ついに互いの素性を知ったチャングムとハン最高尚宮(チェゴサングン)。
胸のうちに秘めていた思いを語り合い、喜びの涙にむせぶ。
ハン最高尚宮:
「水」を持っておいでと言ったとき、お前が話してくれた母がミョンイだったのね。
黄砂のとき、湯を沸かして消毒するとよいと教えてくれた母がミョンイだったのね。
王様に話した野いちごを口にして亡くなったあなたの母こそが、ミョンイだったの。。
チャングム:
最高尚宮さまの幼い頃、男に襲われそうになったとき助けた親友とは、母のことだったのですね。
最高尚宮さまから私がいただいた包丁、その親友の使っていた包丁こそ、私の母の包丁だったのですね。
今まで繋がらなかった事柄が、次々と明らかになっていく。
最高尚宮は、
ミョンイは先の王のおばあさまの祝いの膳の料理に、チェ尚宮が何かを入れたことを目撃し、尚宮に報告したこと、
チェ尚宮の密告によってミョンイにあらぬ疑いがかけられ、暗殺され(かけ)たこと、
自分にも身の危険を感じ、怖くなったので彼女を助けることができず、毒薬に中和剤を入れることしかできなかったこと、
長く安否がわからなかったのに、役人に捕らえられた夫を追って、私の前に突然現れ、チェパンスルの屋敷に捕らえられたため、わざと役所に通報してミョンイを守ったはずなのに、その後の行くえがわからなかったこと、
をチャングムに話す。
チャングムは役人たちに捕らえられたが、逆に守られながら山道を歩いていたら、多数の何者かに一行が襲われ、母は自分をかばって矢に当たり、命を落としたのだと話す。
母の日記がどうしても見つからないとチャングムが言うと、最高尚宮がそれは私が持っている、ヨンノが拾ったと言い張ったと答え、二人は、チェ尚宮たちも自分たちの素性を知ったのではないかと考える。
こうしてチャングムは、かつて自分と母ミョンイの命を狙った人物がチェ一族であると確信する。
チャングムが隠していたミョンイの手紙も盗まれており、チェ尚宮(サングン)の手に渡ったと察したハン最高尚宮(チェゴサングン)。チャングムをチェ一族から守るため、先手を打つ。
まず最高尚宮は、日記の件でヨンノを問い詰めるがシラをきりとおされたため、蔵に閉じ込める。だが逆に、チェ一族に事が発覚したことを知らせることになってしまい、チャングムの命がねらわれると危機感をもつ。
そこで、最高尚宮はチェ尚宮、クミョン、ヨンノをタイヘイ館に派遣し、実家への出入りをも禁止する。
スラッカンから追い出される形になった3人。チェサングン、クミョンは呆然、ヨンノは号泣する。
一方、内禁衛(ネグミ)に戻り、異国の密偵の動向を探るため地方に派遣されたチョンホ。
しかしそれは表向きの処遇で、実際はトックの家に潜伏しオ・ギョモ一派の調査を続けていた。チャングムは亡き両親の真実をすべて話し、その無実を晴らす手助けをチョンホに頼む。
トックは妻からくすねた酒をチョンホと飲み交わすうち、例のノリゲ(チョンホが悪者と剣で戦い命にかかわる大ケガをしたとき、助けてくれた女性が落としていったもの)の持ち主が未だに分からないのならば、私が探してさしあげましょうと言うが、妻に見つかり、事情を知らない妻に酒の代金としてノリゲを取り上げられてしまう。
またトックの妻は、チョンホと仲むつまじくしているチャングムに、「お前は女官なんだよ。わかっているね。」と念を押す。
その頃、中宗は療養のため宮中を出て温泉に行くことになり、水剌間(スラッカン)も同行することに。
その湯治場はハン最高尚宮(チェゴサングン)が自ら推薦した場所で、チャングムにもゆかりのある場所だった。
ハン最高尚宮(チェゴサングン)らの外出を知ったチェ尚宮(サングン)は、さっそく手を打ち、二人を亡き者にしようと企てる。
美味しい鴨が手に入るというこの村で、王の健康によい料理を作るため、ミン尚宮は野菜類を、チャングムは鴨を調達する。
王も温泉で療養し、鴨料理に舌鼓を打つ。ハン最高尚宮に「この地を推薦したのには、こういう理由があったのだな。」と誉める。
ハン最高尚宮はチャングムを連れ出し、「この地を選んだのにはもう一つ理由があるの。」と1軒の家(無人で誰もいいない)に行く。
そこは、チャングムの母ミョンイの実家だった。
3年前までミョンイの父が存命で、ハン最高尚宮はこれまでミョンイを想い、ミョンイの代わりにこの父に米などを渡してきたが、貧しさのために娘を女官として宮廷に差し出したことを悔やみ、一度もその米を口にすることはなかった、と話す。
幼かった頃の母を想い、実家をあちこち見て回るチャングム。 再び互いに胸が詰まり、抱き合う二人。
帰り道、急に数人の暴漢に襲われそうになるが、チャンホが根回ししておいた彼の部下の副官が窮地を助けてくれる。横やりが入ったことで、チャングムの周辺にはネグミから護衛までついていると知ったチェ尚宮は、自分の過去の悪事がそのうち暴かれ、命を取られることになるかもしれない、とあせる。
一方初めての温泉に入ってみたい、ミン尚宮とヨンセン。。足だけつけてみようということになり、暗闇の中、こっそりと温泉場へ。
ヨンセンは、来られなかったチャンイとヨンノに温泉の湯を小瓶に詰めておみやげにする。ミン尚宮はあわててしまい、なかなか靴下が脱げず、やっと脱いで足を湯につけたところに物音がして、あわてて裸足のまま逃げ出し、ケガをしてしまう。
長官から「もう一度鴨料理を食べたいと王のおおせだ。」と知らせが入り、再び材料を揃えるチャングム。
温泉療養も終わり、一行が宮殿に戻ったところに、知らせが入る。。
なんと、王が突然倒れたということだった。
*******************************************
今回のエピソードで、ハン最高尚宮とチャングムが、最も近い関係でいながら、互いにミョンイのことを知らなかった事実が明らかになった・
長い長いお話の中、ようやく互いを知る事になった二人。あふれる涙は本当に美しかったですね。
チャングムの命が危ないと知り、すぐにチェ尚宮たちをスラッカンから追い出したハン最高尚宮の決断は、素晴らしかったですね。
ただ、追い詰めすぎると怨念が募り、恨みが増すことにならなければいいんですけれど。。。
久しぶりに料理の手さばきの場面があって、なかなか圧巻でしたね。
とても最高尚宮の手と思えないほど、ふくよかで料理上手の丸い手でした。
王が倒れたことで、次週はチャングムたちがピンチに。。
これから見逃せない回が続きます。。。
「宮廷女官チャングムの誓い」第34話(… 2006.06.27
「宮廷女官チャングムの誓い」第34話(前… 2006.06.27
「宮廷女官チャングムの誓い」第33話。。 2006.06.18 コメント(2)
PR
Calendar
Category
Comments
Keyword Search