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Brothers in Arms『マネー・フォー・ナッシング/Money for Nothing』である。1985年リリース。ダイアー・ストレイツ/Dire Straits収録アルバム「ブラザーズ・イン・アームズ/Brothers in Arms」。85年、ビルボード総合チャートで最高1位を記録。試聴はこちら⇒⇒⇒ ***ダイアー・ストレイツは1977年デビュー、イギリス、ロンドン。複雑な施しはしていない。扱う音楽は至ってシンプルなルーツ・ミュージックを基調としているが、マーク・ノップラーの独特の感性が、極めて異質な音楽性を生み出している。抑揚の薄いノップラーのボーカルは、冷徹な印象を与えるが、バラードでは優しい印象をリスナーに植え付ける。ひとことで言って、変わったロック・バンドである。『マネー・フォー・ナッシング』は、かのPV(プロモーション・ビデオ)放送の大御所MTVへの批判の強い曲。フルCGで作られた「やせっぽちキャラ」と、葉巻をくわえた「太っちょキャラ」と、おまけで登場する「犬」が人気を呼び、皮肉にも、MTV大賞に選出されるという偉業を成し遂げた。アルバム・リリース時のメンバは、以下のとおり。マーク・ノップラー[ボーカル&ギター]/Mark Knopflerハル・リンデス[リズムギター]/Hal Lindesジョン・イルズリー[ベース]/John Illsleyアラン・クラーク[キーボード]/Alan Clarkガイ・フレッチャー[シンセサイザー]/Guy Fletcherテリー・ウィリアムズ[ドラムス]/Terry Williams追伸だが、ポリス/Policeのスティング/Stingがバック・ボーカルに参加している。「I Want My MTV」と、ポリスのヒット曲「高校教師/Don't Stand So Close to Me」のメロディで唱えていることに気付いたリスナーは、エラいのである。
2008年01月24日
『チョップリフター/Choplifter』である。1982年登場。ブローダーバンド社。『バンゲリング帝国3部作』の一つ。当初の動作対象機種はApple2、コモドール64等。ヘリコプターを操作して、戦闘機や戦車からの攻撃を避け、建物等に収容されている捕虜を救い出すのが目的のシューティングゲーム。ヘリコプターには独特の慣性が働き、操作に慣れるのに時間が掛かるが、ヘリの旋回や、捕虜の走る姿、奥行きのある世界観の表現など、当時の低いマシン・スペックの割には、非常に滑らかな動きを見せていた。ヘリが地上に着陸すると、あちこち動き回っていた捕虜達が、手を振ってきたり、わらわらとヘリに向かって走ってきたり姿が微笑ましい。ヘリの下敷きになったり、銃砲で撃ってしまったりすると、捕虜が死んでしまうので要注意。登場させた捕虜は基地(安全な場所)まで運んであげると、喜んで降りていってくれる。ゲーム画面はこちら⇒⇒⇒ ***パソコンで登場したシューティングゲームとして、当時は全米で大ヒットを放ち、ブローダーバンド社の名を一気に広めた。日本では、NECパソコン(システムソフト)、シャープX1(ソフトプロ)、コンシューマではファミコン(ジャレコ)、SGシリーズ&セガマーク3(セガ)、MSX(ソニー)などに移植され、85年にはセガがアーケード・ゲームとして登場させている。
2008年01月22日
『ビリー・ジョエル/Billy Joel』である。1949年、ニューヨーク州ブロンクスの生まれ。デビューは、71年。デビュー・アルバムは『ピアノの詩人/Cold Spring Harbor』スタンダードなロックンロール・ナンバーを唱えたり、痛烈な社会批判を綴り、世界に波紋を投げかけたりと、日本でも非常に人気の高いアーティスト。何度も空白の時期を設け、音沙汰が無くなる時があるが、「ビリー節」は突如として再燃し、まだまだ健在であるところを見せてくれる。1999年(第14回)ロックの殿堂入り。試聴はこちら⇒⇒⇒ ***代表的なアルバム作品は、『ストレンジャー/Stranger』、『グラス・ハウス/Glass Houses』、『ニューヨーク52番街/52nd Street』、『イノセント・マン/An Innocent Man』、『ピアノ・マン/Piano Man』等。偉人の音楽は、「目覚まし代わりに聴け!」である。Piano ManStreetlife SerenadeTurnstilesStranger52nd StreetGlass HousesThe Nylon CurtainAn Innocent ManStorm Front
2008年01月21日
『ストリート・オブ・ドリームズ/Street of Dreams』である。1983年リリース。レインボー/Rainbow収録アルバム「ストリート・オブ・ドリームズ/Bent Out of Shape」。83年、ビルボード総合チャートで最高60位を記録。試聴はこちら⇒⇒⇒ ***レインボーは、ディープ・パープル/Deep Purpleのギターリストとして名声を高めたリッチー・ブラックモア/Ritchie Blackmoreを中心に、1975年に結成された。デビュー・アルバムは『銀嶺の覇者/Ritchie Blackmore's Rainbow』クラシカルな印象をハード・ロックに盛り込んだスタイルが、後発のハード・ロック、ヘヴィ・メタルのスタンダードとなった。初期のブリティッシュ・ブルースから、後期のアメリカン・ポップスを意識した変遷は、グローバルな視点で見た流行音楽そのものの変遷であるとも言える。アルバム・リリース時のメンバは、以下のとおり。リッチー・ブラックモア[ギター]/Ritchie Blackmoreロジャー・グローヴァー[ベース]/Roger Gloverジョー・リン・ターナー[ボーカル]/Joe Lynn Turnerデビッド・ローゼンサル[キーボード]/David Rosenthalチャック・バーギ[ドラムス]/Chuck Burgi『ストリート・オブ・ドリームズ』は、後期のポップス色の強い曲で、ヒット・チャートにも上るヒットとなった。ジョー・リン・ターナーのボーカルを主体とした演出で、センチメンタルな印象が耳に残る。反面、リッチーのギターが控えめで、それを期待している人には、不満の多い曲であるとも言える。
2008年01月20日
「県庁所在地」とは、県を代表する都市のことである。大方の都道府県では、「県庁所在地」に最も多くの人が住み、経済の中心となっているものである。当企画では、そんな「県庁所在地」であるJRの駅に、休日の12:00にやってきたという設定で、13:00までの1時間にどんな列車がやってくるのか検分してみる。ちなみに、参考にする時刻表は2007年11月現在のもので、その後に時刻変更、増発、減便が生じているかもしれないのである。第21回目は富山県、『富山駅』である。富山駅は《北陸本線》の中間駅である。また、《高山本線》の分岐駅であり、旧・富山港線が三セク化した《富山ライトレール・富山港線》への乗換駅でもある。《北陸本線》・糸魚川方面(下り)12:19 普通 直江津行・金沢方面(上り)12:06 特急サンダーバード26号 大阪行12:25 普通 金沢行12:50 特急はくたか6号 和倉温泉行12:52 普通 高岡行《高山本線》12:27 普通 猪谷行まずは、ブルーリボン賞受賞のお祝いに、富山ライトレールを堪能しておく。一本で最も遠くに行けるのはサンダーバードだが、12:19の直江津行は、その後の乗り継ぎで、新潟まで行ける。日本海と、連続する長いトンネル、『筒石駅』のような奇妙な地下駅を見て回ったり、楽しみはこちら方面の方がありそう。KATO 683系「サンダーバード6両基本+3両増結 9両セット(2006年ロット)富山ライトレールの誕生
2008年01月14日
ついにシリーズも100番目のアーティストを迎えた。記念すべきキリ番アーティストは、黒のロカビリー・ロッカーこと『ジーン・ヴィンセント/Gene Vincent』である。1935年、バージニア州ノーフォークの生まれ。52年、17歳の頃、海兵隊に入隊し、韓国へ派遣した際、オートバイ事故により、左脚に障害を残す重傷を負う。56年、除隊後、バージニアに戻り、地元の仲間でブルー・カップス/Blue Capsを結成。デビュー曲、「Be-Bop-A-Lula」が大ヒットとなり、注目を浴びる。試聴はこちら⇒⇒⇒ ***50年代末期になると、アメリカでの人気も下火になり、活動拠点をヨーロッパに移し始める。60年、ツアーの移動中、エディ・コクランと同乗していた自動車が事故に遭い、この時、コクランは即死、ヴィンセントは重傷を負う。黒い革ジャケットを身に纏って、アップテンポのロカビリーを熱唱する。今でこそ、定番のロカビリー・スタイルだが、そのスタイルを生み出したのがヴィンセントである。後に、世界を席巻するブリティッシュ・アーティスト達に多大な影響を与えた、エルヴィス・プレスリー、カール・パーキンスらと並ぶ大物ロッカーである。ヴィンセントは71年、アルコールの大量摂取により、この世を去る。享年、36歳の若さだった。1998年(第13回)ロックの殿堂入り。代表的なアルバム作品は、『ビー・バップ・ア・ルーラ/Be-Bop-A-Lula』、『もっと愛して/Lotta Lovin'』、『ブルージーン・バップ/Bluejean Bop』、『ダンス・トゥ・ザ・バップ/Dance To The Bop』、『レース・ウィズ・ザ・デヴィル/Race With The Devil』等。偉人の音楽は、「膝を伸ばして聴け!」である。
2008年01月12日
『ドント・ストップ・ザ・ダンス/Don't Stop The Dance』である。1985年リリース。ブライアン・フェリー/Bryan Ferry収録アルバム「ボーイズ・アンド・ガールズ/Boys and Girls」。85年、ビルボード、Hot Adult Contemporary Tracksで最高26位を記録。試聴はこちら⇒⇒⇒ ***ブライアン・フェリーは1945年、イギリス北部、ワシントンの生まれ。71年、ロックバンド、ロキシー・ミュージック/Roxy Musicを結成。バンドのリーダーシップをとりながらも、ソロ活動も並行する。EC系ファッションの王道を行くダンディズムと、独特のボーカル・スタイルが特徴。キムタク主演のTVドラマ「ギフト」に使われた「TOKYO JOE」が、スマッシュ・ヒットした。『ドント・ストップ・ザ・ダンス』は、ブラック・ミュージックを意識したミディアム・バラード。どこか切ない節が魅力で、AORリスナーの人気も高い。当時はビデオテープのCMにも使われていた。Boys and Girls
2008年01月08日
『モナコGP』である。1979年登場。セガレーシングカーのコックピットを想定した大型筐体を用いた、レーシングゲームの草分的存在。ステアリング、2段階のシフトレバー、アクセルを駆使して、レーシングカーを操作する。ブレーキは無い。デモはこちら ⇒⇒⇒ ***画面は上から下へと流れる縦スクロール。ほぼ直線のコースが延々と続く。コーナリングに関わるテクニックは不要である。要は、上部から雨のように降ってくる邪魔カーを、ひたすら避けて、前進していけば良いのである。また、時折、幅員が減少したり、水溜りが現れたり、路面が凍っていたり、トンネルに侵入し、視界が前照灯で照らされた部分のみに減少したり、縦長の大型トラックのような救急車が赤色灯を点滅させながら、下部から高速でレーシングカーを追い抜いていったり、バラエティ豊な状況の変化が生じるため、シンプルなゲーム故の単調さを感じさせない配慮が盛り込まれている。ゲーム開始時は制限時間制で、残り時間がゼロになった時点で2000点を越えていると、ストック制に切り替わり、ミスをしなければ、永遠に遊べるモードになる。尚、2000点の倍数毎に、ストックが一つずつ増える。加えて、ベスト5までのランキング表示機能が搭載されたのも、当ゲームが元祖であったと思う。アイデアはシンプルだが、楽しく遊んでもらおうという開発側の姿勢が、秀逸なゲームを生み出している。
2008年01月06日
『サンタナ/Santana』である。カルロス・サンタナ/Carlos Santana(1947年生まれ、メキシコ)を中心に結成されたロック・バンド。コンガ等、多彩な打楽器を用いたラテン・リズムを取り入れているのが特徴。初期のメンバー構成は、カルロス・サンタナ[ギター]/Carlos Santanaグレッグ・ローリー[ボーカル&キーボード]/Gregg Rolieトム・フレイザー[ギター]/Tom Frazierガス・ロドリゲス[ベース]/Gus Rodriguezマイケル・シュリーヴ[ドラムス]/Michael Shrieveマイケル・キャラベロ[コンガ]/Michael Carabelloマーカス・マローン[コンガ]/Marcus Maloneホセ・チェピート・アレアス[ティンバーレス]/Jose 'Chepito' Areas1969年、ウッド・ストック・フェスティバルでのパフォーマンスが好評となり、メジャー街道を歩み出す。試聴はこちら⇒⇒⇒ ***その後は、メンバを入れ替えながらも、人気を持続し続けるが、特に99年にリリースしたアルバム『スーパーナチュラル/Supernatural』は世界で2500万枚を越える大ヒットとなり、シングル曲『スムース/Smooth』でマイケル・ジャクソンと並ぶグラミー最多部門受賞(9部門)を果たしたのは記憶に新しい。カルロスは60歳を過ぎた現在においても、精力的に世界ツアーを行い、ギターリスト(「泣きのギター」などと呼ばれている)としての影響力も翳りを見せていない。1998年(第13回)ロックの殿堂入り。代表的なアルバム作品は、『スーパーナチュラル/Supernatural』、『天の守護神/Abraxas』、『アミーゴ/Amigos』、『ジーバップ!/Zebop!』、『ミラグロ/Milagro』等。偉人の音楽は、「素直に聴け!」である。AbraxasSantana 3CaravanseraiLotusAmigosZebop!MilagroSupernaturalUltimate Santana
2008年01月03日
『恋におぼれて/Addicted To Love』である。1986年リリース。ロバート・パーマー/Robert Palmer収録アルバム「リップタイド/Riptide」。86年、ビルボード総合チャートで最高1位を記録。試聴はこちら⇒⇒⇒ ***ロバート・パーマーは1949年、イギリス、ヨークシャー州バットリーの生まれ。ダイナミックなボーカルが定評で、74年、ソロ・ボーカリストとしてデビューを果たす。デビュー・アルバムは『Sneakin' Sally Through the Alley』78年、『Every Kinda People』のヒットで、アメリカでの人気も上昇し、85年にはデュラン・デュラン/Duran Duranのメンバーと、シック/Chicのナイル・ロジャース/Nile Rodgersによって結成されたロックバンド、パワー・ステーション/Power Stationのボーカルに参加(※注1)し、話題となる。パワー・ステーションの勢いに便乗してリリースした形になったアルバム「リップタイド」は、発売当初はそれほどの注目は浴びなかったが(※注2)、この『恋におぼれて』のシングル・カットをきっかけに、ミリオン・ヒットとなった。『恋におぼれて』は、パーマーのボーカルが満喫できる、彼の代表曲といえるソウルフルなロック・ナンバー。ワイシャツにネクタイを締めて、ハード・ロックを熱唱する、パーマーらしいパフォーマンスが大いにウケた。パーマーは2003年、心臓発作により、54歳という若さで他界した。あまりに突然の訃報に、当時は驚かされた。改めて、冥福を祈るのである。(※注1)スタジオ録音のみの契約だったが、ツアーを行う話にまで発展し、激怒して脱退したという逸話がある。(※注2)当時の歌番組「夜のヒットスタジオ」にゲスト出演し、最初にシングル・カットした『Discipline Of Love』を披露してくれた。記憶が薄れてしまっているが、たぶん口パクだったと思う。
2008年01月02日
「県庁所在地」とは、県を代表する都市のことである。大方の都道府県では、「県庁所在地」に最も多くの人が住み、経済の中心となっているものである。当企画では、そんな「県庁所在地」であるJRの駅に、休日の12:00にやってきたという設定で、13:00までの1時間にどんな列車がやってくるのか検分してみる。ちなみに、参考にする時刻表は2007年11月現在のもので、その後に時刻変更、増発、減便が生じているかもしれないのである。第20回目は岐阜県、『岐阜駅』である。岐阜駅は《東海道本線》の中間駅である。また、《高山本線》の分岐駅であり、美濃太田駅から分岐する《太多線》への直通列車の発着も行われている。《東海道本線》・大垣方面(下り)12:03 特別快速 大垣行12:17 特急しらさぎ7号 富山行12:19 新快速 大垣行12:33 新快速 大垣行12:48 快速 大垣行・名古屋方面(上り)12:07 快速 豊橋行12:12 普通 豊橋行12:22 新快速 豊橋行12:27 普通 岡崎行12:37 快速 豊橋行12:42 普通 豊橋行12:52 新快速 豊橋行12:55 特急しらさぎ6号 名古屋行12:57 普通 大府行《高山本線》12:12 普通 多治見行【太多線経由】12:23 特急ひだ7号 高山行12:50 普通 多治見行【太多線経由】大垣方面へ向かう列車(特急以外)は、種別が快速になっているが全て各駅停車である。競合の名鉄があるため、名古屋方面行は不自由しない。ここは、富山行の特急しらさぎ7号が面白そう。優等列車でなければ通過しない垂井の山間ルート(旧・新垂井ルート)や、北陸本線が長時間に渡って楽しめる。「乗りテツ」好みの列車である。 チョロQ キハ85系ワイドビュー ひだ【日車夢工房オリジナル】【MODEMO・モデモ】鉄道模型Nゲージ名鉄 モ600形(増結用T車)(NT76)
2008年01月01日
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