たけぞうのばか日記（仮）

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2004年08月12日

12、13と伊豆潜り＆グルメツアーに行ってきました。
11日の夕方、迎えに来てくれたボブとジジんち経由で一路下田へ。
途中、沼津港でげきうま刺身盛り合わせ定食を食って
前宿の宿に22時過ぎに到着。
12日は今伊豆でもっともアツいポイント、
ハンマーヘッドシャークで有名な神子元を攻める。
使用サービスは、海遊社。
数あるサービスの中でも、最も神子元をアツく攻めてくれるという、
神子元NO.1の誉れも高いサービスである。

サービスの二階に部屋があるので楽チン。
やっぱ朝起きたら移動せずにすぐ出発できるというのはでかい。

翌朝、どピーカン。
海水浴客でにぎわう弓ヶ浜を尻目に神子元を目指す。
心配された台風の影響もほとんどなく、
海はほぼナギ状態。
黒潮も離岸傾向にあるとはいえ、支流がいい感じに入ってきており水面はブルー。
期待は高まる。

いよいよエントリー。
直後、びっくり。
ここは八丈か！というほどの超ブルー。
伊豆でこのブルーはちょっとない。
やっぱ黒潮の支流が入ってきてる。

１本目はカメ根へ。
超ブルーの海の中、ハンマーを探しながら移動。
５分ほど探したところだろうか、
突然左隣にいた仲間がオレの右腕を叩いて左前方を指さした。
指先を目で追うと、ハンマーの壁が！
しかもかなり近い。

その瞬間、その壁めがけてダッシュ。
やっぱ透明度がいいとよく見える。
かなり近寄って写真を撮ってるとタンクを叩く音が。
いい加減に戻ってこいという合図。
興奮して気がついていなかったが、激流でかなり根から離されていた。
泳いで戻るにはエアと体力の消費が激しすぎたので
海底をはって戻る。
ガイドに「あんま離れんな」と目で怒られる。

その後も移動先にハンマー軍団が現れまくり、
もうおなかいぱーいという感じだったのだが、
最後の最後にすげーのが来た。

まず右手前方からハンマーの隊列が。
激流の中、35ｍ付近の海底に着底し軍団が来るのを待つ。
どんどんこっちに近づいてくるハンマーの大群。
その様子はまさにハンマーの川。
なかなか途切れない。
しかも目線が同じ。

通常、ハンマー飛行隊は俺たちよりも上空を飛んでいて
見上げるのが普通だから、かなりレアな体験だったらしい。

そうこうしているうちにもどんどん近づいてくる。
ワイドレンズじゃないと入りきらない。
手を伸ばせば届きそうだ。
エラはおろか、目ん玉や筋肉の動きまではっきり見えた。
ハンマー1

つか、一匹一匹がデカい！
ゆうに３ｍは越えている。
おなかなんかパンパンだ。

目の前を通りすぎるハンマーリバーを前に
「なんじゃこりゃー！！！」と絶叫しながら
無我夢中でデジカメのシャッターを切りまくっていたら
後ろにも群れが！
２つの群れが合流して前にも後ろにも上にも右にも左にも
ハンマーハンマーハンマー。
ハンマーに囲まれる幸せ…。
これはまじ病みつきになるわ。
ハンマーリバー３

写真だけじゃモノ足りず、動画でも撮りまくりました。
やっぱあの大群の迫力としなやかな泳ぎっぷりは動画が一番である。
ワルキューレの行進なんか、BGMにぴったりかも。
マンガだと「ゴゴゴ…」とかいう擬音がつくだろな。
ビデオとハウジングほしい！
ハンマーリバー2

ひとしきり眺めて浮上。
エアが残り少なかったのと強制安全停止がついてしまったので
ちょい心臓バクバクしながらの安全停止だったが、
なんとかエアがもってよかった。

浮上後、ガイドさんにちょいキツく叱られてしまった。
序盤に流れの中、ハンマーを追っかけてしまったからだ。
聞くと、あの先には強烈なダウンカレントがあり、
それに捕まるとまず助からないらしい。
すんません。以後気をつけます。

２本目はちょっと白濁りで透明度はやや落ちたが
またまた間近でハンマーリバーゲット！

しかも、俺たちと違うグループのダイバーは
安全停止中に小マンタを見たらしい。
うらやましすぎる……。

ハンマーからマンタまでなんちゅう海やねん。
とてもココが伊豆の海だとは信じられん。

大物好きのダイバーの皆さん！
神子元行くなら今でっせ！

ハンマーリバー1