2012年10月16日
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カテゴリ: 伊坂幸太郎
伊坂幸太郎マイブームがまだまだ続きます。

目に付いた伊坂幸太郎作品をちょいちょい買っていましたが、
やっぱり最初から読んだ方がいいだろう、と思ってデビュー作、
「オーデュボンの祈り」  伊坂幸太郎
を読んでみました。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。
江戸以来外界から遮断されている“荻島”には、妙な人間ばかりが住んでいた。
嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、
人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。
無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。
未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?
卓越したイメージ喚起力、洒脱な会話、気の利いた警句、
抑えようのない才気がほとばしる!
第五回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞した伝説のデビュー作、待望の文庫化。


さすがに所々ぎこちないところがありますが、とてもデビュー作とは思えない完成度。
伊坂幸太郎さんは最初から完成されている作家でした。

人語を話すカカシ・・・。島に伝わる伝説の謎・・・。
ジャズ、短い会話文。
いろいろ前半で出てきた伏線が最後に全部繋がる、おなじみの構成。
伊坂幸太郎ワールド全ての要素が入っている気がします。

人の生死についての考えも、いかにも伊坂幸太郎さんらしいものでした。

ラストに向けた後半は、もうページをめくる手がもどかしいほど。
余韻を残したラストはすばらしいものでした。

主人公の伊藤はこの後のラッシュライフにも重力ピエロにも登場しています。
「神様のレシピ」は伊坂幸太郎さんの原点なのかも知れないですね。







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最終更新日  2012年10月16日 23時24分50秒
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