三代目当主マイケル・マークス氏(Lord Marks of Broughton)は男爵の爵位を持っている。 しかし英国貴族と言っても代々の英国貴族では無い。 このマークス家はポーランドからのユダヤ系移民。 ユダヤ系でも商業的に成功すると爵位を受けるという例は英国以外にもある。 例えば有名なロスチャイルド家(フランスではロチルド家)が男爵家だ。 このM&Sの3代目の当主 マイケル・マークス卿は、寿子さんという日本人と結婚していたが、その後離婚している。 たしか寿子さんがロンドン大学の研究室にいた一年間でマークス卿と知り合って結婚したはずだ。
このマークス寿子さんは現在日本に住んでいて大学教授兼作家である。 ある講演会の紹介ではこうだ。 <略歴> 正式名はThe Right Honourable Toshiko Lady Marks of Broughton。 1936年、東京に生まれる。早稲田大学政治経済学部を卒業後、東京都立大学法学部博士課程を修了。同大学非常勤講師をつとめたのち、71年にロンドン大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの研究員として渡英する。76年、英国一のスーパー・マーケット・チェーンの三代目当主マイケル・マークス氏(Lord Marks of Broughton)と結婚、英国籍と男爵夫人の称号を持つ。エセックス大学現代日本研究所講師を経て、現在は秀明大学(もと八千代国際大学)教授とし日英間を行き来している。又、『日英タイムス』を発行するなど、日英交流の場でも活躍中。 著書はいろいろあるが、私はブックオフで100円均一で下記の五冊の本を買った。