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成田→コナ→ホノルル で帰ってきました。ホノルル空港に到着し、荷物をまとめて飛行機から出てきたところで客室乗務員2人と年を取った女性のお客様が話をしていました。で、そこを通り過ぎようとすると、、、、私 「お疲れ様でした~、また次回よろしくおねがいしま~す。」 ヽ(´ー`)ノ 客室乗務員 「あ、お疲れ様でした、、、、shipさん、ちょっとこちらへ、、、」 (´ー`)私 (゚Д゚;)「‥‥‥」 (何かクレームかな?)客乗 「あの、この女性の方がお礼を言いたいと、、、、」私 「私に? 何のでしょ?」女性 「いつも国内線に乗ったときなんか、乗り心地が悪かったり、耳がツンなったりで気分が悪くなるのですが、今日のフライトは地上での移動もフライトも、とっても快適で乗り物酔いもなかったし、耳もツンとならなかったし、着陸もスムーズで、こんなすがすがしい気持ちでハワイに到着できるなんて思ってもいなかったので、今日のクルーの皆様に感謝しています。 乗り込む前までは、長距離のフライトだしきっと気分が悪くなるんだろうな、って思っていたんですよ。」私 「それは、それは、ご丁寧にありがとうございます。これからも快適なフライトが出来るように心がけます。感謝の言葉を機長とエンジニアにも伝えておきます。」と答えたのですが、、、、、経路上で揺れなかったのは、気象状態が良かったおかげ。。。耳がツンとならなかったのは、フライトエンジニアの与圧の調整が上手だったから。。。。着陸がスムーズだったのは、たまたまコンディションがよかったからで。。。このお客様がラッキーだっただけのような気がするのですが、、、、もちろんフライトの度に「安全性」を確保した上で、「快適性」と「経済性」を追求し、より快適で経済的なフライトを心がけているものの、毎回同じ経路、同じ目的地で長時間のフライトをしていると、たま~にですが、その単調さと疲れから集中力が低下し少しばかり「快適性」をないがしろにしてしまうことがあります。あくまでも私の場合ですが、、、、そんな中で、こうやってお客様から感謝の言葉をいただくと、改めて「快適性」の大切さを知ることができました。ついつい業務に追われると忘れてしまうことですが、お客様の中には赤ちゃんからお年寄りまで、いろんな方が乗ってらっしゃいます。皆様が安心して快適な空の旅をお楽しみになられるよう、日々心がけていかなければと思った次第です。ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックプロフェッショナルな話題はこちら。↓↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.07.17
2日くらい前に突然、大手に属さない貨物便の航空会社が誕生するというニュースが流れました。一般の方にとっては、航空業界=旅客便というイメージが強く、マスコミに大々的に取り上げられることのなかった地味なニュースなのですが、これって日本の航空業界にとっては結構大きなニュースです。旅客便に比べ社会情勢や景気に左右される部分が少ないし、旅客便に比べて大量に輸送することができるし、実は貨物便って航空会社にとって安定して儲かる、いわゆるおいしいビジネスなんです。ただ、輸送している製品や部品の製造ラインが縮小されたりして減便になったりすることがたまにありますが、、、今後の中国を含む東南アジアの物流を考えるとANAにとって、こんなおいしいビジネスチャンスはありません。「自社で貨物便を運航できる能力があるのに、わざわざ他社に業務支援して儲けさせることなんかない。」っていうのが本音のところかもしれません。「ANAとNCAはライバル関係になる」(by ANA広報室)と言ってることですし。。。これにより航空貨物便はJAL CARGOANA CARGONIPPON CARGOの3社体制となり、貨物分野において激しい競争が繰り広げられることが予想されます。はたして我々(パイロット)にとってどのような影響が及ぶのか分かりませんが、しばらくその動向に注目したいと思います。ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックもっとプロフェッショナルな話題はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.07.16
昨日のアドバンストレーニングで一緒に訓練したキャプテンの話なのですが。。。なんと元アメリカ海兵隊FA-18のパイロットだそうで、海軍士官学校出身で、卒業後海兵隊幹部学校にまで卒業し、ファイターウェポンスクール(映画「トップガン」で有名な)を卒業したスーパーエリートパイロットなんだそうですが。。。。どうも彼と話をしていても、、、、なんて言うか、、、話のピントがずれてるというか、、、、ちょっとボケてるというか、、、、、天然というか、、、恐らく私の会話のレベルが低すぎて、彼がついてこれないのだと思うのですが、会話が成り立たないんです。。。(´・ω・`)ショボーン以前、航空自衛隊のアグレッサー(戦闘機の教官)パイロットから「戦闘機にず~っと乗っていると、G(重力加重)で脳内の細胞と毛細血管が切れてバカになる。」というお話を伺ったことがあるのですが、、、、(もちろん、彼の冗談だと思いますが)今回、このエリートキャプテンと会話をしていて、その話を思い出してしまいました。。。。
2005.07.15
今日は、今年から新たに追加された「アドバンストレーニング」というものに行ってきました。何がアドバンスなのか?(゚Д゚)よく分からないのですが、とりあえず気象状態が悪いなかで他の航空機と空中衝突しそうになったり、エンジンが同時に2つ停止したり、山(障害物)に衝突しそうになったりと、2時間ず~っとアドレナリン分泌しまくりです。普段の半年に1回の定期訓練よりも倍くらい条件が厳しいというところが、アドバンスなのでしょう。とにかく墜落せずに無事終了してよかったです。けど、、、訓練所でアドバンスって聞くたびに、これを思い出すのは私だけでしょうか??ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックもっとプロフェッショナルな話題はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.07.14
ホノルル→成田→バス移動→都内ホテルに到着しました。ホテルにチェックインしてメールをチェックしたところ、楽天から200000ヒットの連絡メールが、、、*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:* ミ ☆最近は不定期掲載になって、若干手抜きになっている日記が20万ヒットとは、、、自分でも驚きです。これも毎日読んでくださる皆様のおかげですm(_ _)m 「ありがとうございます」20万ヒットというキリのいいアクセス数と、もうすぐ開設1年という節目を迎えるにあたって、ちょっとモチベーションが上がったのでこのあたりでちょっと日記の雰囲気を変えて見ようかな?なんて思っています。期待しないで待っていてください!明日はシミュレーター訓練です、またいい汗かけるかな?ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックもっとプロフェッショナルな話題はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.07.13
成田→コナ→ホノルル で帰ってきました。コナに向かうフライト中、離陸後2時間くらいで客室乗務員からインターフォンがはいりました。。。チーフパーサー 「トイレで誰かが喫煙したようです、注意喚起のアナウンス入れておきます」 (`・ω・´) 機長 「はい、お願いします」離陸後2時間くらいというと、、、、食事が終了し、おなかも満腹になり、アルコールもちょっと入って、タバコを吸いたくなるんだろうなーなんて暢気に考えていたのですが、、、その30分後、、、、チーフ 「また別なトイレで喫煙の形跡が見つかりました、再度注意喚起のアナウンスをしておきます。」 (`・ω・´) 機長 「よろしくお願いします。」 (-.-#)さすがに、乗務員一同むっとしていました。。。で、、、、その1時間後、、、、チーフ 「また別なトイレで喫煙の跡が見つかりました」(-.-#)コックピット一同 工エエェェ(´д`)ェェエエ工今回ばかりは、機長を含め一同怒り心頭、、、、、どうやらチーフパーサの注意喚起のアナウンスは一部のお客様には伝わっていない模様。。。。万が一、太平洋の真ん中でタバコの煙により火災が発生したらどうするのか?その人たちは、まったく考えていないのでしょう。1人の人間のタバコを吸いたいという「小さな欲望」のために、他の500人に緊急着陸などの迷惑がかかってもいいのか?機内での小さな火災が原因で飛行機が墜落するかもしれないということを考えていないのか?タバコを吸った犯人をとっ捕まえて、説教をしたい心境でした。。。。結局、その後のアナウンスで「次回、機内におきまして吸殻を発見した場合は最寄の飛行場に緊急着陸し、当事者を探し出します。」と言ったところ、ピタッと喫煙が無くなりました。。。愛煙家の皆様、、、、長時間の飛行機の旅、辛いと思いますが、どうか機内での喫煙はご遠慮ください。。。太平洋のど真ん中の小さな島に緊急着陸なんて嫌でしょ?ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックプロフェッショナルな話題はこちら。↓↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.07.11
成田に到着しました。また機長の年一回の定期検定のお付き合い、、、、自分のチェックでは無いのですが、試験官が後ろにいるとやっぱり気を使いました。。。。まー何事も無く無事終わったので、よかったです。明日は成田→コナ→ホノルルの長い一日です。(´・ω・`)
2005.07.09
一週間ぶりに帰ってきました。出発時の関西空港ではグランドスタッフの方々が「七夕」ということで浴衣で働いていました。これが、サウスウェストエアラインならパイロットも平気で浴衣を着てフライトバッグを持ってターミナルを歩くんだろうな、、、、などとくだらないことを考えながら飛行機に向かいました。。。フライトは夏休みが近いから?なのかほぼ満席、大きな揺れもなく、夜空が綺麗で7時間40分かけて天の川を渡ったちょっとロマンチックなフライトでした。 (´ー`)ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックプロフェッショナルな話題はこちら。↓↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.07.07
昨日、シドニー→関空 9時間でした。赤道付近(北緯10度~南緯10度くらい)って年中天気が悪く、40000ftを超えるかなり発達した積乱雲がいつも壁のように立ちはだかり、避けて飛ぶのに毎回苦労しているのですが、なぜか昨日に限っては全く雲が無いそれも我々の飛ぶ経路だけヽ(´ー`)ノ シドニーから関空まで一度も雲のために経路を逸脱することなく、気流も安定してまったく揺れなかったし、、、これってとっても珍しいことだと思います。オーストラリアでも天気が良かったし。。。ひょっとして、、、コックピットにいる3人のうち誰かが超晴れ男? なんにしても快適なフライトでよかったです。今日は夜ホノルルに向け出発します。ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックもっとプロフェッショナルな話題はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.07.06
シドニーに到着しました。朝からブリスベン→シドニーのオーストラリア国内線を飛んできました。こちらは冬の気配が感じられます。朝晩は冷え込んで気温が10度、、、、寒い!(((゚Д゚)))それでも日中は20度近くまで気温があがって、快適です。さて、、、気晴らしにシドニーパークまでジョギングでも行ってこようかな?ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックもっとプロフェッショナルな話題はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.07.04
昨日、関空に到着しました。日本に差し掛かるまで全然揺れない快適なフライトだったのですが、、、成田の東洋上300kmあたりから結構な揺れが続きました。無線を聞いていると、アメリカ本土から北周りで日本にやってくる航空機も同じような揺れに遭遇している模様、うちも上昇したり降下したりと高度を変更してみましたがどこも同じ。。。結局、キャビンでのサービスは不可能と判断し、シートベルト着用サインを30分間点灯させました。客室乗務員の方は到着前のサービスや入国手続きの説明など忙しい時期にサインが点灯したので、その後大変そうでした。事前に揺れるという情報が入っていれば、キャビンも余裕を持って準備できるのですが、昨日はまったくそんな情報も無く、、、、ってちょっと言い訳今夜はブリスベンに向け出発です。ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックもっとプロフェッショナルな話題はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.07.02
ネットで制服競売、日航系派遣会社の元女社員を逮捕というニュースが昨日流れていました。ネットオークションの世界では一部マニアの間で航空会社の制服というのが結構高値で取引されているようで、容疑者はお金欲しさに制服を売ったということなのです。近年、日本の航空会社は人件費削減の為に子会社や孫会社で人材派遣会社を作り、そこからの派遣社員ということで低賃金でグランドスタッフやオペレーションスタッフを雇っています。具体的な彼らの賃金は知る由もありませんが、聞いたところによると都内での1人暮らしが厳しいくらいの給料しかもらえないそうで、、、、最初のうちは、大手航空会社のブランドを装って働くことができるのでモチベーションも高いのですが、、、そのうち本社正社員との給料(待遇)の大きな違いに気づく ↓モチベーションの低下 ↓モラルの低下 ↓犯罪の発生という図式が成り立つわけです。実際、今回の犯行の動機は「小遣い銭が欲しかった」 by 王村泰子容疑者(25)決して横領(犯罪行為)を支持するわけでは無いのですが、彼女には少し同情しするのですが、、、、しかしながら制服を悪用すれば、容易にもっと凶悪な犯罪を実行することができ得るわけで、彼女のやったことは航空業界全体の安全確立のためには決して認められないことです。しかし航空会社も人件費削減以外のところでもっと企業努力を行ってもらいたいものです、そうしないと従業員のモラルは下がる一方ですから。。。ひょっとしたら一連の不具合運航の要因もこういったところ根付いているのでは?ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックプロフェッショナルな話題はこちら。↓↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.06.30
とあるサイトで安全に飛行機旅行をするための10条というのがあったので、紹介しておきます。結構参考になります。1 直行便を選ぶ事故の多くは離着陸に起こります、直行便を選んで乗り継ぎを少なくすれば事故にあう確立は格段に減ります。2 大型機を選ぶ 現在30席以上の旅客機は製造過程で厳しい基準が設けられております、また大型機の方が過去のデータから判断するに生存確率が高いようです。3 フライト前のブリーフィングを良く聞くビデオ等で放送される飛行前のブリーフィングに注意を払い、非常口、救命胴衣の位置を確実に把握しておきましょう。4 重いものを頭上に収納しない飛行機が揺れる際、頭上の収納スペースの扉が重さに耐え切れず開くことがあります、重いものは極力入れないようにしましょう。5 着席中はシートベルトを締める不測の事態、揺れに備え着席中は常にシートベルトを締めておきましょう。6 客室乗務員の言うことを良く聞く客室乗務員の乗務する主たる目的は安全です、言われた指示にはまず従いましょう。7 危険物を機内に持ち込まない常識ですが、可燃物や鋭利なものは安全のため機内にもちこまないようにしましょう。8 客室乗務員に注いでもらう客室乗務員は飛行機が揺れている時も、熱い飲み物を注ぐ事に慣れています。自分で注ごうとせず、客室乗務員に任せましょう。9 飲みすぎ注意飛行機の機内は気圧が低くなっています、よく酔いが回りますのでお酒の量はほどほどにしましょう。10 常に冷静に客室乗務員の指示が出たときなどは、冷静に指示に従いましょう。ね、すべて当たり前のことですが、改めて読むと参考になりませんか?ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックプロフェッショナルな話題はこちら。↓↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.06.27
今日は朝からアメリカのパスポートの申請に行って来ました、、、、で、初めての申請なので前日からいろいろネットで調べたのですが、いや~便利です。だって申請用紙をネットからダウンロードして、質問事項に答えれば勝手に記入欄を埋めてくれるので、あとは印刷すれば出来上がり。朝からその申請用紙と写真2枚を、近所の郵便局に持って行けば終わりです。なぜパスポートの受付が近所の郵便局なのか、、、ちょっと疑問なんですが。。。あと、受付で申請書にサインするのですが、、、、やりました、、、あの右手を上げて、なんだか質問に答えるやつ宣誓?みたいなものでしょうか。受付 「この書類に嘘偽りが無いことを誓いますか?」私 (゚Д゚)∩Yes!!というだけのものなのですが、こんなことやったのって確かグリーンカードのインタビュー以来です。なんだか、アメリカを実感した一日でした。ちなみにパスポートは7週間で自宅に郵送されるそうです。やっぱり、便利。ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックプロフェッショナルな話題はこちら。↓↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.06.25
テレビを見ていると、今日のニューヨークの原油市場で一時、60ドル/バレルを越えたらしい、、、、終値は59ドル42セントで史上最高値更新!だとか。ひょっとしたら来週、いや今週中に終値で60ドルを越えるかも。。。(´Д⊂航空会社の経営において燃料費がどれだけの支出を占めるのか、分かりませんが今後一層経営を圧迫することは明らかでしょう。昨年末の時点で、1バレル40ドル前半でしたから、もし60ドル前半まで上昇すると、、、、50%増?(((( ;゚Д゚)))そりゃ~、中東の航空会社が幅を利かせるってもんです。。。エミレーツ航空とかカタール航空って年中クルーを募集してますもん。。。 (´・ω・`)ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックプロフェッショナルな話題はこちら。↓↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.06.24
日本で買ってきた本を読んでいたところ、主要航空会社の事故死亡率という表なるものがありました。キューバ航空 18.53トルコ航空 6.83中華航空 7.16大韓航空 2.58シンガポール航空 1.50日本航空 1.36ユナイテッド 0.35ノースウェスト 0.28全日空 0.22デルタ 0.16(04年3月時点、エアセーフ調べ)過去の事故死亡者数と各航空会社の所有する機体の定員数、及び日々の運航便数から算出したもので、100万便あたりの死亡者数をあらわしているようです。言ってみれば、キューバ航空に100万回搭乗したら18回死ぬかもしれない、、、あくまでも確率の話ですが、、、、当然、歴史が浅くここ数年内に事故を起こした航空会社が上位にランクインしています。で、興味深いのが、以前ブログに書いた顧客満足度の高い航空会社のいくつかが、この不名誉なランキングにも入っているという点です。事故死亡率が高いが故に、サービス度を上げて悪いイメージを払拭しようとしているのか?それとも事故をきっかけに、会社が変わったのか?いろいろ考えてしまいました。しかしアメリカのエアラインって、、、あれだけの便数を運航して、さらに歴史もあるのに事故率が低いとは、天晴れです。ただ、サービスは悪いけど、、、、ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックプロフェッショナルな話題はこちら。↓↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.06.23
成田→コナ→ホノルルの長旅でした。。。成田を出発する前に友人から携帯に電話が、、、、友人 「いま、関空なんだけどこれからNWAでホノルルに行って、ニューヨークに行くんだけどホノルルで10時間くらい乗り継ぎの時間があるから、食事でも一緒に行こう!空港に迎えに来てね」(ガチャン)私 ( ゚Д゚)ポカーンという一方的な電話でした。友人が関空に到着するのは恐らく朝10時頃、、、私はコナ経由でホノルルに向かうので到着するのが12時頃、、、、、、私 「まっいいかっ、待たせれば。」ということで、昼ホノルルに着いたら、ちゃんと待っていました。で一緒に食事をして、夜、空港まで送り届けたのですが、話を聞くと本来はノースウェスト航空を利用して関空→デトロイト→ニューヨークで知り合いのところに遊びに行く予定だったそうなのですが、関空で搭乗口に行ったら、デトロイト行きのフライトがオーバーブックのため自主的にフライトを変更してくれる人を探しています、という案内が流れていたそうです。友人は ニューヨークにさえ到着すれば、どこを経由しても問題ないので、自主的にフライトの変更を申し出たそうなんですが、、、、代替フライトで関空→ホノルル(ビジネスクラス/ノースウェスト)乗り継ぎ10時間待ちホノルル→ニューヨーク(ファーストクラス/コンチネンタル)というオファーがあり迷わずOKしたそうです。。。。確かにニューヨークまでデトロイト乗継でエコノミーで行くより、10時間待ってもビジネスとファーストで行くほうが全然楽!ですもんね。。。私にとっても、4年ぶりに友人に会うことが出来てラッキーでした。^^ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックプロフェッショナルな話題はこちら。↓↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.06.22
また成田に来ました。今日も離陸して3時間くらいしたところで、チーフパーサーからインターフォンが、、、チーフ 「乗客の一人が他の乗客に殴られたようで、被害者の座席を移動して隔離します」機長 「了解、、、詳しい状況が分かったら教えてください。」10分後、、、詳細が分かったそうなんですが、どうやら社員旅行内でのいざこざらしい、、、、同じ会社の先輩が酒に酔っ払った勢いで、普段から気にくわなかった後輩を5回殴ったそうです。。。本来、加害者を隔離すべきなんですが、酔っ払って熱くなってるので被害者の方を隔離して一件落着したそうなんですが、問題はこの事件?の処理です。被害状況を聞くと、被害者は顔が腫れて重度の傷を負っている様子。機長 「傷害事件の可能性があるので無線で警察に連絡して着陸後、警察に引き渡します。」と言ったのですが、、、、チーフ 「被害者は加害者と同じ会社ですし、示談にしたいと言っています‥‥」機長 「けど、加害者ってまだ騒いでるんでしょ?」チーフ 「はい、、、」結局その酔っ払いに警告し、これ以上他の乗客に迷惑をかけるようなら警察に突き出すという結論に達しました。。。その後も加害者はしばらく息巻いていたようですが、、、とりあえず周りの同僚に抑えられて無事、成田に到着しました。降機するときに被害者を見かけたのですが、、、顔面の半分が青く腫れあがっていました、、、、そりゃー5発も殴られたら、、、、って感じです。酒癖の悪い人は、旅行中のお酒はほどほどにしましょう。ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックもっとプロフェッショナルな話題はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.06.19
DeadHead(便乗移動?)でホノルルに帰ってきました。なぜか今日のフライトにはたくさんのクルーがDHとして乗っていて、かなりにぎやかでした。。。私の隣には最近入社した新人の副操縦士が座っていたのですが、なんと彼5カ国のATP(定期運送操縦士)のランセンスを持っているんです。アメリカメキシコモーリシャスニュージーランドそして日本。最初アメリカでパイロットを始め、メキシコに渡り短期派遣パイロットとして1年働きその後、ニュージーランド航空で短期派遣パイロットを1年して、モーリシャスに渡り、モーリシャス航空で再び短期派遣パイロットを3年ほど。アメリカに戻り、ラスベガスにあるナショナルエアラインで数年間働くも会社が倒産、、、で、派遣社員としてWASINCに採用されたそうです。まさにさすらいのパイロットっていう感じでかっこいいのですが、家族はたまったもんじゃないでしょうね。。。それにしても、5カ国のライセンスとは、、、、すごいです。さらにヨーロッパのライセンス取得を企んでいるとか。もうここまでやると、趣味ですよね。
2005.06.18
昨日は半年ぶりのシミュレーター訓練、久々に汗をかきました。乗り込んでから着陸するまで故障の連続、、、エンジン始動でトラブル、離陸途中でエンジン故障、目的飛行場の天候急変、計器の故障、急減圧、油圧系統の故障、1エンジン停止状態での着陸、などなど、、、、考え得る故障が次々と起こります。一応、冷静に一つ一つチェックリストを使って対処していくのですがさすがにへんな汗が出てきます(´・ω・`)で、ホテルに帰ってきてテレビを見てると、「日航機の前輪タイヤが着陸後にとれた」というニュースをみて、びっくり!他人事じゃないのですが、こういうトラブルって一番困るでしょうね、、、チェックリストなんか当然ありませんし、その前にコックピットでは何が起こってるか一瞬分からないでしょうから、、、、今後しっかりと事故原因を究明し、対策を立ててもらいたいものです。ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックもっとプロフェッショナルな話題はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.06.16
久々のフライト、ホノルル→成田いつもどおり、水平飛行に入りのんびりとしていたのですが、離陸してから3時間が過ぎたあたりで、チーフパーサーからインターフォンが、、、チーフパーサー 「女性のお客様の意識が朦朧としています、酸素マスクを使用したいのですが」機長 「どーぞ」このインターフォンを聞いていて「なんか、様子がおかしい」と瞬間的に思いました。よく、アルコールを飲みすぎて意識が朦朧となるお客様がいらっしゃって、その介抱をしてますっていう連絡があるのですが、なんとなくそれとは雰囲気が違いました。ホノルル-日本 のフライトですと、ずっと洋上の飛行になるために通常上空の風を考えた中間地点を出発するときに算出します。(地理的中間地点じゃありません)ETPと呼ばれるポイントなんですが、そこからですとホノルルに行っても成田に行っても同じ時間がかかるわけです。で、とりあえず確認してみたところ、ETPまで残すところ40分程度。ホノルルに戻るための許可を管制機関からHF無線経由で取るのに10分程度かかるとすると、、、、30分以内に様態が急変した場合、ホノルルに引き返さなければなりません。機長 「ship、医者か看護士がいるかどうか、機内放送で確認するようにチーフパーサーに伝えて」と、機長もなんとなくいつもと雰囲気が違うことを認識している感じ、、、しばらくすると、チーフパーサーから返事がありチ 「うちのクルーの中に一人、看護士がいます、あと医者はいませんが歯医者ならいました」歯医者さん、名乗り出てくれて感謝してます、(´ー`)けど、今日の状況では出番がありません。。。多分(´д`;) で、その数分後、、、チ 「女性の血圧が低下しています。」機長 「ship、HF無線でフォンパッチの準備とホノルルに引き返す準備をしておいて」この時点でETPまで20分くらい。こういうときの、機長って患者の状態、予備燃料、天候、時間、さまざまな情報を一元的に処理して決断を迫られるので、結構真剣です。普段は超チャランポランなユダヤ人なんですが、、、緊急の場合は、HF無線機を電話回線に繋いで、会社が契約しているメディカルサービスと通話を行うことができます。もちろん本物のドクターが24時間体制で待機しているので、こちらの状況を説明し指示を仰ぐことができるのです。で、その周波数を調べたりホノルルに戻る準備を進めていると、、、チ 「女性の様態がよくなりました、脈拍も正常です、このまま成田まで問題なく行けそうです。」コックピット一同 「ホッ」*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:* ミ ☆ということで、無事成田に到着しました。明日からはシミュレーターの定期訓練です。さあ、勉強しようかなっと。ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックもっとプロフェッショナルな話題はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.06.14
イギリスのコンサルタント会社が航空会社顧客満足度のランキングを発表しました。ベスト客室乗務員部門やベスト機内エンターテイメント部門、ベストシート部門などいろいろな部門でランキング付けされていて、総合部門では1位 キャセイパシフィック航空(香港)2位 カンタス航空(オーストラリア)3位 エミレーツ航空(アラブ首長国連邦)4位 シンガポール航空(シンガポール)5位 ブリティッシュエアウェイズ(イギリス)6位 マレーシア航空(マレーシア) 7位 タイ航空(タイ)8位 カタール航空(カタール)9位 アシアナ航空(韓国)10位 全日空(日本)というふうになっています。。。日本の航空会社は辛うじて10位にANAが入ったのみ。「頑張れ日本!」で、終わりたかったのですが。。。。このランキングを見て何か気がつきませんか?そう、、、、アメリカのエアラインが一つも入ってないんです。燃料費の高騰だとかテロの後遺症だとか、いろいろあると思いますが。やっぱ他の国々と比較してアメリカのエアラインってサービスが悪いのでしょうか?個人的にはそれほど差を感じないのですが、、、がんばれ航空先進国アメリカ。ちなみに、ベスト客室乗務員は1位 アシアナ航空(韓国)2位 タイ航空(タイ)3位 マレーシア航空(マレーシア)4位 シンガポール航空(シンガポール)5位 カタール航空(カタール)6位 中華航空(台湾)で、これにも日本、アメリカの航空会社は入賞していません。っていうか、なぜほとんど東南アジア?このランキングの評価項目を見てみると、、、、 Assistance during boarding(搭乗時のアシスタンス) Welcoming passengers(乗客の歓迎) Applying safety procedures(安全手順の実施) Food & Beverage service efficiency(食事やドリンクサービスの効率性) Answering call bell(呼び出し時の対応) Staff language skills(語学力) Problem solving ability(問題への対応能力) Discipline among staff(節度) Enthusiasm of staff(熱意) Sincerity of Staff service(親愛度、正直度) Friendliness of staff(友好度) Courtesy of Staff service(礼儀作法) Consistency of Quality among staff(サービスの一貫性) Total service efficiency(総合的なサービスの効率性) Total cabin presence(キャビンクルーの存在感) Staff grooming & Presentation(キャビンクルーの身だしなみと態度) 確かにこの項目を見る限り、東南アジアの人々のほうが有利かな?Years of serviceとかIndifference to passengersとかあれば、アメリカの航空会社も入賞したと思うのですが。。。ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックもっとプロフェッショナルな話題はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.06.10
半年振りにダウンタウンにある病院に行ってきました、航空身体検査のために。。。アメリカの航空身体検査には3種類ありThird Class / 第3種 小型機を操縦するプライベートパイロット対象で有効期間3年(40歳以上は2年)Second Class / 第2種 チャーターや貨物便などを操縦するコマーシャルパイロット対象で有効期間1年First Class / 第1種 旅客機を操縦するエアラインパイロット対象で有効期間6ヶ月って感じで分かれています。べつに、自家用の小型機しか操縦しないプライベートパイロットが第1種を取得しても全然問題なく、大抵の病院では種類に関わらず料金が同じなのでプライベートでも第1種を取得するパイロットもいます。私の場合、JCAB(日本)の定期運送用操縦士のライセンスとFAA(アメリカ)のAirline Transport Pilotのライセンス両方を保持しているので、身体検査も日本のものとアメリカのものと両方受験しなければなりません。と言っても2回受ける必要はなく、医者もJCABとFAAの両方の認可を受けた医者で受けるので、重複項目は1度の検査で済みます。検査はもう慣れたもので、付き添いのナースと共にいつもどおり流れ作業のようにひとつづつ検査をこなしていたのですが、、、突然、、、、ナース 「FAAのEKG(心電図)とりますよー」私 (゚Д゚)ハァ? 「‥‥‥」 私 「なぜ?EKGが必要なのはJCABだけのはず」ナース 「EKG必要なのよ~、あなた35歳でしょ?」私 Σ(゚д゚lll)ガーンどうやら、35歳で1回、40歳以上は毎年1回、EKGが必要らしい。そういえば、若い頃そのようなことを聞いたことがあったのですが、自分には全く関係の無い事だと思っていました。まさか、自分がその年になっていたとは、、、、改めて自分の年齢を感じた瞬間。その昔、諸先輩方が集まると話題は必ずと言っていいほど健康でした。「ゴマが体にいい」とか「オリーブオイルがいい」だとか当時は全く興味が無く、とりあえずなんでも話を合せてうなずいていたものですが、、、なんとなくテレビや雑誌で「健康」が取り上げられるとついつい見てしまう今日この頃、、、そろそろ私もクラブの仲間入り?ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックもっとプロフェッショナルな話題はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.06.09
「エミレーツ航空、定刻出発を確実にするため出発15分前に搭乗ゲートを締め切る新ルール導入」以前の日記でも書いたように、航空会社によっては定時出発、定時到着に命をかけているようなところもありまして、、、、こういう航空会社にとっては遅れてくる数人のお客様を待つか既に搭乗されている大多数のお客様の定時出発を確保するかという命題がコックピットやグランドスタッフに日常的に問いかけられてきます。もちろん、上空の風や使用する滑走路によって飛行時間が予定より短いことが予測される場合には、定時到着を確保できる限り出発を遅らせるのですが、、、で、そんな中で、「出発15分前に搭乗ゲートを締め切る新ルール」なんて言ってしまう航空会社って、ある意味すごいと思います。コックピットクルーもグランドクルーも迷うことなく、15分前にドアを閉めてしまうことができるのですから。ちょっと情け容赦ないような気もしますが、、、、さて、今後この会社の評判はどうなることやら?ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックプロフェッショナルな話題はこちら。↓↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.06.08
シミュレーターの定期訓練に向け、朝から家でお勉強していたのですが、、、、外はいい天気、、、ビーチ日和。、、、、(゚∀゚)!「勉強部屋を砂浜に移す」という名案が思いつき、早速行動に移す。久々に行って来ました、島の西側まで。。。KO 'OLINA ビーチオアフ島には、ワイキキビーチにはじまり、カイルアビーチやらカネオヘビーチ、サンセットビーチなど様々な美しいビーチがありますが、、、ここコオリナビーチはビーチとは言いがたい小さなラグーンですが、ハワイの青空と白い砂浜、そしてその周りの緑の芝生のコントラストがとっても美しく最高なんです。とりあえず、今のところ私の中のナンバーワンビーチです。(・∀・)!!サンオイルを体に塗り、ビーチに寝転がり、マニュアルを読むと勉強がはかどるはかどるはかど.....るはか......ど.............るは.....か.....(´-ω-`)zzzzZZZZ1時間30分経過(-ω-)zzz. . . (。゚ω゚) ハッ!やっても~た~ ・。 。゚(゚´Д`゚)゜。 背中、、、、まっかっか教訓: 勉強は室内でするものブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックプロフェッショナルな話題はこちら。↓↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.06.07
のんびりとセスナにのったり、ビーチに行ったりしようと思っていたのですが、、、来週、半年に一度のシミュレーターの定期訓練があるのを思い出し、マニュアル類を読み返したところ。。。Σ(゚д゚lll)ガーン結構、知識があいまいになっていることに気づく、、、自分。いや、、、忘れているわけじゃーないんですよ。 (言い訳)ただ、、、、「そうそう、こうだったよねー」って必死で自分に問いかけてるような気が、、、年をとると物忘れが激しくなると言いますが、「時差ボケが続くと、若年性痴呆症になる」という仮説を立てたくなった一日でした。っていうか、、、単に年をとって物忘れがひどくなっただけなのかな?これじゃー、久々のお休み、、、のんびりできそうにありません。。。ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックプロフェッショナルな話題はこちら。↓↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.06.06
は~、、、1週間の長旅からやっとホノルルに帰ってきました。ここ3ヶ月くらい、日本 ←→ ホノルルを行ったり来たりしていたので、久々に一週間の旅にでると、リズムが崩れて体の調子が変です。1週間の旅が続いていたときには、日本-ホノルルを行ったり来たりすると、疲れていたのですが、、、人間ってやっぱり、何にでも順応するんですね。ちょっと発見。さて、休みは久々にセスナにでも乗ろうかなっと。ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックプロフェッショナルな話題はこちら。↓↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.06.05
ホノルルからオーストラリアに行って、ホノルルに戻るまでの一週間、ずっと同じ機長と飛んでいるのですが、この機長と私、、、、なんとなく生理的に会わないんです。。。(´・ω・`)口で説明するのがちょっと難しいのですが、、、この人とはなんとなく性格が合わない、、、そういう人って誰でもいますよね。いや、フライトしてる間とか世間話はするんですよ。けど、すぐに話が終わってしまうし、なんだか気を使うんですよね、、、こういう人と飛ぶと。幸いにも我々パイロットの場合、ビジネスマンのようにオフィスで働いていて嫌な上司と毎日顔をあわせなければならないっていうことはなく、一緒に仕事をしてもたった1週間。次回一緒に仕事をするのは、1年先か2年先か、、、それとも運が良ければ一生会わないという感じなので、ホノルルに帰ってしまえば、何事も無かったかのように忘れてしまうのですが。。。「嫌な上司と毎日顔をあわせなくてすむ。」パイロットをしていて良かった~と思うことの一つです。
2005.06.04
シドニー → 関空 9時間40分。。。久々にこのレグを飛んだのですが、なんだかとっても長く感じました。グアム上空までくると、(;´Д`)「帰ってきた~」っていう気分になります。そこからさらに3時間もかかるのですが、、、で、全然話は違うのですが、昨日のアクセス数が3315(゚∀゚) 「すごい!」書いている本人が一番驚いています。。。
2005.06.03
ブリスベン→シドニー のオーストラリア国内線を飛んできました。たった1時間30分のフライトですが、雲ひとつ無い青空が広がっていて、最高に気持ちがよかったです。こういうのも日本晴れ?って言うのでしょうか。。。短い水平飛行の間に、飛行時間の話になったのですが、、、、機長もフライトエンジニアもこの会社で14年も働いているらしく、ジャンボ機だけで14000時間もフライト時間もあるって自慢していました。それまでの飛行時間を入れたら余裕で20000時間を越えるそうで、、、彼らに比べたら、私なんてまだまだひよこパイロットって感じです。飛行時間がすべてじゃないんですけどね。。。結局、「パイロットとしてどれだけ経験がある?」と言う話になると、やっぱり飛行時間という数字で表してしまうんですよ。。。なぜか。まーどうでもいい話なんですが、たった1時間30分のフライト、、、されど1時間30分。何事も小さな積み重ねですね。ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックもっとプロフェッショナルな話題はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.06.02
今朝早く、ブリスベンに到着しました。ホノルルを出発する時は気温31度関空を出発する時は気温24度そして今朝、ブリスベンに着いたら気温13度シドニーは10度オーストラリアにしばらく来ない間に、夏が終わってしまった。。。って感じです。(´・ω・`)それでも日中は22℃くらいまで気温が上がるらしいので快適です。(・∀・)以前、テレビで夏に冷房をかけた部屋と暑い外を行ったり来たりすると、寒暖差が激しくて自律神経失調症になるって言っていましたが。。。国際線のエアラインのクルーって自律神経がなくなってるかも?(;´Д`)我ながらよく体を壊さないなー、って思います。あっ、、そうか、、、、何とかは風邪ひかないって、、、、あれか。。。_| ̄|● ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックもっとプロフェッショナルな話題はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.06.01
今日はこれからブリスベンに行ってきます。
2005.05.31
関空に到着しました。日本の上空になぜか南風が吹いてました。。。。真南から。こんなことってあるの?って感じです。今年の夏も異常気象なのかな?
2005.05.30
昼になって会社から電話が、、、、明日からホノルル-セントレアの往復がはいっていたのですが、ひょっとして成田に変更かな?などと暢気なことを考えながら電話にでると、、、スケジューラー 「誠に申し訳ありませんが、、、明日から関空経由のオーストラリアに行ってください。」私 (゚Д゚)? 「いや、、私はいいんですけど、飛行時間が上限いっぱいだと思うんですが。。。」ス 「それなら大丈夫です、月をまたぐので6月分の飛行時間として処理されますから。」(・∀・)と、待ってましたといわんばかりの素早い返事。。。来月は久々に休みたっぷりのスケジュールだったのですが、、、またもや忙しくなる予感。。。ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックもっとプロフェッショナルな話題はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.05.29
いや~1週間の休みは私には長すぎます。。。昨日成田に到着しました、なんと飛行時間7時間30分向かい風もかなり弱まり、西向きのフライトが楽な季節になってきました。フライトも特に変わったこともなく、、、、初めて一緒に飛んだキャプテンがこってこてのオーストラリア人だったことを除いては。。。初対面でキャ 「グッダイ、マイト!」私 (゚Д゚)ha~?「‥‥‥」相変わらずとってもインターナショナルです、、、うちの会社。
2005.05.27
今日の午後、オハイオ州のシンシナティー在住の友人(日本人)から電話が、、、彼はCOMAIRというコミューターエアラインで副操縦士として働いているのですが、今日の ワシントンDC→シンシナティー のフライトでデルタ航空のパイロット/ジョン君(仮名)が客席が満席だったためにコックピットのジャンプシート(オブザーバーシート)に乗ってきたそうです。で、当然フライトしてる間、暇なので世間話をしたところ、、、、どうやら、どちらも私のことを知っている様子、そう、、、、彼(ジョン君(仮名))はついこの前まで、私と一緒の会社で飛んでたのです。しばらく私の話題になったそうです。世間は狭いです、、、世界規模で。そういえばその昔、日本で知り合った友人(アメリカ人)と偶然アンカレッジの街中で出会ったこともありました。。。。なぜこんな最果ての地で?と思いましたが、、、やっぱり世間は狭いです。ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックもっとプロフェッショナルな話題はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.05.23
数日前に今世紀初の航空会社大合併ということで全米7位のUS AIRWAYS(USA)と全米8位のAMERICA WEST AIRLINES(AWA)の合併の話がニュースで流れていました。この2社が合併し、全米6位のローコストキャリアー新生「US AIRWAYS」が誕生したわけですが、9.11以降、2回も破産したUSAを結果的にAWAと新会社に出資するいくつかの会社で買い取った形になり、またある程度の減資をすることによりUSAも会社清算せずに実質吸収?されたような感じです。ただ、これからが大問題。。。。彼らは日本の航空会社のパイロットと違って「会社に採用された日がすべて」で採用された日が一日違うだけでレイオフされたり、首の皮一枚で生活がつながったりと運命を分けることになります。そう、よく言われる「SENIORITY」というやつです。各航空会社の組合には、入社年月日順に並べられた名簿「セニオリティーリスト」というものがあり、全てはそれに基づいて采配が下されます。良いフライトを選んだり都合のいい日に休みをとったり操縦したい飛行機を選んだり住み心地のいいベースを選んだり早く機長になったりレイオフされなかったり、、、、と、すべて入社順序、セニオリティーの思うがまま。2つの航空会社が合併するということは、当然それぞれの航空会社にあったリストが一つになるわけで、、、、これから戦いが始まるわけです。もちろん、リストをミックスして、新たに入社順に並べるなんてことはしないでしょう。そうなると歴史の古いUSAが圧倒的に有利になってしまいますから。。。吸収した側のAWAに分があるわけで、、、、、これからが見ものです。(自分が巻き込まれていないので、まったくの傍観者。。。)ちなみに私の友人(日本人)は9.11の後、8年間働いたUSAをレイオフされ ↓1年半後にAWAに採用され ↓合併してまたUSA。。。新しい会社ですが。どうやら、USAIRWAYSにすごい縁があるようです。ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックもっとプロフェッショナルな話題はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.05.22
一昨日の同期入社の友人の話のつづきです。彼は少し前まで、ハワイ島のコナというところに住み、そこから自家用飛行機(ビーチ55A バロン)でホノルルまで通勤していました。参考資料 ビーチ55A バロンまー通勤といっても、ホノルルまで1時間くらいのフライトなのですが、家 → コナ空港 自家用車コナ空港 → ホノルル空港 自家用機(BEECH55)ホノルル空港小型機駐機場 → ホノルル空港国際便ターミナル 自転車ホノルル空港国際便ターミナル → 仕事(B747)と、仕事で飛ばなきゃならないのに、わざわざその前に余分に飛ばなきゃならないなんて、、、結構面倒くさそう大変そうでした。。。で、その彼が数ヶ月前にワイオミングに引っ越したのです。当然、私の中に素朴な疑問が、、、、ランチを一緒にとった時に、直接本人に聞いて見ました。「あの飛行機どうしたの?」 (゜д゜)友人 「ん? 1人で乗って行ったよ、、ワイオミングまで」私 キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!予想通りの返答に、内心喜ぶ私。また1人、無謀な飛行機野郎が誕生しました。だって、、、、、From: KOA -- Kailua/Kona HI (Kona Intl At Keahole)To: KSFO -- San Francisco CAAlt.: 9,500 ft. Profile: BE55ANo-wind option selected.Flight plan route: DirectFlight totals: Time: 11:06, Distance 2054.9 nmAverage groundspeed 185 knots.ですから、、、、そういえば、今日(20日)は「翼よ、あれがパリの灯だ!」の日です。33時間かけて大西洋無着陸単独横断飛行に成功したリンドバーグと私の友人が重なって見えました。私も小型のプロペラ機でアメリカ大陸横断したことがありますが、、、、ずっと陸上ですし、いつでも降りて休憩できましたから、、、、まだまだ甘いですね。。。ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックプロフェッショナルな話題はこちら。↓↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.05.21
掲示板にこれって本当ですか?という質問がありましたが、、、、以下の点については本当だと思いますよ。1 飛行機は特定のルートを飛ばなければならない。2 条件の良い高度はどの航空会社にとっても同じ。3 優先順位は先に管制官に「準備完了」を無線で報告した順番。4 数秒の遅れが結果的に数十分の遅れにつながる可能性がある。5 定刻を遅れてもパイロットへの処罰は無い。6 5分遅れでも会社やキャビンに苦情が来る。「A社に○勝×敗」っていうのは、ネタだと思いますが、、、、出発前って結構みんな真剣ですよ~。定刻出発に全力を尽くすのでゲートエージェント、航務、整備、貨物、客室乗務員、パイロットみんな一丸となって頑張ってますから。私は日本の国内線を飛んだことがないので、詳しい話はわかりませんが、6は結構あるという話は聞いたことがあります。ただ5にあるように、航空業界ではJRと違って定刻に出発到着しなければ罰則ということはありません、定刻よりも安全を優先するというのがパイロットに関わらず航空に従事する人間の常識だと思います。フライングは、、、、どうでしょう? せっかちなパイロットでフライングする人もいますが、、、少ないと思いますよ。繰り返しになりますが、遅れたからと言って罰則はありませんから。ちなみにですが、、、、航空会社によっては良い高度 で 定刻出発するために、1分でも遅れた乗客は乗せない(定刻でドアを閉める)というところもあります。まー、遅れた乗客も「ゲートには出発時刻の30分前に行ってください」と言われているわけですから、乗り遅れても文句言えません。。。ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックもっとプロフェッショナルな話題はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.05.20
昨日、ホノルルに帰ってきたら予想通り会社から電話が、、、、スケジューラー 「このままだと飛行時間がオーバーするので、今月○○日の成田へのフライトは乗務からDH(便乗移動)になりました。」私 「はい、、、」(´・ω・`)こればかりは、飛行時間の上限が規則で規定されているのでいくら私が 「飛びます!」って言っても無理です。。。飛行時間(=給料)が減ってちょっと ガッカリ(´・ェ・`)プラスDHは、何もすること無く8時間の移動だから、、、、つまんない。その後、続けてニューヨークに住むナチス航空の友人から電話が、、、暫くお話をして、電話を切ったとたん、日本の友人から電話が、、、、なんだか電話に出るたびに、「おはようございます」(・∀・)なのか「こんにちわ」(・∀・)なのか「こんばんわ」(・∀・)なのか、、、、よく、わかりません。(;´Д`)日本から帰ってきたばかりで、体はまだハワイの時間に戻ってないし、、、、家のリビングルームに置く世界時計でも買おうかな?、、、、いや、まぢで。ちなみに、うちのクルーの間ではシチズンのナビホークという腕時計がポピュラーです。恐らく、4人に1人はもってるかも。これって、ボタンを押すだけで世界中の時間に合わせることができるんです。時差を考えながら、針を回して時刻調整しなくても大丈夫。画期的です!私もひとつ持ってます、、、、、アフィリエイトしてないですが、お勧めです。ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックプロフェッショナルな話題はこちら。↓↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.05.17
成田→コナ→ホノルル で帰ってきました。今日もキャプテンのチェックのお付き合い、、、最近なんだかこういうのが多いです。それも新人のキャプテンで、副操縦士に操縦させていいかどうかを見極めるためのチェックで、成田からホノルルまでの2レグとも私の操縦。成田→ホノルルの1レグでさえ、結構結構眠くて集中力を保つのが難しいのに、2レグとは、、、、ホノルルに到着したときにはぐったり_| ̄|●これで、やっと1週間の休みに入ります、スケジュール変更、、、、、、無いことを願って。ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックプロフェッショナルな話題はこちら。↓↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.05.16
昨日の日記のコメントを読んでみると、飛行機の速度について少々説明不足だったようですので、ちょっと補足を。飛行機の巡航速度って運航する会社や機種によって大きく違ってくるのですが、ジャンボの場合は一般的にマック0.83~0.86くらいの範囲に収まります。マック1.0って(=Mach1.0)飛行機の機体周りを流れる空気の速度が音と同じ速度で気温15度、1気圧、湿度0%の空気中だと、時速1225キロ=真大気速度660ノットになるのですが、音速は気温や空気密度などの条件によって異なります、ジャンボだと巡航高度35000~39000ftを飛ぶことが多く、その高度帯での速度はおおよそマック1.0=588ノットになりますので、うちの場合、社内規定で定められた速度(マック0.85)で巡航すると真大気速度が500ノットということになります。で飛行機の性能上、速度を上げて速く飛ぶと言ってもマック0.85をマック0.86にしかできないので、+マック0.01=+5ノットしか速度を出せないわけです、、、、仮に+5ノットで5時間フライトしたとしても5ノット×5時間 = 25マイルしか先に進むことができず、500ノットで飛ぶとするとたったの3分しか変わらないということになります。ちなみに速度を落とすのもジャンボの場合、いくら遅く飛ぶと言っても常識と性能から考えてマック0.83くらいまでしか落とせませんのでそれだけ落としても、5時間のフライトで6分くらいしか変わらないということになります。現実問題、飛行機の速度変更による到着時間の遅延よりも、上空の風の変化による到着時間の遅延の方がかなり大きいです。我々の飛行計画はあくまでも、上空の予想風に基づいて計算されているので、実際のフライトで予想風よりも30ノット向かい風が違うと、5時間のフライトで18分遅れることになりますから。。。逆に追い風が30ノット違うと18分早く到着できる計算になります。結構あるんですよ、、、予想風と実際の風が30ノット違うことって。。。今日はちょっと硬い内容になってしまいましたが、、、、結論はホノルル→日本のフライトで45分も短くするのは無理!ということなんです。。。補足説明になったでしょうか?
2005.05.15
昨夜、食事の後のんびりとハワイアンミュージックを聴いていたところに突然の電話。。。Caller IDを見ると、どうやら会社から、、、、、「もしかして?」と思いながら電話を取ると、案の定スケジューラー「あの~、、、申し訳ないんですが、、、」「明日からホノルル→ 成田 → コナ → ホノルルのフライト行ってもらえませんか?」*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!! 私 「もちろん!喜んで!」これを飛べば今月も90時間近く飛べるはず、先月も100時間近く飛んだし、最近は飛行時間が稼げてラッキーです。恐らく誰かが病欠になったのでしょうが、、、私にとってみれば病欠バンザイってとこです。で、今朝はりきって出勤するとスケジューラーが。。。ス 「ちょっとお話があるんですが、、、」(´・ω・`)私 「何?」ス 「shipさん、このまま飛ぶと、3ヶ月間で270時間の上限に引っかかってしまうのですが、、、45分のオーバーになる予定です。」(・з・)私 「‥‥‥」(´д`;)そうなんです、我々パイロットには安全のため、飛行時間に上限があるんです、、、会社によって違うのですが、今の会社だと飛行時間の上限が1ヶ月間 100時間3ヶ月間 270時間1年間 1000時間と設定されています。ということで、私の今の状況では1ヶ月の100時間は大丈夫なんですが、ここのところ飛びまくっていたので3ヶ月間で270時間をオーバーするとのことなんです。それもたった?45分。。。。で、私 「どうしましょ?」ス 「スピードを出して飛んで、飛行時間を短くしてください。」(`・ω・´)いや、、、そんなこと言われても、、、、スピードを出すって言っても45分も短縮できるくらい速くは飛べないっす、、、(´・ω・`)説明する時間が無かったので、とりあえず私 「はい、、、」って答えたのですが、、、、多分、今月末のフライト、飛行時間を短くするための変更あるんだろうな~。ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックもっとプロフェッショナルな話題はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.05.14
先日、キャビンクルーと飲んだときに「新人の頃の信じられないミス」というのが話題になっていました。これがまた酒の肴にはもってこいの話題で、、、、ケースその1機内食でサーブされたステーキを半分残したお客様がいたそうです。「ひょっとしたら肉の焼き具合が悪いか、味が悪かったのかも?」と心配になった新人スチュワーデスさんは、お客様にさりげなく聞いたそうです。「お客様、おいぬの味はいかがでしたか?」((;゚Д゚)ガクガクブルブル ← お客様ケースその2ビジネスクラスに乗り込んできたお客様の上着を預かろうと、颯爽とお客様のところに近づいていった新人さん、「お客様、おうなぎをお預かりしましょうか?」( ゚д゚)ポカーン ← お客様誰でもミスをして成長するのです。。。。頑張れ新入社員!ブログランキング参加中、ご協力お願いします。思わず笑った人は↓をクリックもっとプロフェッショナルな話題はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.come-FlightCrew.comは新入社員を応援します!
2005.05.13
大型の旅客機だと滅多に無いのですが、小型のセスナなんかで飛んでいると特に飛行経験の少ないパイロットの場合、自分の飛んでいる場所が分からなくなることがたまにあります。生徒にクロスカントリー(どこか遠くの飛行場に飛んでいって帰ってくる訓練)を教えていると、隣で「どこに向かって飛んでるの?」( ゚Д゚)⊃ってつっこみたくなる時があります。西に向かって飛ばないと行けないのに、東に向かって飛んでいる時とか、、、、信じられない人がほとんどだと思いますが、実際にそういうことあるんです。。。。特に、訓練を開始したばっかりで上空で舞い上がってる生徒の場合なんか、どっちに向かってるか分からない場合もありますから。けど、上空で舞い上がってしまうというのは仕方の無い事なんです、飛ぶこと自体が非日常的な行為ですし、道路のように標識があるわけでもありませんし、雲があったり、視程が悪かったりと、様々なフライトを邪魔する要因もありますから。だからこそ、初めての空域や慣れていない空域を飛ぶときには、地上で十分に地図やその他の情報を収集し飛行計画を念入りに立てないといけませんし、天候が悪そうならば飛行を中止にする勇気も必要なのです。で、なぜこんな話になったかというと、、、、、早朝、セントレアからホノルルに帰ってきて、「やっと寝れる~」っと思っていたところに友人から電話が、、、友人 「ホワイトハウスに飛行機が接近していて、退避警報が出てるよ!!戦闘機も邀撃体制をとってるらしい!!」((;゚Д゚)ガクガクブルブル一気に目が覚めましたよ、、、、9.11を思い出して。。。。で、急いでテレビを見たところ、↓のニュースがホワイトハウスで避難命令、一時騒然 軽飛行機が接近 2005.05.12 Web posted at: 10:06 JST- CNNワシントン(CNN) 米連邦議会とホワイトハウスのビルに11日、軽飛行機が接近、避難命令が出されたが、飛行機は誤って警戒空域に入ったことが分かり間もなく解除された。マクレラン大統領報道官らによると、ブッシュ大統領はいなかったが、執務中だったチェイニー副大統領が避難した。5段階で示すテロ警戒レベルは、一時同時多発テロ事件以来初めて最高の「赤」となり騒然とした。軽飛行機は戦闘機2機などに先導され、メリーランド州フレデリックの空港に強制着陸。搭乗していた操縦士ら2人を米連邦捜査局(FBI)とシークレットサービスの捜査官らが拘束、事情聴取した。2人は航空ショーに向かう途中、偶然、3マイル(4.8キロ)以内の警戒空域に入ったと分かり、釈放された。 ↓着陸後取り押さえられたパイロット まったくもって迷惑な話です。搭乗していたパイロットのうち、一人は訓練生、もう一人はライセンスを所有しているパイロット(プライベートかどうかは不明)、、、、せめてライセンスを持ったパイロットが乗っているなら、きちんと飛行計画くらい立てなさいよ、、、、と説教をしたいくらいです。だって ↑こんなの最初っから分かってるじゃん、ワシントンDC(ホワイトハウス)の近く飛ぶのって、、、、まったく迷惑な話です、、、、、貴重な睡眠時間返せ。。。。ブログランキング参加中、ご協力お願いします。「睡眠時間が減って可哀そう」と同情してくれた方は↓をクリック飛行機のプロフェッショナルな話題はこちら。↓↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.05.12
昨日、セントレアからホテルに向かうバスの中で以前ブログに登場した友人に電話したところ、残念ながら仕事で出れないと言う返事、、、、で、「今日の晩飯どうしようかな?」と考えていたところにフライトエンジニア 「今日、みんなで手羽先食べに行くけど一緒にどう?」私 「いいよ、行こう行こう」フライトエンジニア 「じゃ、ホテルのロビーに7時45分ね」ということで、チェックインしてから部屋で休憩したのち、ロビーに行ったのですが、さっき一緒に飛んでいたキャビンクルーがたくさん、、、、数えてみると16名、これにコックピットの3人が加わると総勢19名です。私 「ひょっとして手羽先一緒に食べに行くの?」キャビンクルー 「そうですよ」(・∀・ )私 「こんな人数だと入れないんじゃない?」キ 「ちゃんと予約しましたから」(´∀`)さすがキャビンクルー、、、しっかりしています。約束の45分を過ぎた頃、フライトエンジニアがやってきてフ 「ごめん、急にデートになったから、、、じゃあね」(´д`*)私 「‥‥‥」┐(´ー`)┌キャビンクルー 「じゃ、行きましょうか。」私 「キャプテンは?」(゚Д゚)キャビンクルー 「行かないそうです。」私 「‥‥‥」(´д`;) えー行きましたよ、いまさら断る理由もないし、女性16名と私1人で、、、、それも女性16名、全員私よりかなり年下、、、、気分は女子高の先生です。やったことはありませんが、、、行った先は最近、東京にも進出したという「世界の山ちゃん」感想は、、、HPのとおりめちゃめちゃうみゃ~ 「幻の手羽先」を食わせるどえりゃー店 でした。彼女達とは年齢もかなり離れていて話題も違うだろうから、ちょっと飲んでさっさとホテルに帰ろうと思っていたのですが、さすがプロの接客業者、、、ついつい話が面白くて最後まで飲んでいました。多分、かなり私に気を使ってくれていたのだと思います、、、いい人たちです。周りの会社帰りのサラリーマンの「なんで大勢の女性の中に男が一人?」という不思議そうな視線を少し感じましたが、これも役得??久々に楽しいお酒が飲めました。(o^-')bブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリック飛行機の話題はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.05.11
名古屋に到着しました、ホノルル→セントレア 飛行時間8時間と45分。これと言った大きな揺れもなく、快適なフライトでした。今日ホノルルを出発する際にうちのクルーが立ち話で「客室乗務員を殴った人のその後」、の話をしていたので思わず耳を貸してしまいました。。。原因は深酔いで、処分は罰金500ドル+強制送還に伴うチケットの変更料200ドル留置所に2日間の拘留この先、数10年間米国入国拒否だそうです、これを「重い」ととるか「軽い」ととるかは個人によって異なってくるのでしょうが、、、会社にFBIがやってきていろいろな調査をして帰ったそうで、FBIが動くって相当の事件性があったってことなんでしょう、昨今のセキュリティーの問題もありますから。事件の詳しい状況が分からないので、何が彼をそうさせたのか分かりませんが(単に酔っ払って気が大きくなったのだと思いますが)、とにかく人に手を出すというのは最低の行為です。最低で思い出しましたが、今から8ヶ月くらい前に成田→バンコクのフライト中に客室乗務員のお尻を故意に触った乗客がいて、客室乗務員からコックピットに連絡があり無線でバンコクの管制官経由で警察に通報しバンコク空港到着後、空港警察に逮捕された日本人男性がいました、、、最低の行為です。確か、タイ警察で罰金を払って事は収まったそうですが、、、これが米国内だったら、到底そんな事では済まされないでしょう。こういった人たちには入国拒否というより、航空会社として暫くの間、飛行機への搭乗拒否をした方がいいと思います。こういった乗客とはフライトをしたくないですから。。。
2005.05.10
私の派遣先の航空会社に二人目の日本人パイロットがつい最近入社しました。ユナイテッド航空でパイロットとして飛んでいたらしいのですが、ご存知のとおりの会社倒産でレイオフ、、、で、最近勢いのある派遣会社に採用され、やってきたそうです。昨日、彼は別なフライトで関空に来ていたので夜、一緒に食事したのですが、日本語で話せる仲間ができてなんだかちょっと嬉しい感じがしました。先月末に「e-FlightCrew.com」をスタートしてからいろいろな人と知り合いましたが、驚いたのが、アメリカのエアラインで頑張ってる日本人パイロットが多いということです。いや、実際はアメリカのみならず、世界中のエアラインで頑張ってる日本人パイロットが多いです。そのうち、日本発のヨーロッパ系航空会社のフライトに乗ったら機長のアナウンスが日本語だったということもあるかもしれませんね。。。頑張れ日本人!ブログランキング参加中、ご協力お願いします。「頑張れ日本人!」と思う方は↓をクリックもっとプロフェッショナルな話題はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.05.08
関空に到着しました、飛行時間9時間と1分。ゴールデンウィークも終盤になり、帰国ラッシュということで今朝のホノルル空港にはすごい数の日本航空の飛行機が駐機されていました。午前中の早い時間なんて国際線ターミナルの9割くらいが日本航空、、、思わず「日本かよっ」⊂(゚Д゚ってつっこみたくなるくらいです。ゴールデンウィーク前半だけでホノルルを訪れた日本人は5万人を超えた(前年比10数%増)という記事が今朝の新聞に載っていて、アメリカ人の機長は「本当に日本って景気が悪いの?」と真顔で私に聞いてきました。。。で、話は全然変わるのですが、先日初めて食べました、空弁というやつ。↓昨年から人気があるらしい、焼き鯖寿司前回のフライトの際、成田出発の時に買って上空で水平飛行に入ってから食べたのですが、「うまい!」(・∀・)です。なんとなく、素朴で懐かしい味がするのは私だけでしょうか?思わず一気に食べてしまい、あったかいお茶を飲んで充実感に浸っていたのですが、隣からの視線を感じ、ふと左を見ると。。。 _, ._ (;゚ Д゚) …? ←機長後ろからも視線を感じ、後ろを覗くと、、、 _, ._ (゚Д ゚ )←フライトエンジニア?(゚Д゚;≡;゚д゚)? ←私やってしまいました、、、、冷静になってみると、、、コックピットの中がすんごい魚臭いです。二人のアメリカ人の嫌そうな顔、、、、、コックピットのベンチレーションは良いはずなのに、強烈な魚臭さが消えません。。。ごめんなさい。。。_| ̄|● 今後気をつけます。。。ブログランキング参加中、ご協力お願いします。↓をクリックもっとプロフェッショナルな話題はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓e-FlightCrew.com
2005.05.07
777ができるまで777という最新の飛行機が完成するまでの説明映像です。一般の方でも理解ができるように作成されていますので、興味のある方はご覧ください。
2005.05.06
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