競合のやり直しを皇太后に提案したハン尚宮(サングン)。 さらに、自分が勝った場合には、事態収拾のため全権を与えてくれるよう申し出る。
賛同する皇后を見、皇太后はしっかりした意見をもつ皇后に、今後の采配を委ねることに。
皇太后さまは、なかなかの人物ですね。たいてい、自分の持つ権力を他に譲ろうとせず、しがみつくため、後輩は困るものですが。。
皇后さまが尚宮全員を招集すると聞いて、チェ尚宮たち造反組は、ようやく自分たちの要求が通ったと思い込み、場に臨むが、皇太后から皇后の命令に従うようにと説明され、皇后は今回の造反を厳しく叱責する。
ただし、競い合いはチェ尚宮、ハン尚宮のみでやり直すよう指令が出る。
再競合の課題は「炊飯」。各厨房の尚宮(サングン)たちが試食し、多数決で決めることになる。
しかも、材料や道具は全く同じ、前回の誘拐騒動のような事件にならないように、この場ですぐ行うという皇后の提案は、よく考えられたものですね。
クミョンは炊飯の秘技をチェ尚宮(サングン)に伝える。機転のきく弟子です。
それぞれが炊き上がったご飯を、青磁と真鍮の器によそい、尚宮たちが試食をすると。。
皇后に感想を聞かれ、数名の尚宮は青磁の器が美味しいと述べた。それはチェ尚宮が炊いたご飯だった。
何か工夫があるのか、と問われ「蓋の上に重しを置き、蓋の縁には練ったご飯を塗りつけて(密閉する工夫)炊くとふっくらと炊き上がります。」と得意げに答えます。クミョンが考え出した技のようです。
しかし、全部の尚宮たちの評価は、真鍮のご飯が圧倒的に美味しいとの判定が。。
固めに炊いたご飯が好きな者、柔らかめに炊いたのが好きな者、それぞれの好みにあったご飯が、真鍮の器つまりハン尚宮が炊いたご飯に軍配があがったのでした。
柔らかめと固めが混在するご飯??不思議がる皇后に、ハン尚宮が答えます。
「炊くときに、端に器を入れて炊くと、その周りのお米は硬めに、真ん中は普通、反対側の端のお米は柔らかめに炊き上がります。王様と皇后様のご飯の固さのお好みが違うので、工夫いたしました。」
「それで2日おきに私ごのみのご飯が食べられるのね。でも、多くの尚宮たちの好みがどうしてわかるの?」と皇后。
「幼い頃より宮中で共に暮らしてきた仲間ですから、(ご飯の固さの)好みもわかっております。」
はっとした顔の尚宮たち。感服した顔の皇后は「ハン尚宮をスラッカンの最高尚宮に任命する。私は全権をハン尚宮に与える。ハン尚宮の命令は私の命令と思いなさい。女官長も当分の間、スラッカンに関与してはならない!」と言い渡す。
晴れて最高尚宮になったハン尚宮。喜ぶチャングムとヨンセン。
一方敗れたチェ尚宮は、怒りが納まらない。「今に見ておれ。私の代で一族の名誉と伝統を汚すわけにいかない。絶対に!!!」
母の日誌から、甘酢の存在を知ったチャングムは、母の友人に宛てた手紙を甘酢の瓶に隠し入れる。
チョンホは極秘にすすめている横領疑惑調査のため、内禁衛(ネグミ)から司憲府(サホンブ)に異動。さらなる調査のため、チョンホはハン尚宮(サングン)にあるお願いをする。
チェ尚宮は自らスラッカンを去ることをハン尚宮に願い出る。ただし、クミョンだけはスラッカンに残してほしい、才能のある子だから、と頼み込む。
新しい最高尚宮(チェゴサングン)が正式に発表となり、尚宮たちは自分たちの処分がどうなるか、戦々恐々としていた。
ハン最高尚宮は、チェ尚宮の異動と彼女と交替になる女官の異動を言い渡し、他の尚宮たちの処遇を全員留任という温情発表をする。ただ、これまで廃止となっていた「出納係り」を復活し、その役目をチャングムにまかせると言う。食材の出入りをきちんと整理することが目的だったが、各部署の尚宮たちは余った食材を自分たちの自由に使っていたらしく、当面横流しをやめようと画策する。
チャングムらの努力で、この「横流し」の件が明らかになり、長官も激怒する。
尚宮らの話では、これらは慣行になっていて、前任者から引き継いだものだと言う。
留任だったのは、こういう裏があったのか、と尚宮たち。
批判する女官長に「女官長さま。お逃げになっては困ります。これまでの付け届けや宴席など、どうやって私たちが工面したか、知らないはずはないでしょう。」と抗議する尚宮たち。
チェ・パンスルやオギョモも、ハン最高尚宮のためにこれまでのように「甘い汁」を吸うことができないことを悟る。
チェ尚宮もチャングムの「出納係」が何を調べているのか知るために、ヨンノを使ってチャングムの筆記している書き物を持ってくるよう命じる。
チャングムが席をはずしていた間に、ヨンノが全部持ち帰ってしまった。
何度もピンチになるチャングム!いい加減もっと慎重に事を運べばよいものを。無防備にも誰でも見つけることができる机の下に書類を置いておくなんて。。。
しかも書類の間には、お母さんからの日誌がはさんであった。
書類を調べるチェ尚宮。とうとうその日誌を見つけ、不審げに読みすすめていく。
チャングム、ピ~~~~ンチ!!とうとうチャングムの素性が明らかになってしまうのでしょうか!!
「宮廷女官チャングムの誓い」第34話(… 2006.06.27
「宮廷女官チャングムの誓い」第34話(前… 2006.06.27
「宮廷女官チャングムの誓い」第33話。。 2006.06.18 コメント(2)
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