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見聞録@:風の音コンサート
「輝けるところ見つけた」ピアノに思い乗せ /岡山
「障害があってもピアノは弾ける」。
そんな合言葉で、毎年開かれているコンサートがある。
19日に倉敷市玉島阿賀崎の
玉島市民交流センターであった 「風の音コンサート」 。
自閉症やダウン症、身体障害など
さまざまな障害のある出演者が集い、
ピアノにかける思いを乗せて響かせた。
最初の演奏者は、スーツ姿の末近功也さん(14)=兵庫県。
自閉症だ。巧みな指使いで、ドビュッシーの組曲
「ピアノのために」の1曲をダイナミックに弾き始めた。
生まれつき右手首から先がない人、
右半身にまひがあるため左手だけで弾く人......。
演奏者は誇らしげな表情でピアノに向かう。
コンサートは、左手の親指と人さし指を失ったピアニスト、
篠原加代子さん(43)=倉敷市=が2007年から主宰している。
今回は、来月ウイーンである
「国際障害者ピアノフェスティバル」に出演する6人も参加。
第1部はウイーンでの曲を披露する壮行ステージ、
第2部はピアニスト5人の演奏と琴のアンサンブルで構成した。
演奏者は10〜20代が中心で、
演奏後は篠原さんによるインタビューも。
篠原さんは
「みんなが成長している姿を見られるのがうれしい」
と話す。
第1部に出演した川嶋絢さん(22)=津山市。
レイバッハ作曲「ノクターン」を
余韻を長く残して弾き終わると丁寧におじぎした。
川嶋さんはダウン症で知的障害もあり、
手は5歳の子ほどの大きさだ。
楽譜が読めないが、
音符の横に「ドミソ」をカタカナで書き込み、練習している。
1曲仕上げるのに1年近くかかり、
ノクターンは数年前から弾いている得意な曲だ。
「絢は、音楽が大好きなんです」と、母智子さん(57)。
暇さえあればCDを聴いたり、1日に5時間も練習することも。
地元の保育園やレストランで演奏活動するなど、
ピアノを通じて社会とつながっている。
智子さんは
「自分が輝けるところを見つけられた」
と話す。
川嶋さんも
「楽しかった」
と笑顔を浮かべた。
先天性の聴覚障害のあるピアニストもいる。
小林淳一さん(25)=東京都。
リスト作曲「ラ・カンパネラ」を
情緒豊かに弾きこなす姿からは想像もつかないが、
聴力は100デシベル。
電車が通る音くらいの大きな音でないと聞こえず、
「ペダルや指から伝わってくる振動を感じて弾いています」。
普段は補聴器を使って生活しているが、
補聴器で聞く音は
「健聴者と同じ聞こえ方ではなく、独特な聞こえ方」だという。
ピアニストのフジコ・ヘミングさんが演奏する
ラ・カンパネラを中学生で聴き、衝撃を受けた。
テクニックの難しさに「弾ける訳がない」と思ったが
、挑戦し、弾き続けている。
「自分にとってとにかく大切な曲」で、
練習量は「本当にたくさんたくさん!」。
努力が今の演奏を作っている。
音楽への思いを同じくする人たちが集まる風の音コンサート。
来年も開催予定だ。 【mainichi jp.】
人それぞれ聴覚にも個性があり、
それによって感性も磨かれ、
独特の音楽が生み出されるのでしょうね。
果たして我が子は、
何をどのように聴こえているのか。
まだまだ謎解きの修業の人生です。 🌠
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