2012年11月20日
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カテゴリ: 小説すばる2012年
小説すばる

海の見える理髪店  荻原浩

海辺の小さな町にある、古びた床屋。
老いた店主は饒舌に、自身の半生を語り始めた。

(小説すばるより転載)

話のほとんどが、床屋のオヤジの今までの人生が語られる話です。
かなり波瀾万丈な話なので、面白いことは面白いのですが、
しょせん床屋の親父の話、どうでも良いと言えばどうでも良い。

と思っていたら、最後にやってくれました。
何故この話を床屋のオヤジは話すのか、
何故この若者はわざわざこの床屋に来たのか・・・。

うーん、最後は感動してちょっと涙ぐんでしまいました。

最後の方、
「・・・ありがとうございます。つけ足そうと思った、
あとの言葉は、結局、喉の奥にしまいこんだ。・・・」

やっぱり喉の奥にしまいこんでしまいますかねえ?
うん、言えないでしょうねえ・・・。

そして一番最後が素晴らしい。
荻原浩さん、さすがです!うまいです!


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最終更新日  2017年12月17日 09時19分28秒


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