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札幌市議の「アイヌなんてもういない」発言。<札幌市議>「アイヌはもういない」 ネットで自説毎日新聞 8月17日(日)7時30分配信 yahoo 【 札幌市議会の最大会派「自民党・市民会議」に所属する金子快之(やすゆき)市議(43)=同市東区選出=がインターネットの短文投稿サイト「ツイッター」に今月11日、「アイヌ民族なんて、いまはもういない」などと書き込んでいたことが分かった。アイヌ民族でつくる団体からは「不見識だ」と批判の声が上がっている。・・】 【・・金子市議はツイッターに「せいぜいアイヌ系日本人が良いところ」「利権を行使しまくっているこの不合理。納税者に説明できません」などとも投稿。今年3月には「同じ日本人に無理やり色を付けて、不透明な特権を与えることが一番の問題ではないか」とも書き込んでいた。・・】K同が、先祖(それも父方限定)の身分を問題にして同和行政を進めさせようとしているのと、もともとアイヌの土地だった北海道を、明治政府が植民地として「開拓」して、先住民を追い出したのは意味が違う。札幌(アイヌの時代はサリポロベツだったはず)に百万都市を作って圧倒的多数のヤマト民族の領地にしちゃったから、アイヌが「少数民族」になってるだけで、まず、「そこんとこ」を反省することが必要だろう。
2014年08月17日
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漁業者に制裁金支払いへ=諫早開門、国の抗告棄却-福岡高裁時事通信2014/06/06 【国営諫早湾干拓事業(長崎県)の潮受け堤防排水門について、福岡高裁(一志泰滋裁判長)は6日、開門するまで国に制裁金を支払うよう命じた佐賀地裁の「間接強制」決定に対し、国が不服を申し立てた執行抗告を棄却する決定をした。開門を求める佐賀・長崎両県の漁業者49人に、12日から1日1万円が支払われる見通し。国は同高裁に、最高裁に抗告する許可を求め、支払いの執行停止を申し立てた。・・】「1日1万円払えばいいのか・・」で済まされるのが一番の問題だろうか。今まで、「補償金」というカネのばらまきで埋め立て事業や原発を進めてきた延長を考えれば、「カネが欲しくてゴネている漁民」の構図を作って、泥沼化を狙うか?(「1日1万円」をうらやましがるようなワーキングプアを動員して、)長崎県側の裁判の主張は、干拓事業によって儲けようとする人々の利益を確保しようとするものであり、佐賀県側の裁判の主張は、共有財産としての干潟で生活してきた人々の権利保障である。けっして「農業対漁業」の構図ではないのだが、報道は、根本を伝えないのが仕事。 なんだろうな。【 ・・漁業者側の馬奈木昭雄弁護団長によると、支払われた制裁金は集めて基金とし、有明海再生の調査・研究に使うという。】1日49万円程度で再生事業には遠く及ばないが・・・。
2014年06月07日
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震災で大きな津波被害を受けた陸前高田市で、「山を削って低地をかさ上げ」型の「復興」事業が進んでいるという。陸前高田市で土砂運搬用ベルトコンベア稼動開始(IBC岩手放送2014.3.24) 【・・市街地が被災した陸前高田市の高田、今泉地区では、現在、土地区画整理事業が進められていて、山を削り、高台を造る工事で出る土砂を効率よく運び出そうと、去年5月からベルトコンベアの建設が進められてきました。コンベアを支えるつり橋は地元の児童により「希望のかけ橋」と名づけられ、巨大なダンプから投入された土砂は砕かれたあと、気仙川の対岸へと運ばれていきました。 長さ3キロにおよぶベルトコンベアは1日8時間稼働しておよそ2万立方メートルの土砂を運ぶ能力があります。 造成工事では標高120メートルほどの今泉地区の山が45メートルほどの高さまで削られ、宅地や公共施設の建設用地として使われます。 一方出た土砂は主に高田地区の土地のかさ上げに活用される予定です。・・】この風景は、かつて「関空」を造成するときに登場した。事業自体が「関空」と同じ発想なんだろう。で、結局、バブル景気が破たんしたあげく、埋め立て地をもて余してる。関空に比べて、財政力もない三陸で、「りんくうタウン」をもて余すのは、かなりキツいと思うが、みんな平気なんだろうか?(震災前に24000人だった町を「25000人」に増やすバブル計画を、目先の復興ビジネスに釣られて進めるのは、 結局、原発依存と同じじゃないの? ・・と、誰も思わないの?
2014年03月26日
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「八ッ場ダム」に比べると、ニュースの扱いは小さいが、以前も話題にしたことがある、広島県・福山市の「鞆の浦」埋め立て・架橋計画をめぐる、住民側「差し止め訴訟」で広島地裁が「埋め立て差し止め」を命じる判決(2009/10/1毎日) 【能勢裁判長はまず、景観利益について、最高裁判決などをもとに、「法律上保護に値するもの」と認定。鞆の浦の景観を「歴史的、文化的価値を有するもので、国民の財産」などと評価し、「工事が完成した後に復元することはまず不可能」と指摘した。 そのうえで、公水法や関連法規は、個別の景観利益も保護していると認定。「計画は景観を侵害するもので、政策判断は慎重になされるべきだが、よりどころとなる調査・検討が不十分、不合理な場合は裁量権の逸脱にあたる」と判示した。】橋は「道路を通して便利にしたら地元が便利になる」の目的計画。 「便利さ」と「景観」の天秤を、裁判所が決めるものではないと思うが、判決は、「まず、ちゃんと見えるところに天秤を置きなさい」というもので、「どっちを取れ」とは言ってない。 冷静な判決といえる。 ◇原告「対立望まない」 県や市に協働呼びかけ (同10/2広島地方版) 【・・原告団長の大井幹雄さん(69)は「昨日の敵は今日の友。すぐに融合できる」と自信を見せる。松居秀子事務局長(58)は「またゼロからの出発。行政、住民共々、再度調査していきたい」と述べた。 原告弁護団の山田延広弁護士は、計画に賛成している人たちに対し「この判決をもって、もう一度、県や福山市の説明に正当性があるか判断してほしい。そうすれば、弁護団や住民の一部が、個人的問題として反対しているのではなく、もっと大きな日本国中の利益があるとわかるだろう」と呼びかけた。藤井裕弁護士も「判決は鞆を魅力あるまちにする第一歩だ」と力説した。・・】 ◇県「到底承服できぬ」 控訴は今後検討 【・・判決に対して「景観は大事だとの認識はずっと持っている。漠然ととらえられた景観利益と(県が出した)投資効果との比較の中で、極めて客観性に乏しい結論だった」と批判。また、「今回の計画は景観を侵すものだとは思っていないし、公共性の高いもの。地区のほとんどすべての方が計画を望んでいる」として、「現在の案を推し進めるのが最良であるとの気持ちに全く変わりない」と話した。】 県のコメントが、「思い」「気持ち」だけに終始して、判決のいう「調査・検討の不十分なままの決定」に、「いや、十分調査・説明をしました」と、異議を申し立てできないのは、 たぶん、判決内容を理解してないんだろう。(いや、してるからこそ?) (じつは、私は、広島県の観光地で実際に行ったことがあるのは「鞆の浦」だけ。 のんびりして、じつに風情のあるところです。)港をパスして福山方面に抜けるなら、「グリーンライン」というのも別にある。のんびりした、せまい町に「いい道路」を作っても、「ぬけ道」通過車両が増えるだけで、地元の役には立たんと思う。京都の「天橋立」に道路を作って、宮津市から丹後半島まで直結したら便利だよ… って、地元の人は誰も言わんでしょう。
2009年10月06日
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島根県。中海干拓事業の「見直し」と、「淡水湖化」中止のあと、「締め切り堤防」の開削がおこなわれているニュース。(2009/5/12 日本海新聞)【…境水道と中海の本庄水域を隔てている森山堤防(三・一キロ)の一部開削工事は、松江市八束、美保関町境界付近を幅六十メートル開削(深さ六メートル)し、十トン級の船が航行可能な高さ五メートルの道路橋を架ける計画。約七億円をかけて二〇〇七年四月に着工し、橋は昨年九月に完成、海上などから掘削工事を行ってきた。…】 【…「昭和の国引き」と言われた国営中海土地改良事業は一九六三年に着工以来、最大工区の干陸中止、中海・宍道湖淡水化中止と大きく軌道修正。事後処理として継続中の西部承水路堤の撤去、農業用水確保対策を経て、二〇一〇年度に半世紀近い歴史に幕を下ろす。総事業費は千百五十五億円。】 竹下さんの地元。土木工事は「経済効果」の源だった。 最初から、「ゼネコンを儲けさせるだけで、減反政策のもとで農地は利用されない」「汽水域の環境を破壊する」という批判があったのを、強行。 で、計画を中止しても、「後始末」のために、やっぱりお金はかかるわなあ。 最初から計画に反対していた人たちに、「あなたがたの話を聞かずに、計画続行で大損をさせてしまって申し訳ない」 って、誰か、ひと言でも「おわび」があったんだろうか? 諫早湾干拓も、他人事ではないはずだが、まだ「儲けしろ」があるうちは撤退できない?
2009年05月20日
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行政をめぐる裁判というのは、数としてはけっこうある。 基本には『三権分立』があるので単に『○○ダムの計画は住民の利益にならない』といって中止を求めても、門前払いされる。 まず、行政への不満は行政に訴えるのがスジである。 知事や市長が計画を出し、議会で認められて予算のついた事業について、計画そのものを中止させるのは、司法判断の対象外。 例えば、道路の建設が「莫大な予算を使い、予定地の住民の生活環境を損ねるのは判っているが、住民の不便を解消するためには必要である」 というのは『価値判断』になる。 京都市の桝本前市長が『高速道路の建設で市の負担は90億円だけ』と言って、実際に2000億円かかっても、 『私の計算では90億だったが、結局、いろいろ膨らんで2000億円になりました』と言い逃れをした場合には『司法判断』にはならない。(まだ市長になる前だったし)与党議員が決算を承認してるから、責任は不問。 (「井上吉郎候補の指摘が正しかった」、と反省するような奴ではない。桝本候補に投票した市民も、『振り込め詐欺』の被害者が、銀行員に詐欺だと注意されながら、自分が騙されていると認めないようなもん・・・)諫早干拓の地裁判決。(2008/6/27中日WEB)干潟の地裁判決。(2008/11/19毎日.jp)いずれも、『環境への影響は小さい』『得られる利益のほうが大きい』という議会で認められたときの前提が崩れているので、事業を進めることの合理性を欠くというもの。『実害』が出て初めて『前提』の誤りを認める、というのが、司法権力の限界でもある。いま注目しているのが、鞆ノ浦架橋をめぐる訴訟。広島地裁で進行中。「橋」一つのために『そこにしかない』ものを失って『どこにでもある(ちょっとだけ道の広い)田舎町』になってそれで「町が発展する」という根拠を、どこから引っ張ってきたのか。ちゃんと明らかにしてもらいたいもんだとは思う。
2008年11月25日
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かつて、「生きている化石」といわれる、カブトガニの生息地をつぶして作られた、「国営・笠岡湾干拓」事業1800haは、諫早湾干拓地の倍ちかい。その大きな干拓地を使って何が行われてるかといえば、「100万本のひまわり・カーニバル」(2008/8/25 山陽新聞)【・・・干拓地内の笠岡ふれあい空港周辺には、カーニバルの開催に合わせて“100万本のヒマワリ”が咲き、一面に黄色のじゅうたんを広げたよう。家族連れや写真愛好者らは見晴らし台や花畑の中で鮮やかな景色に見入り、写真に収めていた。・・・】 「観光農園」だったっけ? 農道空港って、アクロバット飛行のための施設だったか…。しかし、市みずからが(農林省予算ほしさに)生息地潰しを計画しながら、 (中国新聞'08/5/12)「繁殖地を守るため」に「潮干狩り禁止」って、マッチポンプとしか言いようがない。【・・・湾内のカブトガニはかつて、漁業者が「網を破る厄介者」と嘆くほどいた。今では成体は推定四十~五十つがい。近年、自然繁殖はほぼ確認できず、市立カブトガニ博物館で人工増殖した幼生を放って命脈を保つ。・・・】
2008年09月19日
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諫早湾干拓地の締めきり堤防の、5年間「開門」調査の地裁判決に対し、「開門」を命じられた国側が「控訴」(毎日佐賀2007/7/11) ありがちな構図ではあるけれど、控訴の中身がお粗末。「控訴のための控訴」としか思えない。「開門は水害や塩害が起きるかもしれないから、アセスメントを行う必要がある」 いや、もともと、存在しなかった締めきり堤防の建設によって、有明海に被害あたえる可能性を無視して、堤防締めきりを強行したから、こういう問題が起こったのであって、 「もし開門したら」・・・と、締めきり堤防が「最初からある」もののような扱いはおかしい。 建設のアセスメントを行う前の被害調査が不十分であり、「実証妨害」をしてきた国側の責任を問われたのが、地裁判決の中味。 うーん、何と間抜けな「控訴」理由なんだろう。(「○○被害のおそれ」って、浜岡原発でも横須賀基地の判決でも、認められなかった。「淡水湖を持たない干拓地」って、あちこちにあるし…。「想定外」の原発より「現実」なんだけど) ところで、「控訴」を福田内閣の「試金石」だと言ってた民主党・菅さん。(2007/7/3記者会見)小沢代表って、「諫早湾締めきり」のとき「自自公」政権与党にいたんだけど、 (干拓を進めたのは竹下内閣だったかな) まず、小沢さんに、試金石を問う必要はないんだろうか。
2008年07月13日
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諌早湾干拓地で問題になっている締め切り堤防。 湾内を淡水化しないと農業用水が確保できず、塩害を受ける、 …ということで、佐賀地裁の『開門』判決でも、『代替工事』の期間を取っている。 今から用水路の工事ができるのならば、最初から作っていればよかった?(普通に考えて、締め切り堤防より用水路のほうが安い。上流から、農地整備と並行してできるし。) 画像は、岡山県の児島湾干拓区にて。 江戸時代の工事だが、(S38に『二百周年』だから、1763年完成の計算。)『旭東』区域は今でも締め切り堤防の外。 締め切り堤防を作ったのは、藤田財閥と明治政府以来の官財癒着のプロジェクト。 昔から、用水路毎の堰を順番に閉めたら順番に水位が上がる。(順番を守らず、勝手に水を引いたら『我田引水』) ※『晴れの国』岡山に比べて、長崎が水不足になるんだろうか?(『あああぁ~、長崎はぁ~、今日も~雨ぇだった~…ヮヮヮヮ…』を安易に思い浮かべる他所者。) ちなみに、岡山の堤防土木工事は、秀吉の「備中・高松城水攻め」がルーツだと、中学時代に聞いたけれど、本当かな。
2008年07月05日
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先日の、諫早湾干拓事業をめぐって、 締めきり堤防の開門を命じた判決(2008/6/28中日新聞)。 いろんなところで歓迎されてるけれど、「落とし穴」に触れてない反応が目立つので、ちょっとコメント。 (素直に裁判所の言うことを信じられない、曲がった根性だと私が評価されるのは勝手ですが、実際に「どうなるか」は、もっと根性の悪い奴らが計画すること) ◆「諫早湾」判決骨子▼国は潮受け堤防の南北排水門を5年間常時開放せよ▼防災機能代替工事のため、判決確定から3年間は開放を猶予する▼堤防閉め切りと有明海全体の環境変化の因果関係は認められないが、諫早湾内については相当程度立証されている▼国が中・長期の開門調査に協力しないのは漁業者らへの立証妨害▼開放で農業生産に支障が生じたとしても、漁業行使権侵害に優越する公共性、公益上の必要があるとは言い難いつまりは、 判決が「確定」してから3年間は、「代替工事」が必要だから開門しなくていい。 国の開門は「環境調査」のために、5年間協力せよという内容。(「代替工事」を請け負う会社にとっては、新たな儲け話であり、「代替工事」によって新たな環境被害が生まれることについての予想はしていない。)手放しで「開放」の1語だけで喜べるかどうか判らない。最後の文章も、いたずらに、農業と漁業を対立させてるように思える。島根県・中海干拓地では、「淡水化事業」が中止されたが、ちゃんと干拓地は売り出しされている。(農業用水は上流から用水路で引けばいい。下流にあるからこそ、遠浅になってるんだから)http://www.pref.shimane.jp/section/nouti/kokuei/uridasi.html (「1反180万円」で買う人がどれだけいるのか…いないから、売れ残って募集が続いてる) いま、米の「反収」が、450~500kg。 生産者米価60kg1万円の時代では、180万円の田んぼで7~8万円/年。金利4%で消えてしまう。 もちろん、生産コストがかかり、農家の労賃がかかる。金利優遇したって儲けになりようがない。最初っから「悪徳商法」でしょ。(悪徳商法なら、売った奴は儲かっているのだけれど、県も農水省も予算を出している)
2008年07月02日
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