やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2008/06/21
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テーマ: 登山の記録(745)
カテゴリ: 登山
4:30 アラームは5時にセットしていたが、勝手に目が覚める。窓の外から雨音は聞こえない。起きたらインターネットの気象庁のレーダーで雨雲の位置を確認し、その動きを予測する。魚津には、9時半頃まで雲が流れてこない。登山決行だ。ザックをつかんですぐに出発し、コンビニでおにぎりを買って車中で食べながら、宇奈月温泉を目指す。

6:05 1230m 烏帽子尾根登山口を出発する。ここまでの林道、かなりきわどいところもある。落石が多いし、路肩はところどころ陥没している。道の際まで雪の壁があるのには驚いた。早朝なので誰もいない。僧ヶ岳ごときにこんな早く来る必要もないのだが、雨に降られる前に帰って来たかったのだ。
01
登山口から魚津市街地を望む

山の空気(と虫)を胸一杯に吸うと、気分がリフレッシュされる。歩くペースは特に気にしていないが、荷物が軽いために登高は速い。少し歩いたら、残雪がルートを隠している。真っ直ぐ進めば道に戻るが、境界見出標の白い棒が目印になっている。
02
道はどこだ

6:41 1530m 宇奈月尾根登山道と合流する。日差しが当たる。天気予報は大外れだ。自分で雨雲を確認した方が、確実だな。
03
路傍にはカタクリがいっぱい

道の先には雪壁が立ちはだかる。5月の僧ヶ岳に来たのかと錯覚してしまう。いつもより雪が多いのだ。やまやろうが気に入っている旧モリブデン鉱山道は、雪に埋まって分からない。トレランシューズでステップを切ってトラバースすることなんてできないので、素直に現代の登山道を使う。
04
雪壁をあきらめ右方の登山道に巻く

7:10 1685m 仏ヶ平に到達する。初夏になればニッコウキスゲが咲き乱れるが、今は何も咲いていない。山頂付近には雪が付いている。
05
今は緑の仏ヶ平

振り返れば旧鉱山道が山腹を走っている。何カ所も雪渓をトラバースしているのが見える。行かなくて良かった。
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開通はもう少し先

山頂手前の登山道に、花びらが散在している。顔を上げると散り初めの桜が咲いていた。6月下旬で花見ができるとは思わなかった。
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夏の桜

そしてどばーんと毛勝山が目に飛び込んできた。いつ見ても険しい谷筋。上部雪渓はつながっているので、板菱地点で雪が割れていなければ、阿部木谷を詰めて山頂に立てるだろう。今日は毛勝に登ることも考えられたが、雨が心配だったのと、山菜採りも目的のひとつであったから、早く山を下りたかったのだ。
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雄々しき毛勝

7:25 1780m 僧ヶ岳(1855m)。山頂直下まで雪が残っていた。1時間20分での登頂は早いか。当然一番乗り。視界は良好で、剱岳北方稜線並びに後立山連峰、そして朝日岳までが見渡せる。嫁さんにメールして、概要を伝える。単独なのでもしものことを考えたら下界との連絡は必須だろう。
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恒例の三角点踏んづけ

しきりに鳴き声合戦に興じている。デジカメ動画で録ってみた。
10
ホーホケキョ

部活の朝練のような時間帯。これから始業という感じなので、駒ヶ岳へ足を伸ばすことは十分に可能である。しかし天気のこと(と山菜)を考えたら、下山だな。それに登山道はまだ雪渓の下だ、時間がかかるだろう。
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6月とは思えない雪の量

7:45 下山開始。ゆっくり歩いて山菜を探す。一カ所見つけたら十分な量が確保できた。あまり無理をせず、登山道脇の斜面で確保していく。重たくなった袋をぶら下げながらルンルン歩く。

標高1650m付近の雪渓上に、ライチョウのフンを見つける。こんな低いところにも生息できるのか。この辺りはそれだけ雪が多いということだろう。
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フンフンフン

すれ違う人は、合計7人。朝起きて天気が良いので慌てて来たのだろう。やまやろうは天気予報を無視して、雨でも晴れでも早く起きることにしていた。それがうまくいったのだ。

8:52 1530m 宇奈月尾根登山道との分岐。

9:21 1235m 駐車地点に到着。山菜を探しながらの下山だったので、登りより時間がかかった。明日の土産ができてほっと一安心。





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Last updated  2008/06/21 03:17:28 PM


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