ホシミスト3013の天体撮影記

ホシミスト3013の天体撮影記

2014年06月19日
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カテゴリ: 銀河
はたして、地球上から見る天の川は、天の川銀河のどこを見ているのだろうか??

そんなことも知ってみたい、と、前回ブログに書きましたが・・・

大分の星仲間にその話をしたら、いろんなことを教えていただきました。
その結果、自分の頭の中に、どんなイメージが出来上がったか、を
書き留めておこう、と思いました。


Wikipedia から引っ張ってきた、現在考えられている天の川銀河の姿です。

天の川銀河の模式図

銀河中心の棒状構造からのびる、いくつもの腕のうち
太陽系はlocal spur とか、Orion armと呼ばれる腕の中にある、と考えられています。
太陽系のあるオリオン腕のお隣は、
銀河の中心方向が、いて腕、
反対方向が、ペルセウス腕、と呼ばれています。

もちろん銀河の腕は、銀河の中心をぐるっと周回していますので、
いて腕・オリオン腕・ペルセウス腕、と言っても、
いて座の方角・オリオン座の方角・ペルセウス座の方角、だけにあるわけではなく、
いくつもの腕と重なって、天の川の長軸方向にのびているわけです。
重なった腕を、分離してみることは不可能とは思います。

とあるインターネットのページ からダウンロードした、
太陽系から見る銀河を、鳥瞰図風に示したイラストです。

天の川銀河鳥瞰図

縮尺のスケールがべらぼうですから、星が密集しているように見えますが、
太陽系に最も近いアルファケンタウリまで、4光年もあることを考えたら、
実際にはそんなに星に取り囲まれた感じには見えない、というのはお分かり頂けるでしょうか??

ところで、太陽系から見て、天の川が、天の川らしく見える距離、というのは、どれくらいなのでしょう??

天の川銀河の直径は約10万光年、
この銀河の中心から太陽系までの距離は、約2万5000光年と言われます。

では、地球上から私たちが見ている、星座を構成する様な、ポツンと輝く星、までの距離は
どれくらいでしょう??

一つの恒星として認識されるものは、オリオン座の三つ星の一つで1500光年、
シリウスやアルファケンタウリなどは、ひと桁(4~5光年)ですね。

では、星雲、と呼ばれるガスの広がりはどうでしょうか??
これもまた とあるブログ からダウンロードした画像です。

オリオン湾周辺の腕と星雲

オリオン星雲(M42)で1500光年、干潟星雲(M8)で4000光年、かに星雲で7000光年、です。

こうして見ると、銀河系の端っこまでを見とおしているわけではなく、
ごくごく近くの天体しか、見ていない、ということに気がつかされました。

天の川を見ていると、わし座の方向で分岐しているように見えるのが、
一体天の川のどこを見ているのだろう?という疑問から始まった、
銀河の構造のお勉強なのですが、
ここまでのことから考えるに、そんな遠くの銀河の端っこの方、を見ているのではなく、
ごく近くの構造を見ているのだろうな~、と思いいたったわけです。

そこで、自分たちのいる、オリオン腕と、その両隣りのいて腕とペルセウス腕、
方角の目安として銀河の中心、
これだけで考えてみよう、と思いました。

銀河の模式図に、この腕をこの色で表します、というのを書き込んでみました。

腕の色わけ

これを3Dで回転させると、こんな風にみえるのかなぁ??と
勝手に想像した次第です。

天の川は、銀河のどこが見えている?

ところで、どの模式図を見ても、オリオン腕は、途中で途切れていて、
銀河の中心まで届いている様な図にはなっていません。
また、隣の腕と合流している様なイラストも、あまり見当たりません。

もしこの図のように、銀河面と並行ではなく、やや上の方に伸びているとするのなら、
オリオン腕は、銀河の上の方から取り込まれ、今は銀河の自転と同期し、
ほぼ同じ速度で銀河の中心を回転するようになった。
つまり銀河の重力で引き伸ばされながら、銀河に取り込まれてしまった
伴銀河であった、という可能性もあるんじゃないかな~~、と思ったわけです。

太陽系はもしかしたら、何10億年もの昔、銀河にやってきた、
銀河系外の来訪者だったのかも・・・

ネット で、銀河内のガスの塊と接近することによって、気候変動が起きうる、
という内容も目にしました。
伴銀河であったオリオン腕が、天の川銀河に取り込まれるときに
太陽系が遭遇した天の川銀河のガスとの摩擦によって、
地球に急激な気候変動が起きて。温度の上昇、雨、雷をもたらし、
落雷によって偶然有機化合物が合成され、生命が誕生!
オリオン腕が伴銀河のままであったなら、生命は誕生しなかったのかも・・・

もちろん、私が考えた物語にすぎません。
でもこんなことを考えることができる宇宙って、楽しいですね~~!

天の川は天の川銀河のどこが見えているのだろう?
天の川は天の川銀河のどこが見えているのだろう? posted by (C)ホシミスト_3013






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最終更新日  2014年06月21日 02時40分34秒
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15年ぶりに趣味の世界に帰ってまいりました。はたして天体写真の腕が上達するのか?その足跡を残しておきたいと思ってはじめたブログです。
最近は、DeepSkyStackerというフリーソフトを使えるようになり、画像が格段によくなってきましたが、その分庭からでなくなってしまいました。暗いとはいえ住宅地からどれくらい星が写せるのか、も見ていただけたら、と思います。
なお、梅雨など、星が写せないときには遠景や花など、節操無くアップしますのでご容赦を。
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