本日は大学の同窓会の会長事務の引き継ぎということで、新会長のM弁護士の事務所を訪ね、会長職務についての説明と引き継ぎに向けての打ち合わせを済ませて来た。小生も来月一杯で漸くお役ご免となる訳でやれやれである。これで鹿の住む都の辰巳に庵を構えてもよい身の上となりますな(笑)。
大阪駅への帰りの道すがらに「お初天神」こと「 露天神社 」の前を通ったので、境内を通り抜けることにした。そしたら、お初と徳兵衛の像があったので、写真に収めて来ました(下掲)。
お初・徳兵衛は言わずと知れた「 曽根崎心中 」の主人公の男女である。高校の教科書だったと記憶するが、近松門左衛門の「曽根崎心中」の道行きの部分が掲載されていて、その流れるような語調のよさに魅せられたことを思い出す。一時は「・・残るひとつが今生の・・」などと暗記して口誦したりしていたものだが、今はもう切れ切れになって思い出せない。
ところで、「心中」というと、男女の情死のことを意味するが、元々は「心中立て」といって人との約束を守り通すことを意味していた。だから、国語辞典でも(1)男女が互いの愛情の変らないことを示すため、一緒に自殺すること。情死。また、深い関係にある、または同情している者が一緒に死ぬこと(一家心中)。(2)他人に義理を立てること。(3)相愛の男女が誓紙を書いたり、指を切ったりして、愛情の変らないことを示すこと。とある通りである。<岩波国語辞典より>
(お初・徳兵衛)
今日は節分。明日は立春。いよいよ春ですな。
春立つを 待ちて今宵は 若草の
歌会始め 文庫に入りぬ (偐家持)
河内温泉大学図書館
に「若草歌会始め」の歌が収蔵公開された旨のメールがありましたのでお知らせしておきます。
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