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夫婦の絆 心の交流描く 記録映画「妻の病-レビー小体型認知症-」
認知症になった妻と、夫の心の交流を描いたドキュメンタリー映画
「妻の病-レビー小体型認知症-」が二十五日、
三重県伊勢市の進富座で公開される。
認知症や夫婦の絆について、さまざまに考えさせられる作品だ。
主人公は高知県南国市で小児科診療所を開く石本浩市さん(63)。
演出の伊勢真一さん(65)が十年にわたり、
小児がんの子どもたちを追ったドキュメンタリー映画「風のかたち」(二〇〇九年公開)で、
知り合った小児科医だ。
映画は東日本大震災が起きた一一年三月十一日から始まる。
石本さんが語るのは専門である小児がんの話でなく、
同い年の妻・弥生さんの認知症の話。
その七年前から妻に異変が生じていた。
「物が動く」「誰かが来て見張っている」などと言っては不安を訴える。
一度は統合失調症と診断されたが三年後、
レビー小体型認知症と分かった。
この病気は記憶障害とともに、
そこにないものがあるように見える「幻視」がしばしば現れ、症状の変動が激しい。
対応が難しく、同居家族の負担は大きい。
石本さんも精神的に追い込まれ、うつ病になった。
「このままでは共倒れになる」。
石本さんはいったん、弥生さんを施設に入れることを決断する。
カメラは施設から戻ってきた妻と夫の現在と、心の内を記録する。
食事にも介助が必要。
洗濯物もたためず、家事はできない。
夫の名前がなかなか出ないこともある。
それでも弥生さんが見せるはじけるような笑顔に
「ちゃんとかわいがってあげなきゃいけない」と感じる石本さん。
「物は思い出せなくても、心は生き生きしている」
「病気になって、この人はこんな人だということがやっと分かった」。
妻から気付かされ、
夫婦の絆を強めたことが、その言葉からうかがえる。
伊勢さんは
「認知症とともに生きている人の思い、
生活を、自分なりに考え、伝えようと思った。
当事者としての戸惑いや、さまざまな感情に共感してもらい、
自分ならどうするかを考えるきっかけにしてくれたら」
と話す。
伊勢市での上映は三十日まで。
二十五日には一回目の上映終了後の午後四時十五分から、
伊勢さんのトークがある。
問い合わせは進富座=電0596(28)2875=へ。
十二月二十日~来年一月九日(一月一日休み)は、
東京・新宿のケイズシネマで上映を予定。
製作した「いせフィルム」=電03(3406)9455=は、
自主上映する団体を募っている。
<認知症> いったん発達した知能がさまざまな原因で持続的に低下し、
生活に支障が出ている状態。
厚生労働省の推計(2012年)では約462万人。
うち2割がレビー小体型との推計もある。 【東京新聞】
伊勢市での上映は終わってしまっても、
年末年始と東京での公開が楽しみな作品ですね。 🌠
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