やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2015/06/06
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カテゴリ: 山スキー
会社の上司Aたさんとは、 昨年も立山で滑っている 。この時とは別の斜面を滑りたいという希望から、やまやろうは幾つかの斜面をピックアップしておいた。上山してから目的地を決めることにした。

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5:30 起床。食パンを食べる。雨のスーパー農道を走る。Aたさんはホテル立山や室堂山荘に電話して、天気のことを確認していた。晴れてくるという言質を得たので、東京から6時間かけて車で来たのである。立山駅の駐車場で集合。

駐車場も雨である。標高を上げれば止むことを期待してチケットを買う(Yたさんありがとうございました)。Aたさんともう一人くる予定であったが、直前で都合がつかなくなったとのこと。8時の便を入手、まだ7時過ぎなのでやわやわと準備を進める。

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先月来た時 とエライ違いだ!客はぱらぱらでガラーンとしている。外国人観光客もいない。バスは最新のディーゼルハイブリッドで新車の臭い。一眠りでターミナルだ、9時過ぎの到着。

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室堂は霧の中、気温4℃。霧雨と風がありジャケットを着る。

9:30 ターミナルを出発。雪の登山道を歩く。トレースに従っていたら室堂山荘に来てしまった。右折して浄土西側斜面を目指す。

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適当に歩いていたら登山道が出ていた。このまま進めばよし。アイゼンを履く。Aたさんは6時間のハンデと高所の酸素の薄さで遅れ気味。高度は上げているがどの辺りにいるのか見当がつかない。そんな時AたさんはiPhoneを取り出し、GPSアプリを確認する。地形図も落としているので現在地がばっちり分かる。ガーミンよりも精度がいいのだとかー。スマホが欲しくなってきたやまやろうです。

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10:45 浄土山山頂に至る登山道付近で滑走準備に入る。この先進んでも緩斜面を滑るのが延長されるだけだから。

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空には雨です、雪には縦溝です。ファンスキーには厳しいコンディションです。Aたさんの写真を撮ろうとするも、ズバズバ走ってしまうので無理です。

11:09 ブル道に出た。なかなかモチベーションが上がりません。室堂山荘でビールでまったりーという気分にもなるが、既に寒さはビールではなく立山そばを求めるレベルである。スントをバックパックのウェストベルトに付けて、気温を測定することにしてみた。無印で買って来た 温湿度計 を忘れてきたのだ。とりあえず一ノ越を目指すことにした。

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山荘の直下でライチョウを発見、しかもつがいだ。かなり近く、登山道脇をうろうろしていて逃げる気配はない。ころころとした体躯がよちよち歩いてたまにずべるところがたまらなく可愛い。

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レジェンドと絶滅危惧種のツーショット、貴重です。

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12:19 一ノ越山荘に着いた。やっぱり雨・霧・風の3点セットは続くよ、どこまでもー。気温は2℃で寒も追加か。ここまで来る登山者も当然ながら少ない。

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中で休憩。Aたさんはアンパンを車中に忘れてきたので、カップラーメンを買ってぞるぞる。やまやろうはコンビニパンをコーラで流し込む。他にも寒さを逃れた登山者が数名。ここまで来たからにはどこかを滑りたい。やまやろう推薦の浄土山東斜面を目指すことにした。

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12:54 山荘を出発。最新の天気予報によれば、15時から晴れるらしい。それでは遅いのだ!

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13:30 斜面で留まる。ここは縦溝がすごいな、波のようにうねっている。ルートはドンピシャで来ていたが、斜度がきつくなってきたし溝も深くなってきたのでここまでとしよう。

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さあ滑るぞ。ボードでも難儀する高さのある溝だ。当然ファンテレは苦労する。斜滑降はできず溝に沿って進むしかない。Aたさんはブル道の垂壁で遊びたかったようだが、速度が出ないのです。

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かなり下って登山道が出るくらいで、ようやく溝が低くなりまともな滑りができるようになった。シール登高のスキーヤーに向かってこれみよがしにファンテレターンを決める。Aたさんもぎゃりぎゃり飛ばす。

13:58 ブル道に立つ。後はこのままターミナルまでゆるゆると滑るのみ。

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14:09 ターミナル着。無事に帰ってきたぜ、イエイ。時間があるのでターミナル南斜面を勧めてみたが、腹八分目で留めておくべきということで終了となった。欲張って怪我をするというのはよくあることなので。14:20のバスにはすんでのところで締め切られてしまった。次発は15時である。

ターミナルですることと言えば、食事をするか酒を飲むか試食する?かなのだが、いずれもやりたくない。やまやろうはトイレのついでに立山自然保護センターに行って、ライチョウの目撃情報を伝えた。何羽か見たが、最も近くで見た一ノ越山荘直下のつがいを記録した。申請すると観察記念のシールがもらえるよ。

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15時前にバスが発車する。バス待ちの間に、日が差してきたのだよ。うらめしい青空、半日遅い!立山駅からは、Aたさんを先導して魚津まで。海の駅で土産を買い込み、立山酒店で銀盤の一升瓶を買う。これから長野の友人宅までAたさんは移動するのだ。

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本日の軌跡。行動時間4時間45分、距離8km、工程差337m。





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Last updated  2015/06/07 07:26:26 AM


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