広島カープ考察

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2024.01.01
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カテゴリ: 海外リーグ野球


『進まない国内環境』

 それでは引き続き、どこに問題があるのかを個人的な意見として書いてみたいと思います。
前回の問題点として「プロ野球リーグの存在がない」という点を挙げさせていただきましたが、では何故プロ野球リーグの創設が高まらないのかがポイントとなるのではないでしょうか。
その理由として挙がるのは以前の久保投手の​ インタビュー ​にあった「身近に野球をやっている人がいない」という部分にあると語っていますが、この部分に関して個人的な解釈を書いてみたいと思います。

 まず久保投手のインタビューの通り、「欧州では少しでも野球の上手い子がいると皆アメリカに引っ張られてしまう」とあります。
私自身もこの部分に関しては同意で、やはり野球に興味を持ってもらうには高いレベルの選手が国内でプレーして間近で触れてもらう事が一番重要なのではないでしょうか。
しかしながら以前の記事の通り、欧州にはプロ野球リーグがないので現状はアメリカの大学やMLB、アメリカの独立リーグへと渡ってしまうのが現状となっています。
鶏(プロ野球リーグ)が先か卵(国内トップ選手)が先かといった話になりますが、この部分に大きな問題があると思います。
憧れる場所がない上に高いレベルの選手を間近で見られる機会がないので当然ながら国内野球環境(野球用具店、スポーツ施設と言った選手育成施設や野球動作指導専門家等)の発展も生まれ難いですし、競技人口も中々増え難い上に指導する側も需要が生まれないので育成施設なども誕生しにくく、選手育成にも影を落としてしまいます。
現に久保投手のインタビューでは「彼らも上手くなりたいんだけど、やり方が分からない」と語っており、選手育成の指導面の整備も進んでいない事を窺わせます。
ただ厳密に言えば欧州では国内リーグでプレーしている選手達が子供を指導をしているだけに、その面では日本よりも優れているものの、彼らはプロ野球選手ではないので憧れの存在という位置づけにはならないのではないでしょうか。
更に久保投手から見ても指導する側に選手育成のノウハウがあるわけではないだけに、その利点も薄いものとなっています。
東南アジアで野球普及活動をされている野中寿人氏は「野球途上国には選手を指導できるような適切な指導者がいない」と常々ブログにて発信されていますが、久保投手の話を聞く限りですとこの部分も欧州とて例外ではないのでしょう。

 また、久保投手は更に踏み込んで「どれだけ国内で良い選手が出てきてもMLBがお金で引っ張っていってしまう。世界の良い選手を囲いたいんでしょうけど、そこから変えていかないと難しい」と語っていますが、個人的にはMLBに挑戦しようする考えは別に悪いものではないと思います。
ただし、 それは日本や韓国、台湾、中南米諸国などもう既にある程度野球が根付いて地盤がしっかりしている国の場合 だと考えており、逆に まだ国内の野球環境がしっかりしていない国の場合ならば反対 です。
まだまだ貧しい国が多いアフリカ地域ならばともかく、その段階の国の場合はまず野球を認知してもらい、競技人口は勿論ですがプレーしていない人々にも関心を持ってもらうなどMLB云々よりもまず国内野球環境の整備や発展が先でしょう。
ある程度しっかりとした地盤が整い、プロ野球リーグなどで野球の発展・振興ができたところでようやくMLBを意識すべきであり、 物事は一段飛ばしで事を進めても上手くはいかない のではないでしょうか。
花で例えるならばまず種を植えて芽が出てきて水をやって花を咲かせた後、その花が子孫を残して周囲へ広がっていき、花も増えていくでしょう。
ところが今の状況は芽が出てきたところでその芽を摘んで別の場所へ持って行ってしまっており、当然ながらその地で広がっていきませんね。

 結局その部分が不十分な段階で仮にMLBに昇格して主力選手になったとしても自国民からしてみれば久保投手の言うように「最高峰のMLBでプレーしてるけど、あまり知らないスポーツで殆ど誰かも分からないな…」となってしまうのではないでしょうか。
現にドイツにはマックス・ケプラー内野手というアメリカ、カナダ、メキシコ、ドミニカ共和国、ベネズエラ、プエルトリコ、キューバといったアメリカ大陸の野球強豪国以外で2番目のシーズン本塁打数(36本塁打)を記録した正にスターと言える選手がいるものの、あまり話題になっていないのも国内で野球が身近な存在になってないからではないでしょうか。






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最終更新日  2024.01.01 22:14:08
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