寝言は寝て語れ (旧analyzer的独白)

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2008.01.12

・映画「アース」を観て

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テーマ：地球のために出来ること(0)

カテゴリ：環境&気象

日本はフードマイレージが世界一高い国

　「フードマイレージ」は、食べものが運ばれてきた距離のこと。例えば、国産小麦の食パンを食べることは、冬にエアコンの温度を1℃下げるくらいCO2を削減できるんだそうです。海外から食べものは日本までたくさんのエネルギーを使って運ばれてきます。 CO2削減というと「省エネ」と考えがちですが、「フードマイレージ」は侮れません。
フードマイレージ.COM をご覧下さい）

　つまり、肉も魚も穀物も野菜も果物も、ちょっと高いけど、みんな国産品を選べば「フードマイレージ」を下げることになるんですね。それも、地元で穫れたお米や野菜や魚を食べればもっとCO2は削減できるってことだ。「地産地消」は地元経済にもやさしいけど、地球環境にもやさしいんですね。

　わたしたちの国日本は食物自給率が40%程度らしい。だから世界一フードマイレージが高いんだそうです。言い方は悪いですが世界中から安い食料を奪っているんです。或いは安く作らせて買い占めているわけです。それがグローバリゼーションということなんでしょうか。

　なにかの理由でこれらの食物が入って来なくなったら、いまのガソリン以上にモノの値段は上がるだろうし不便になるでしょう。わたしたちがこのまま「便利」と「安楽」を手に入れ続けられるとは限らないでしょう。なにかを変えていかないとダメなんじゃないか。映画「アース」を観てそんなことを思いました。シロクマが生きられる北極圏を残さなきゃね。