ちゃむのバレエとオペラと海外TVドラマの日々

ちゃむのバレエとオペラと海外TVドラマの日々

2009.09.23
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カテゴリ: 09映画・TVを楽しむ
ただいま実家へ帰省中。

ちょっと息抜きに、両親と3人揃って映画に行こうということになったけど、これがまた選択が難しい。最大公約数的な選び方(映画ってそんな風に選ぶもんじゃないと思うけど・・・)をしたら、この映画になった。


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監督 中野裕之
出演 小栗旬、柴本幸、田中圭、やべきょうすけ、池内博之、本田博太郎、松方弘樹、近藤正臣、萩原健一


小栗旬が好きなミーハーな母と私は「まあいいんじゃない」、時代劇が好きな父は「思ったよりいい」と、ほんとにバランスを取ったようにまあまあな評価。


私的期待は、芥川の「藪の中」が原作ということはちょっとミステリな仕立てだと思ったのに、多襄丸(たじょうまる)という盗人とその妻のレイプ(未遂かも?)という設定だけを拝借したようなストーリーに?然とした。

誰の言っていることが真実なのか、誰もが嘘つきなのか、1つの事実が人によって見方はこれほど変わるということなのか・・・と妙に真理を突いたあの原作をここまで骨抜きにできるんだ、と感心した。「藪の中」が原作、と言わなければいいのに。


お家騒動の後、おぼっちゃまが自由を求めて愛する人と旅立つ、というただの時代劇になっちゃっている。それも小栗旬主演だけあって、どことなく現代タッチだし。


まあ、いろいろ割引が効いたことだし、「休日の午後のひと時を過ごすには許せる」といったところかな。


そして、当然かもしれないが、同じ原作を映画化した「羅生門」の心理描写には遠く及びませんでした。。。





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Last updated  2009.09.25 00:43:32
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