【不眠症カフェ】　Insomnia Cafe

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2004.07.19

開高健先生によると、男女ともセックスの後には眠気を誘われるが、フランス語では「小さな死」というらしい

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テーマ：深夜の不眠症カフェで読書 Insomnia Cafe(92)

カテゴリ： 🔴 Ｂ【本・読書・文学】【朗読】

久しぶりの日記。

松本清張がミツコと栄次郎・リヒャルトについて書いた「暗い血の旋舞」の内容について書こうと思ったが、これは明日にでも書くことにして、今日は私としては新手法で行きたい。
いままで、日記はテーマに沿って書いていたが、それだとそれなりに仕上げなければいけない。
それがまた、知らず知らずの内に義務感や、プレッシャーとなってはいけない。

そこで、テーマを決めない、勝手気ままな、細切れの・短い雑感・雑情報などの、またはそれ以外の（これじゃ定義にならないが）、いわば「寄り道日記」または「迷い箸日記」を、試しに書いてみようと思う。
これなら楽チン。

ではでは。

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リンク先のeugene9999さんが日記で特攻を強要する旧日本軍の体質について書いている。
その日記にコメントとして、書き込ませてもらったものをちょっと修正してみる。

職業軍人ばかりで構成されていた軍隊に一般人を導入したのはナポレオンだと言われています。
武士というのは、江戸時代にはテクノクラートになってしまいましたが、そもそも初めは職業軍人ですから、戦死することの心理的シミュレーションは常々していた。
その教材が、例えば「葉隠」では無いでしょうか？

太平洋戦争というものは、軍部＝職業軍人が、一般人出身の兵士にまでに、職業軍人並のノブリス・オブリージを強制し、武士の「死の哲学」を押しつけたものであったのではないでしょうか？
理不尽にも。

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二・三日前の朝日新聞で見つけた、考古学関連の記事。

夏王朝？都市跡発見
中国・河南省　殷の前、可能性高まる

北京＝共同
中国の伝説上、最古の夏王朝（紀元前２１世紀＝同１６世紀）の都があったと推測されていた河南省○師市の「二里頭遺跡」から、大規模宮殿を持った古代都市跡がこのほど発見された。

世界最古の文明の中国文明の最初は、黄河流域の黄河文明と言われてきたが、最近、それよりはるかに古い長江（＝揚子江）文明の存在があったことが定説となっている。
この夏王朝はその長江文明の中のものなのか、それとも長江文明の先駆となるものなのか？
調べてみよう。

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私ともっとも気の合う小説家の一人である開高健師匠。
私としては、師匠の本はかなり読んだのだが、師匠は酒代を稼ぐためか、かなり多作なお人で（多少、濫作気味なところもあるが）、まだまだ読んでいない本が多い。

「知的な痴的な教養講座」という本が面白い。
昔一度、読んだはずだがあらためて面白い。

かなり前に、私は、酔っぱらった勢いで「これからセックスに関して大いに書きまくるぞ！」と、日記に書いたことがある。
マダム鳥尾の男性賞味のエッセイや、過日の同性愛テーマも、セックス・テーマの一環と言えるかも知れないが、正直なところ、それほど直接的なセックス話題ではない。
やはりこれも私の、育ちの良さと教養が、自ずとそうさせるのかも知れないと反省。

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開高健先生によると、男女ともセックスの後には眠気を誘われるが、フランス語ではこれを、「小さな死」と言うらしい。
【petite mort】
プティット・モルトゥ

今、「プチなになに」という言い方が流行っている。
プチ家出とか、プチ整形とか。
プティットが訛ったもの。
そう言えばフランスの植民地だったヴィエトナム人も「プチ　プチ」と、よく言っていた。

そういえば、「冬のソナタ」の主演女優、チェ・ジウさんが来日。
ドラマの中のお顔とは、別人のように違ってしまっている。
韓国女性は美容整形をどんどんやってしまうし、ましては映画女優なら・・・、ということで次作品に備えてプチ整形を（プチかどうかは知らないけれど）朝飯前に施したのではないだろうか？
いずれにしても美人なのでいいんだけれど。

女性は受胎せねばならないので、この小さな死が男性より深く長いらしい。

開高健の本の中で、漁師達はこう説明するそうです。
「男は丸干しじゃけん
　女は開きじゃけん
　乾きの速さがちがうんよ」

男性のペ○スは「丸干し」。なるほど了解！
女性の・・・。（以下省略）

男性の方は、セックスの後すぐに外敵に対する用心をしなければいけない。

昔のたしなみに「早飯　早糞　早なんとか」というものがあったという。
すべて、無防備の状況で、早くする必要があるため。
「早飯　早糞　早走り」
「早飯　早糞　早支度」
「早飯　早糞　早算用」

私は「早○○」のセックス・ヴァージョンがあったと思うけれど、見つけられなかった。

そういえば、私の最初の恋人は、この「小さな死」に入る前に、私の肩と胸の間のくぼみに頭を置いて、「この場所は、恋人の枕　lover’s pillow と言うのよ」と言いながら眠りについたのを思い出した。

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