12月3日夜、母逝去。
同4日、仮通夜
同5日、通夜
同6日、告別式、火葬、骨上げ、初七日法要
と続き、ようやく一段落です。まだ、色々と残務がありますが、少しずつ片づけて参る所存。
通夜、告別式にご参列下さいました皆さまを始め、当ブログ上でも、楽プロの方でも、また、メールでもご弔意をお寄せ下さいました方々、まことに有難く、あらためて茲に厚くお礼申し上げます。
母の入院中から逝去、葬儀に到る中で偐家持が詠んだ歌を下記に記して置きます。
再掲の「もみぢ葉の」の歌は、通夜の喪主挨拶の中で、犬養節で朗誦させていただきました。
壊れゆく 母の繰り言 聞き居つつ まだ明けやらぬ 病室の窓
肌色の 手首のテープ お前との 絆と言ひて 真顔なる母
笑ふほか なき無理言ひつ 母言へり わが苦しむを など笑ふやと
われ生きて ふたたび逢ふは かなはじと Kaedeら見送り 母は泣きぬる
わが顔を 見るは安心と ひとりごとの ごと言ふ母の いとしかりける
あと 幾日 母とやかくし あるを得む 弱りて眠る こと多くなり
くぼみたる 眼窩の奥の 母の眼は こころを映す こともなくあり
逝く母の 心の奥の 涙かや 金星光る 三日月がもと
もみぢ葉の はらりひとひら 地に落ちて
わが母上は みまかりましぬ (再掲)
三日月は 迎へ船かも 母が逝く その夜の空に かかりてありぬ
母逝きて なきがら運ぶ 車待つ 暗きわが空 月も沈めり
やうやうに 父がもとにと 旅立つや 母薄化粧 美しかりき
母が行く 泉路のほどの 安かれと 込めてぞ置きし 手向けの花は
また、大学同期の友人久麻呂君と道麻呂君からはブログを見て、それと知ったとして、メールでご弔意を頂戴いたしましたが、その返しに詠んだ歌もありますので、併せ掲載して置きます。
3
首
もみぢ葉の 散りゆくなへに たらちねの
母上様の 黄泉路安かれ (偽家持擬)
たらちねの 母上様は もみぢ葉の 生駒ヶ峯に 雲と棚引く (偽家持擬)
もみぢ葉の 散りて往きける たらちねの
御母上を 地蔵よ護れ (偽家持擬)
偐家持の返せる歌 1
首
三日月は めぐりてのちも 来るなれど 母とふ花は 咲き出来ずけむ
道麻呂に答へて偐家持が詠める歌 1
首
逝く母の 迎へ船かも 三日月の かかりて空に にじんでありぬ
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