シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2006年11月02日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 どうも必修科目選択問題の解決が大甘採決される見込みのようである。昔からいわれる、「子供を甘やかすと、最後にはその子供に泣かされる羽目になる」という諺を知らないらしい。そもそも、自由な社会では、選択の責任は、本人にあるといわざるをえないだろうし、成人に達していない場合は、保護者にも同等の責任があるといえるだろう。

 大学にいくために、高校教育が疎かで、偏ったものになるのが、良いのだろうか?

 大学4年間では、その影響は目に映らないかもしれないが、それは社会常識やバランスある人格形成という隠れた面で、後々に現れるだろう。

 とりあえず雨が降らないからといって、傘を捨てるのと同じであろう。

 これでは、表面上は大学に入るためという体裁で、高校の教育そのものを、実は嘗めているのである。だから、若者のなかに、潜在的に学科への差別的な偏った価値観を植えつけてしまうだろう。どのような学科でも、同等の真理に到達する上で貴重なものなのである。若者の段階では、より広く学んでおくことが是非とも肝要であるだろう。でないと、もし、大学で専攻した専門分野に進んだとしても、その専門分野を妄信し、自分が社会といかに関わるべきかの視点を失ってしまうことになりかねないのである。自分の専門分野と一定の距離を置くことができなくなるだろう。

 一番の悪い点は、教育は与えてもらうものというような態度を身につけてしまうところである。教育は与えてもらうのではなく、自ら行うものである。学校は、勉強する態度を身につける場でなければおかしい。勉強できる環境にいる有り難さこそ実感すべきものである。戦時中は、学徒動員されていたのである。社会科を学べばわかることだろう。

 国家の教育方針を変える前に、逆に、家庭では、選択の自由を、どういう教育の上におこなってきたのか、保護者も含めて、高校教育に対するリポートを提出していただきたいものである。大学に行くことが全てではない。高校の科目も卒業できずして、大学にいくことほど危ういものはないだろう。そのような教育を行うから、大学生にもなって、一般常識が身についていない者が増加するのである。昨今では、とくに世間的に一流大学といわれる学生に犯罪が多いのはどういうわけなのか?自ら、問うべきである。

 とくに大学のような世間とは隔絶された社会では、極度の狭い価値観が罷り通り、そこに、社会から一種独特の知識の権威機関としてみなされてしまうので、専門馬鹿という、常識知らずや、どちらかというと人間というよりも、専門マシンというような人格の持ち主が多くなってしまうのである。

 高校は高校教育のためにあり、若者の基本の人格形成をつくる教育が求められることはいうまでもないだろう。

 実はこの問題は、高校だけのものではなく、大学にも、特に入試に問題があるといわざるをえない。大学は、高校の教育課程を卒業したと認定される人格の持ち主がいくところだから、大学入試に、その試験がないのが不思議でもある。大学受験の科目を増やすべきだろうし、少なくとも、一流と呼ばれる大学ならば、そうするべきである。どうも、一流私立大学の科目が少ないのは親馬鹿が馬鹿息子を裏口入学させるためなのではないかと勘繰ってしまう。

 広く学んでおけば、専門分野に進んだときに、多くの分野の関連性が洞察できるのである。日本史も世界史も地理も、政治も、経済も全てが、普遍的な原理で統一されるようなイメージがみえてくるのである。その人の1つの人生哲学としての学問が生まれてくるだろう。PhDの意味は、哲学博士なのであろうから。哲学という言葉は「叡智を愛する」ことからきているのであるから。

 好き嫌いをいわずに、満遍なく食するべきであろう。

 精神的に未熟な者が、たとえ外見的に知識で装っても非常に見苦しいものである。偏った土台の上に家を建てるなら、それは将来、その家に生活を蓄積すればするほど、大崩を生じる事故となるだろう。

 実は大人になって勉強すると、若いうちにやっとけばよかったと思うことが頻繁にあるものなのである。そうなってしまったら、後悔先に立たずであろう。





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Last updated  2006年11月02日 13時50分15秒
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