シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2006年12月20日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 人間は、地球紀でのこの鉱物創造を超えて、自らを高め、いつか植物にも働きかけることが可能になると預言されている。鉱物的な振動だけではなく、植物的な振動をも引き起こすことが可能になるという。そうして人間は、植物を出現させ、その次の段階では、感受する存在を語ることにより出現させ、そして、進化の最高の段階では、人間は自らの喉頭によって自分に類似のもの(人間存在)を生み出すという。

 今日、人間は魂の内容のみを言葉によって語ることができるが、最高の段階に進化したその時には自分自身をそっくりそのまま言い表すようになるという。そして、人間が未来において存在を語って出現させるように、人類の先駆者である神々は、今日存在する全てを語って作り出した器官を備えていたという。神々は全ての人間、全ての動物、そしてその他全てを語って生み出したという。これらは全て字義通りの意味で発せられた神々の言葉であるという。神秘学ではその霊的器官を「霊人」と呼んでいる。

 これは聖書にある神はロゴス(言葉を生じる器官)であり、言葉により万物を創造したという意味である。

 鉱物世界は、いわば粗野な波動の世界で、粗野な波動は、緻密な波動から生じる。鉱物創造とは、まだ粗野な波動しか扱えない叡智をいうのだろう。例えば、エネルギーにしても量子単位、つまり塊からでしか取り出せないのである。これは、量子力学でいう観測の問題で、元々の波動関数をそのまま取り出すのではなく、なんらかの観測可能な状態、つまり量子化して取り出すことしかできず、それでは有名なハイゼンベルグの不確定性関係が必然的に生じてしまうのである。

 このエネルギーを量子化した後でしか取り出せないのは、この物質世界が時間に依存する性質からくる。そもそも物体の運動は、時間を超えては生じることができないもので、粗野な概念でこそ可能な意味をもつ。波動が細微になれば(質量はゼロを超え、更にマイナスになると)、時間は光速度になり、波動がマイナス域になると無限大になり、もはや物質世界を超えたものとなることが予想される。ここでいうマイナスの概念は、我々の世界を基準にするから生じる、ある意味時間の反転の概念である。もはや現代科学で論じる意味をもたない。

 聖書の「初めに言葉があった。言葉は神のもとにあった。言葉は神であった。」これは、思弁的な意味での哲学的な言葉ではなく、全く字義通りに行われた神の創造の太古の事実を、ヨハネが提示したものだという。

 そして、その終わりにも言葉がある。言葉の具現が創造であり、人間が未来に置いて生み出すものは、現在言葉であるものが具現化したものであるという。しかし、その時には、もはや人間は今日のような物質的形態ではなく、人間が土星上でとっていたような形態、火の実質にまで進歩しているという。このように宇宙進化の始まりにおける創造的な力は宇宙進化の終わりにおける我々人間自身の創造する力と結びついているという。

 言葉の受肉(言葉の発音、空気中の波動)=聖霊(父、子)

 これを量子場の理論で用いられる、波動関数の変換の数式のδx=1+△xで表すと、δx(1、△x)となり、
 無限小で、δx=△xならば、
聖霊(父、子)=δx(1、△x)=δx(1、δx(1、△x))=δx(1、δx(1、δx(1、△x)))=…
と波動のフラクタル構造が現れてくる。
言葉の受肉=空気中の波動という波動変換で、同等ならば、聖霊=子となり、
つまり、聖霊(父、子)=聖霊(父、聖霊(父、子))=聖霊(父、聖霊(父、聖霊(父、子)))=…
という言葉の波動のフラクタル構造が表れてくる。

 今日の全てを宇宙の中に言葉で出現させた存在は、人間の偉大な模範であり見本であるという。この存在は、宇宙に土星、太陽、月、地球(地球は前期が火星、後期が水星)、木星、金星を出現させたという。この七つの星が暗示するのは、人間がどの程度まで進化できる存在なのかを表す記号であるという。

 火の実質の中に、この惑星(地球)は最後に再び現れ、人間はこの火の実質の中で創造的に語ることができるようになるという。これが口から突き出ている火の剣の意味だという。全ては火のようになり、従って、両足も溶けた青銅(鉱物)になるという。このように見事に印象深く、進化の意味がこの記号(しるし)に表されているという。

 今日の人間を動物と比較すると、その違いは「人間は個々人として、個々の動物が自らのうちにもたないものを、自らのうちにもっている」というべき自我を人間はもっている。人間は個人の魂(自我)を持ち、動物は集合魂(集合自我)を持つという。人間1人が1つの動物の属全体にあたるという。

 例えば、全てのライオンは共通で1つの集合魂を持ち、この集合自我は、人間自我と全く同じで、ただ集合自我は物質界にまでは下降していないという。それ故、動物は鉱物の創造活動を行えない。鉱物世界のなかに沈潜し思考する自我の存在ではない。動物の自我はアストラル界に見出されるという。





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Last updated  2006年12月20日 20時56分50秒
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