ちゃむのバレエとオペラと海外TVドラマの日々

ちゃむのバレエとオペラと海外TVドラマの日々

2009.05.13
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カテゴリ: 09バレエな日
仕事は山場続き。
ここで海外旅行なんかで休暇取ったら、間違いなく帰国後に「机がない」か「降格」が待っていたと思われ。。。

仕事のしがらみを振り切って会社を出てきてしまったので、明日の朝は早出覚悟。


ジゼル:東野泰子
アルブレヒト:熊川哲也 
ヒラリオン:スチュアート・キャシディ 
【第1幕】
6人の村人達の踊り:副智美、遅沢佑介、白石あゆ美、中村春奈、伊坂文月、西野隼人 
ジゼルの母親ベルト:ニコラ・ターナ 
クールランド公爵:ショーン・ガンリー
公爵の娘バチルド:松根花子 
アルブレヒトの従者ウィルフリード:デイビッド・スケルトン 
【第2幕】
ウィリーの女王ミルタ:浅川紫織 
モイナ:木島彩矢花 
ズルマ:樋口ゆり


ヴィヴィアナ・デュランテはケガで降板。
(5月9日大宮公演中に「左腓腹筋部分断裂」・・・全治3週間見込み、とのこと。)

Kバレエのチケット代ははっきり言って高い。
だけど、今回はデュランテ価格だったんだけどなあ、個人的には。
それでも、熊川さんも久し振りだし、まあいいかという気持ち。

席は抽選だったので、あまり意識せずに会場に向かったら、最前列センター近く。
滅多にないのでうろたえた(?)けど、それでもバレエだかよく見えてうれしいこともあるかと思ったら、それは大きな誤算だった!

・・・指揮者が目の前。

そして今日はすごくオケピットが浅い。
その上、この指揮者は身振りがすごく大きい。

結果的に、上演中ずーーっと指揮者のハデで大仰な身振りを見ることになった。

主役が細やかな振りをしていても、天に向かって振り上げた指揮者の両腕が私の視界を遮る。

ひどい(涙)。

アルブレヒトが「許して」と懇願し、ミルタが「いんや、ダメ!」なんてやりとりをしてるときも、彼は今度は一歩右に踏み出して左右にからだをスイングさせながら両肘を引き上げてタクトを振る。

さんざんだった。


それでも久し振りの熊川さんには結構目が釘付け。
1幕では華やかなオーラは健在で、「貴公子」の佇まいは立派だったし、感情表現が以前より細やかになっていると思う。1幕最後では一旦立ち去ろうとしながら、そうもしかねてちょっと戻ってきてしまったりする。

2幕で百合の花を抱えて出てくるシーンもよかった。
ルジマトフとかマラーホフとか、ナルシズムの極致のような歩き方で現れるのも、それはとても好きなのだけど、熊川さんの‘トボトボ’感が等身大に感じられて、そういう貴族の若様もありだと思わせる。

一言で言えば芸が細かくなった気がして、私は彼を再評価したのだった。

もちろん、お約束の高いジャンプも健在で、歓声がすごかったが、私は別な点で今後に期待している。





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Last updated  2009.05.14 01:52:39
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