鶴は千年、亀は万年。「亀ハ萬年乃齢
(ヨワイ)
を経、鶴も千代をや重ぬらん」 (謡曲「鶴亀」より)
。
鶴亀は長寿を呼ぶめでたき生き物として愛される存在であるが、亀は亀でもカメムシとなるとことは違って来る。カメムシと言えば嫌な匂いを発する虫。葉などを食べることから害虫として駆除の対象となる嫌われ者ということになる。
我が家の北側の空き地に最近ニョキニョキと育ち始めた見慣れぬ草本に小さなカメムシを発見した。この空き地は最近そこに建っていた家が取り壊されてできたもの。
その家の主人は小生の妹と同い年で、小生が高校生であった頃、彼は未だ小学生であったのだが、その家のおばさん、つまり彼の母親に頼まれて暫くの間、彼の家庭教師まがいのことをしたことがある。その頃、西隣の家の中学生の高校受験のための家庭教師をしていたこともあって、うちの子の勉強も見て欲しいと頼まれたのかも知れないが、昔の事なのでその辺の記憶は曖昧である。どういう事情かは存じ上げないが、この程その家屋敷を売却して他所へ引越しをされました。で、この物件は不動産業者の手に渡り、家が取り壊され、土地の造成が始まったという次第。子どもの頃から見慣れた家屋敷が消えるというのは何やら寂しいものがあるが、是非に及ばずである。
話が脇道に逸れました。カメムシに話を戻します。カメムシがいた見慣れぬ草というのはこれ。
(見慣れぬ草本)
<追記>小万知さんからアオイ科のイチビだと教えていただきました。
<参考> イチビ・Wikipedia
よく見る草のようにも思うが初めて見る草のようにも。造成のために運び込まれた土砂に種が混じっていて芽を出したものか、何本も大きく育っている。アカメガシワを草にしたような姿であるが、小さな黄色い花を付け、既に実らしきものもなっている。その実にとまっていたカメムシがこれ。体長は1cmにも満たない小さなカメムシである。
で、これに先立つ日に同じ草にいたカメムシを撮影し、その折にも同様の方法でその名を調べたのですが、その時にはスカシヒメヘリカメムシと判断して写真の整理を行いました。それが以下の写真です。その折のネット検索では、スカシヒメヘリカメムシとして画像紹介されているものによく似ていると思われたのでありました。しかし、比べてみると上も下も同じ種類のカメムシに見える。もう一つよく似たのにケブカヒメヘリカメムシというのもいる。ネットのそれらがどの程度信用の置けるものなのかも不明。と言うことで、当記事写真の虫名のキャプションは、かなりいい加減なものと言うか、「これかも知れない」という程度のものであるとお心得願いたく存じます。
カメムシも実に種類が多く、その姿の色や形も多様、奥が深い。そのデザインとしての面白さもある。ということで、今後も種類の異なるカメムシを見掛けたら、マンホール蓋の記事ではないが、写真に撮って掲載して行くこととしたいなどと考えています。過去の当ブログ記事でもカメムシの写真を何度か掲載したことがありますので、今回はそれらの写真も併せ再掲載して置きます。我がブログはカメムシもウェルカメなのである。
はい、本日はカメムシ特集でありました。
<追記・参考>虫関連記事目次は コチラ
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