまだ処分が続く。
何十年か前のわが身を顧みれば日々、挫折と失意と狼狽と赤面の記憶しか残っていない。