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昨日は電車の中で、2つの印象的な場面に出会いました。
1.朝。
土曜日だけど、ほどほどに混んだ電車に乗り込みました。
ふと見ると、一人の男性が寝ています。
と言っても、座ってうとうと。。。なんてものではなく、
座席の上に全身で寝そべって、ぐーぐーいびきまでかいて・・・
立っている人たちは、みんな白い目。
こんなに堂々と、寝込んでいる人を初めて見ました。。。
結局、終点までそのままぐっすり。
2.夕方。
帰りの山手線は、もっと混んでいました。
乗り込んだ駅が新宿ということもあって、押し合いへし合い。
私もやっと乗ったところ、前も後ろも人とぴったりくっついた状態に。
真後ろに、背の高い男性がいるのは、何となく分かっていました。
しばらくして、斜め後ろくらいから「つんつん。」と腕をつつかれました。
振り返ると、別の30代くらいの男性が、「こちら、空いてますよ」と。
何のことか分からず、そちらを見てみると、座席はもちろん、空いていない。
でも、少しだけ立てるスペースが空いていました。
言われるままにそちらに移動してから、はっと気づきました。
もしかして、いや、多分、痴漢。
私の真後ろにいた人が、そうだったみたい。
「みたい」って、当事者が分かってないのもヘンだけど、横にいた人には
分かったのかもしれない。
これに気づいてから、そのスペースを作って、誘導してくれた人に、
ちゃんとお礼をしなかった自分を悔やみました。。。
電車に揺られながら、
どうしよう、でも急に振り返って言うのもヘンだし。。。
まだその痴漢かもしれない人も、そこにいるし。。。
と、しばし悶々。
そうこうするうちに、私の降りる駅に。
たまたま、助けてくれた人も同じ駅で降りる様子。
声をかけようか・・・と、降りながら後ろから見ていたわたしに気づいて、
「ごめんなさいね。ちょっとあやしかったから。」
と小さな優しい声で言って下さいました。
混み合う電車中、痴漢かも。でも違うかも。と分からない状態。
そこで、私のために避難場所を作り、声をかけ、誘導するのは、
勇気がいっただろう・・・
わたしだったら、どこまでできるかな・・・