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2007.09.22
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カテゴリ: カテゴリ未分類
“Mack The Knife”by Bobby Darin 1959
 Original 1928
Covered by 尾藤イサオ 1963
“If I Were a Carpenter”by Bobby Darin 1967

 みなさん、先日は久しぶりの音楽クイズにお付き合いいただき、ありがとうございました。
 そのおまけのクイズで「匕首」を読んでもらう問題を出したのは、ほかでもありません、4大ボビーのひとりボビー・ダーリンが "Mack The Knife (匕首マッキー)" を歌っていたからですよ。
 また「ボビー」かい。…と思ったあなた、…そのとおりです。
 でも、そうおっしゃらずに、ちょっと読んでやってください。これが結構興味深いん話なんですよ。
 と言うわけで、ボビー・ダーリン登場です。

       **********************

 ボビー・ダーリンは、リアルタイムで聴くには僕はちょっと若すぎました。『匕首マッキー』や『ドリーム・ラバー』のようなヒット曲はよく耳にしたけれど、彼の持ち歌と知ったのは60年代に入ってしばらくしてからだったし、どんな顔してるのかもわからなかった。

 うちにあるボビー・ダーリンのベストは、20曲入りだけど、主立ったヒット曲は網羅している、・・・と思う。買ってからほとんど聴いていない CD だっだので、ちょっと聴いてみるかなと思っている矢先、たまたま夜中に、スカパーのどこかの映画チャンネルで「ビヨンドtheシー~夢見るように歌えば~」というとんでもないタイトルの映画をやっていて、何となく見始めたら、あなた、これがボビー・ダーリンの伝記でね、眠たかったけれどついつい最後まで見てしまったんですよ。6月だったかな。
 でも、これを見て驚いた。
 僕はボビー・ダーリンのことを何も知らなかった。
 生まれつき心臓に重い病気があって、長生きはできないと医者から言われていたことも、地位と名声を手に入れ、美人の女優をも手に入れたけれど、結局は挫折してしまったことも、37歳で亡くなるのだけれど、病気のことを考えるとよくそこまで持ったのだということも、何もかも知らないことだらけでした。
 詳しくは、このヘンテコなタイトルの、良くできた伝記映画を見ていただくとして、僕が中でも一番驚いた事実を記しておきます。

 ボビー・ダーリンは、あらゆるものが手に入ってもどこか満たされず、結局は妻サンドラ・ディーとも離婚してしまう。
 折しも時代は大きく動き始め、ベトナム戦争が泥沼化してくる頃、ボビー自身それまでの普通のポップシンガーであることに疑問を持ち、反戦歌を歌うようになる。
 そのころ、政治の世界では、若者の期待を一身に背負ってリベラル派に支えられたロバート・ケネディー上院議員が、大統領選めざし精力的に動き始める。ボビー・ダーリンは、このロバート・ケネディー(愛称:ボビー)の熱烈な支持者となる。
 ・・・が、ご存じのように、兄 J. F. ケネディー同様、ロバートも暗殺されてしまう。そしてダーリンは・・・。続きは映画を見てください。

 このロバート・ケネディー上院議員に関しては、最近の映画で「ボビー」という秀作があることを、楽天仲間の lalameans さんの日記 で読んで知りました。とてもわかりやすく書かれているので、ぜひそちらを読んでいただきたい。ちなみに僕はといえば、この映画はまだ見ていません。早く見たいです。

 いくら60年代後半でも、あの『匕首マッキー』のボビー・ダーリンが、フォーク・シンガーになってロバート・ケネディーを応援しながら反戦歌を歌っていたというんで、僕はびっくりしちゃいましたよ。当時全然そんなこと知りませんでしたからね。
 で、うちの CD にも入っていましたよ、あのティム・ハーディンの作った "If I Were a Carpenter (邦題:この小さな願い)" が。
 そうか。この曲、ボビー・ダーリンで流行ったんだっけ。などと、映画を見ながら再確認した曲です。

  "Mack The Knife (匕首マッキー)" と "If I Were a Carpenter (この小さな願い)" では、あまりに違う世界だとは思うけれど、映画を見て、彼がどのような生涯を送ったかを知る今、どちらもそのままボビー・ダーリンで、どちらもその時代の彼を象徴していることを認識させられました。しかし、僕は二曲ともリアルタイムで耳を傾けたという記憶がないのです。
 『匕首マッキー』は尾藤イサオや弘田三枝子ががテレビでよく歌っていたから覚えたのだ。"If I Were a Carpenter" に関しては、流行ったという記憶すらない。

 15歳まで生きられないと医者に宣告されて生きる人生って、、中身の濃い人生になるという証明なのでしょうか。いずれにしても音楽があったから、ボビー・ダーリンは37歳まで生きることが出来たと言えそうです。

       **********************

 映画「ビヨンドtheシー~夢見るように歌えば~」のタイトル、原題はボビー・ダーリンのヒット曲から取った "Beyond the Sea" なのでしょう。
 これは『ラ・メール (La Mer)』の英語版ですが、映画「ダイナー」の中でかかっていたと、「ほんの寝巻きで」さんがブログで書いていますが、その場面が思い出せません。これももう一度見なくっちゃ。
 映画というのも、通してみるにはなかなか時間が必要なので、ついつい億劫になったりします。でも、今回取り上げた3本は、ぜひ見ると良いんじゃないかな、なんて思いますよ。
 そういえば、"Mack The Knife" っていう曲は、ジャズの人たちは普通 "Moritate (モリタート)" って呼んでますけど、どうしてでしょう。原曲が、「三文オペラ」の挿入歌だということと関係あるんでしょうけど、・・・。ちょっと調べるのが面倒で。
 そういえば「三文オペラ」、見たことないんですけど、原作ブレヒトですよね。





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Last updated  2007.09.22 11:35:22
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