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リンロン88

リンロン88

2006.05.01
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テーマ: 海外生活(7808)



老子 第6章「成象」より


とか書いても、私にはよくわからないし、現在の殆どの日本人にとってもよくわからないだろう。

これが例えば、

「谷神不死、是謂玄牝」の部分が、

The spirit of valley never dies. It is called the Mystic Female.

となると、多少わかるが、これでもなんのこと?ということになる。

でも、もともとの漢文より、それの日本語訳よりも、英語訳の方がよく分かる場合もあったりする。

その英語訳を意訳すると、その訳者の解釈が入るとは言え、ずっと分かりやすくなる。


たとえば、冒頭の文章は、




道(タオ)の満ちた谷にいる神は

けっして死なないのさ。

それは

すべてを産み出す神秘な女体

と言えるものなんだ。

その門をくぐってゆくと

天地の根っこに達する


そこから湧き出るものは

滾滾(こんこん)として尽きない 

まったくタオの命はいくらくんでも

いくらくんでも

くみつくせないものなのさ。




となる。(加島祥造 訳)


第22章で、たとえば

「夫唯不争、故天下莫能与之争」

なんてのも、レ点があっても良く分からないが、これが

It is because he does not contend

That no one in the world can contend against him.

になると、多少わかり、これが「訳」になると




つまるところ

この人は争わないんだよ。 だから

どんな相手からも喧嘩をふっかけられない




老子の全81章をすっと読み通すのは難しいけれど、この「訳」だったら難しくない。と言うより、本当のところは難しいが、表面的には難しくない。

そこから英文に戻り、そしてそこから元の漢文にまで戻る、ということをやった方がいい場合もあるようだ。


訳者の加島氏は詩人だそうで、この「訳」は彼の「印象」を、彼の「共感」を詩にしているそうだ。


「無之以為用」 - And by the non-existence of things we are served.

と老子第11章にもあるように、加島氏は、みずから「いれもの」「コップ」たらんとし、自分はその中身をボトル(老子)から読者へ橋渡しをする役割を担い、それさえすめばもう用はない、とする。

しかし、それこそ「無之以為用」に違いない。






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Last updated  2006.05.01 07:47:07
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リンロン88 @ Re[1]:「いただきます」と「ごちそうさま」(03/29) プチプチ大家さん >リンロンさん、もう楽…
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