【キーウ=上杉洋司、ワシントン=淵上隆悠】 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領 は27日、国民向けにビデオ演説し、 東部・南部の計4州で 親露派勢力が実施した「住民投票」について、「茶番劇だ」 と激しく非難 した。
ゼレンスキー氏は「ロシアのいかなる犯罪行為もウクライナを変えることはできない」と述べ、4州を含む ロシア軍の占領地域で「国民を守るために行動する」 と誓った。国際社会には軍事支援や対露経済制裁の強化などを改めて求めた。
米国のブリンケン国務長官 は27日の記者会見で、 4州のロシアへの一方的な併合は「決して認めない」 と強調し、 ロシアが併合を進めた場合、「速やかに厳しい追加の代償を科す」と警告 した。
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