PR
キーワードサーチ
カレンダー
コメント新着
脳と気持ちの整理術(意欲・実行・解決力を高める)
という築山 節さんの本を読んでいます。
目の前に難しい問題があって、不安になっているとき、どうやって前向きさを取り戻していけばいいか?
やらなければならないことがありすぎるときに思考をどう整理すれば良いか。
良いアイディアが出ないとき、欠けている物は何か?
自分を理性的にコントロールするためには何が大切か?
そんなことを作者なりの考え方で示してくれている本です。
「やる気を失いやすい脳にやる気を持たせるために、意識的に良い刺激を与えていくや忘れやすい脳に情報をしっかり覚えさせるために少し工夫をする。」
ちょっとぼけが入ってるといわれるくらい天然な私のために書いてくれている気がして思わず手に取っちゃいました。笑
意欲を高めるための基本原則は
*欲
*好き・嫌い
*ほどよい刺激
脳を刺激することによってこのどれかを高めることなのだそうです。
この中からちょっと興味のある文章があったのでご紹介しますね。
☆「出来ること」が増えると「好き」になる
人が何かを好きになっていくときのプロセスをわかりやすく示していてくれるのは、子供の例です。
たとえば、算数が全く出来ない子供にとって、その授業中は苦痛でしかありません。
先生が黒板に書いている問題の中にも、机の上に広げられている教科書やドリルの中にも、自分が「できること」「自信があること」が何もないからです。
そういう「出来ないこと」にいつまでも向き合わされていると、子供の脳は動かなくなってきます。目の輝きがうしなわれ、ここから逃げ出したいとしか思わなくなってくる。
こうなっているときに、「おもちゃを買ってあげるよ」などと、目の前にご褒美をぶら下げても無駄でしょう。
「出来ないこと」に対する意欲は起こしようがないのです。
しかし、そう言う子供を親や学校の先生が放課後などに上手に指導してあげて、「出来ること」をまず一つ作ってあげる。
そうするとその子の脳は、算数の授業中、ともかくその「できること」をやろうとして、動くようになります。
自分の力で問題が解けたという成功体験は、脳に快の刺激をもたらしますから、もっと問題をときたくなる(快・不快の判断に深く関わっているのは、扁桃体という器官です。)
成功体験を積み重ねながら、同じ種類の問題を繰り返し解いていくうちに、そのことに関する脳内のネットワークが強化されます。
もっと速く、確実に解けるようになるわけです。
と、同時に、脳が次の段階に成長する準備が整う。
ここでまた親や学校の先生が上手く導いてあげて、もう一つ「出来ること」を作ってあげると、算数の授業中、子供の脳が動く場面がさらに増えます。目に輝きが出てくる。
成功体験をする機会が増えますから、扁桃体が快と判断する場面も増える。
そうやって、自分が「出来ること」「自信があること」が増えれば増える程脳が動いている時間が長くなり、快の感情が大きくなり、算数の勉強を好きになっていく。
その「好き」という感情が、辛さや大変さを乗り越える意欲を生むのです。
この原則は、当然、大人になってからでも変わりません。
なんだかすごくわかりやすかったです。
つい最近同じような事を思ったことがありました。
自分にとって快な事を重ねていくと、不思議と意欲的に行動出来ることがあるなあ・・と子供を見ていて感じていたのです。
先生の本にはわかりやすく勉強で例を挙げてありましたが、例えばなんでも良いと思うんですよね
自分にとって「快」の感情を高める物を探して「ほどよい興奮」してみましょ
友達との時間 Aug 29, 2009
もう夏も終わりだね。 Aug 27, 2009
いまどきの事情?? Jul 27, 2009