Born  Free☆ミ

Born Free☆ミ

PR

×

Calendar

Profile

elsa.

elsa.

Favorite Blog

愛知県刈谷市  依… New! トンカツ1188さん

Freepage List

Keyword Search

▼キーワード検索

2016.10.04
XML
カテゴリ: 自閉症関連

「あくまでしつけだった」

発達障害の2歳長男を収納ケースに閉じ込め死なせた父、

悲劇は防げなかったのか



「『ごめんなさい』のポーズをするので、

しつけとして効果があると思っていた」-。


奈良県生駒市で4月、長男=当時(2)=と長女(4)を

プラスチックの収納ケースに閉じ込めて長男を死亡させたとして、

会社員の父親(40)が監禁致死罪などに問われた事件。


奈良地裁で9月にあった裁判員裁判で、

父親は懲役3年の実刑判決を言い渡された。


あくまでも「しつけ」だったという父親は公判で、

「今となっては浅はかだった」と涙ながらに悔やんだ。


子煩悩と評判だった父親はなぜ、残酷な犯行に及んだのか。


背景には、子供の発育に悩み、

相談しても解決の糸口すら見いだせなかった苦悩があった。



発端は「リビングのテレビをたたいた」こと


 公判で明らかになった事件の詳細はこうだ。


 4月10日夕、

2人の子供は自宅のリビングでテレビを見るなどして遊んでいた。


両親ら家族4人で買い物に出かけ、帰宅した後だった。


 2人がテレビを間近で見ていたため、

台所で夕食の準備をしていた母親(36)が

「テレビを近くで見すぎたらダメ」

と注意した。


しかし2人は言うことを聞かず、テレビにかじりついたまま。

しばらくすると、別室で仕事をしていた父親の耳に、

「パシャーン」という大きな音が聞こえた。


父親がリビングに駆けつけると、

2人の子供はおもちゃでテレビをたたいていた。


「ガラスが割れたら危ないだろ!」。


2人の頭に「ゲンコツ」をしたが、テレビをたたくしぐさをやめない。


「こういうことをもう2度とさせないようにしないと」

と考えた父親は2人を和室に連れて行き、

プラスチックの収納ケースに長男、

長女の順に入れてふたをし、ロックをかけた。


 時刻は午後5時45分ごろ。

台所で食事の支度中だった母親は状況を把握していたが、

「前にもあったから大丈夫だと思っていた」

という。


 約20分後の6時6分ごろ。

父親がロックを外すと、

長女はふたを押し上げて自力でケースを出て、

両手を合わせて「ごめんなさい」のポーズをしてみせた。


ところが、長男はぐったりしたまま。


あわてた父親が110番し、長男は病院に搬送されたが、

約7時間後に窒息による低酸素脳症で死亡。


翌日、父親は殺人容疑で奈良県警に逮捕された。




しつけは「痛みや恐怖」で


 2人が閉じ込められた収納ケースは昨年8月、

子供たちの「おもちゃ箱」用に購入したものだった。


 グレー色で、外から中は見えない。


大きさは幅約53センチ、奥行き約35センチ、深さ約33・5センチ。


長女は身長約96センチで体重16キロ。


中にはCDやおもちゃも入っており、

身長約90センチだった長男を

うつぶせに入れた上に長女を重ねればほぼ隙間がなく、

2人は身動きがとれない状態だった。


閉じ込めてしばらくは、子供たちの泣き声が聞こえたという。


だが、10分ほどたつと長男の声はしなくなった。


それでもなお10分間、父親が2人を閉じ込めていたのは、

この行為が昨年9月ごろから、

20回以上繰り返されていた「いつも通り」の“しつけ”だったからだ。


 実は、両親はずいぶん前から2人の子供の発育に悩み、

痛みや恐怖を与えることで「言うことを聞かせていた」という。



1歳6カ月検診で「発達の遅れ」指摘、「言葉が通じない…」


 「言葉で注意してもきかない場合は軽くたたいたり、

親と離れて寂しい思いをするよう寝室に閉じ込めたり、

洗濯かごを組み合わせて閉じ込めたりした」


 公判で、母親はこれまでの“しつけ”をこう語った。


さまざまな手法で「懲らしめた」末、

「1番強いしかり方」として昨年9月から始めたのが、

収納ケースに閉じ込めることだった。


 2人はいずれも「1歳6カ月検診」で発達の遅れを指摘されていた。

特に言語面での遅れが顕著で、

「おは」や「ばいばい」などの簡単な単語しか話せなかったという。


 しかも、車の前に飛び出したり、

閉じ込めた寝室で出窓に飛び乗って遊んだり、

窓から半分身を乗り出したりと、危険な行動をとることがあった。


そんな2人に対し、

両親は「ダメ」「危ないでしょ」としかったが、

言うことをきかない。


「言葉では通じない」と思った母親は、

「どうしてもやめてほしいことは、軽くたたいたりして伝えた」。


すがる思いで市にも相談したが、

窓口で担当者から聞いたアドバイスは「見守ってください」だった。


 「それでは危険から救うことは難しかった。

言葉が通じなかったから」。


証言台でこう苦悩を語った母親。


薄いグレーの長袖シャツと黒色ズボンという地味な服装で、

髪を一つに束ね、疲れ切った様子だった。



子煩悩で穏やかな人が…


 日常的に幼子をプラスチックの収納ケースに閉じ込めるという

“しつけ”を繰り返していた両親。


だが、周囲の評判などからは、

子供を大切にしていた「幸せそうな家族」像が浮かぶ。


 父親は、

建設業の父と専業主婦の母、姉の4人家族の長男として育ち、

米ニューヨークの大学への留学などを経て

、大阪の市場調査会社に就職。


約4年半前に結婚し、

すぐに長女が誕生、続いて長男が生まれた。


 知人によると、パソコンの分野に強く、

社内のセキュリティー関係を一任されていた。


性格的には、「超が付くほどまじめで、穏やかな人」。


福井県立恐竜博物館を訪問した昨夏の家族旅行について、

「子供たちが大はしゃぎでした」

と楽しそうに打ち明ける

「子煩悩な人だった」

という。


 母親も

「毎日の子供の歯磨きや、時間があれば入浴もやってくれた。

休みの日は、食事以外(の家事)はほとんどやってくれていた」

と、家庭的であったことを証言。


仕事中も、母親が子供の様子をメールで送るなど、

子育てには深くかかわっていたという。

 「危険とは考えなかった」


 「愛情を持って接するのが子育ての基本方針。

注意しても、ちゃんと理解してくれていないことも多かった。

何とかわからせないといけない思いが強かった」

 父親は公判でこう語った。

子供を殴ったりけったりするのは「虐待」と認識していたが、

約20回もケースに閉じ込めた行為については

「異常がなかったので、危険とは考えなかった」

という。


 だが、

「長男が苦しいと感じることはないと、本当に思っていたのか」

などと繰り返し尋ねられると、

「『ごめんなさい』のポーズをするかばかり見ていたので。

もうちょっと細かく子供の表情を見ていたら、

ケースに閉じ込めることはなかったと思う」

と涙ながらに答えた。




専門的なアドバイスは


 子供の発育に悩む親は多い。

専門的な治療やアドバイスを欲している家庭も多いはずだ。


 発達障害の子供の診察や支援を行う「東大寺福祉療育病院」(奈良市)では、

両親への支援として「ペアレントトレーニング(PT)」を実施。


米カリフォルニア大学ロサンゼルス校のプログラムを

日本風にアレンジしたものといい、

同院では3年前に導入。


これまで約30家族が実践してきた。


 PTは2週間に1回のペースで全10回。

5家族ほどのグループ形式で「講義」を受けた後、

悩みや意見を出し合い、共に適切な対応を考えるという。

最も多い悩みは、「接し方がわからない」。


担当する小児科専門医(50)によると、

発達障害の子供の場合、

「危ない」と言われても危険性を認識できなかったり、

「○○をやめなさい」と言われても

どうすればよいのかわからなかったりするため、

それぞれに合わせた「環境調整」が必要で、

「子供の特性を理解し、

適切な療育を行うことで生活の質を向上させ、

自信を得られるようになる」

という。


 PTで親に毎回出す“宿題”の一つは、

「子供の良いところ探し」。


最初は困惑する親も次第に

「こんな優しいところがあった」と変化し、

修了した際に表彰状を授与すると、

「子供に自慢できる」

と笑顔を見せる母親もいるという。


 専門医は

「正しい療育が行われれば、発達障害をもっていても社会的に自立できる」

と話した。



週5日センター通いも「悩み打ち明けられず」


 今回の事件で奈良地裁は9月15日、

「身体拘束の程度が非常に強く、

常識的に考えて死亡の結果が生じるのは容易に分かる。

ほかに危険性のない適切な手段を容易に取り得た」

などとして、

父親に懲役3年(求刑懲役5年)の実刑判決を言い渡した。


 発育に問題を抱える子供のしつけに悩んだ末の悲劇。

防ぐ手立てはなかったのだろうか。


関係者によると、

長男とともに閉じ込められた長女は週5日間、

母親に連れられて県内の「児童発達支援センター」に通っていた。

だが、母親が悩みを打ち明けられるような友人はいなかったという。

【産経新聞  http://www.sankei.com/west/news/160929/wst1609290001-n1.html








親であることの悩みや責任、

どこでうまくバランスを図り、

我が子の成長を上手に見守るか、

核家族社会の盲点がまた一つ、

残念な結果をもたらしてしまいましたね。 🌠


















お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2016.10.11 07:17:34
コメント(16) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: