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2013年07月08日
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 18禁です。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m


手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート


 ヒソカが10秒間隔で投げ続けるトランプはクロロの額、

 心臓、両腕、両足を狙ってくる。クロロは避けながらヒソカに

 近づき、ナイフで戦おうとしてもヒソカも走って逃げるから、

 なかなか近づけない。走りながら息も乱さず、正確な位置を

 狙い定めて投げてくるヒソカはたいしたものだとクロロは

 思った。それに比べて、数日間食べていないというだけで、

 体力に限界を感じてきた自分が情けない。息は乱れ、呼吸も

 苦しくなって、ますます無駄な動きが増えてしまう。ヒソカの

 最初の攻撃から1時間が経過した頃、クロロの左足に

 1枚のトランプが突き刺さった。痛みを感じて、クロロが足を

 見た瞬間、6枚のトランプが飛んできて、避けきれなかった

 数枚がクロロの身体に突き刺さった。

 「投げる方向と狙う位置を変えただけで、引っ掛かるなんて

 君らしくないね。10秒ごとに同じ所を狙って投げていたのは

 一種の作戦さ。もし僕が数秒間隔で投げていたら、君は

 用心して足を見なかっただろ。10秒。それだけあれば、傷を

 確認できると思ったから、君は僕から1秒間も目を逸らした。

 僕は1秒間隔でトランプを投げる事ができるのにね。」

 ヒソカはそう言うと、今度は3回連続でトランプを投げた。

 18枚のトランプがクロロを襲い、両腕両足に突き刺さった。

 クロロはうずくまるように地に倒れた。刃物のように硬く鋭い

 トランプはクロロの皮膚を切り裂き、肉に突き刺さっている。

 下手に動いたり、倒れ込めば、手足の骨まで喰い込むだろう。

 深手を負わない為には両腕を伸ばしたまま立膝の状態で

 顔を地面に突っ伏すしかなかった。

 「痛いかい?」

 ヒソカは楽しそうに質問した。そして、ゆっくりと歩み寄り、

 クロロの手からナイフを奪い取った。

 「・・・殺せ。」

 クロロは諦めた顔をして、ヒソカと目を合わせないまま

 呟くように言った。

 「随分あっさりと降参したと思ったら、殺して欲しくなったんだ。

 念が使えないんじゃ生きてる価値ないからね。死にたいなら

 死なせてあげるよ。でも、その前に・・・楽しませてもらうよ。」

 ヒソカはニヤリと笑った。

                            (続く)







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最終更新日  2013年07月09日 23時32分40秒
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