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自閉症児 両脳同調性低く 金大、音声反応で初の成果
音に対する左右両脳の反応のそろい方の度合いが、
自閉症の幼児では健常児に比べて低いことを、
金沢大子どものこころの発達研究センターの菊知充教授(48)、
博士課程大学院生の栗田俊治さん(61)らが世界で初めて発見した。
自閉症の客観的な早期診断に向けた一つのステップになると期待される。
米国の科学雑誌「The journal PLOS ONE」オンライン版に十四日、掲載される。
大人の自閉症は放射線を使う陽電子放射断層撮影(PET)や、
狭い空間に入る磁気共鳴画像装置(MRI)で脳の特徴が研究されてきたが、
子どもにこれらの機器を使うのは難しく、研究は進んでいなかった。
菊知教授らは産学協同で
世界に先駆けて開発された幼児用の脳磁計(MEG)を使った。
MEGは超電導センサーを頭を覆うように配置した機器で、
子どもをあおむけに寝かせて計測する。
研究では、三~八歳の健常児と自閉症の子どもそれぞれ五十人を対象に、
「ね」という人の声に対する脳反応を調べた。
「ね」は母親が子どもに呼び掛ける言葉。
注意喚起など社会的な要素が強く、しかも単音節であることから選んだ。
その結果、声を掛けてから五十ミリ秒(一秒の二十分の一)までの反応で、
自閉症の子は左右両脳の同調性が健常児よりも18%低かった。
左右の脳の反応にばらつきが見られたということになる。
この事実が自閉症のどの症状と関係しているかは不明だが、
大人の自閉症者は
脳内で左脳と右脳をつなぐネットワークが少ないことが報告されている。
同調性の低さは、
子どもでも左右両脳をつなぐネットワークが少ない可能性を示唆している。
今回の成果により、将来、
自閉症を診断する際の客観的な補助データを幼児用脳磁計で得られることが期待される。
ただ、脳磁計は一台約三億円と高額。
菊知教授は「企業によるコストダウンの研究に期待したい」と話した。
(北陸中日新聞 http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2016041402100014.html )
また一つ、脳内のことが分かってきて、
自閉症の理解も深まるといいですね。
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