寝言は寝て語れ (旧analyzer的独白)

寝言は寝て語れ (旧analyzer的独白)

2011.01.26
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カテゴリ: 情報&知恵
質問力を磨こう 質問上手は仕事上手
日経プラスワン

 ミスをした部下、乗り気になってくれない取引先……。思うようにいかない相手とどう向き合えばいいのか、悩んでいる人は少なくないだろう。ときには説得より「質問」が効果を発揮することもある。質問で人の思いを動かすことはできるのだろうか。達人にその極意を聞いてみた。



◇            ◇

 部下がミスをした場合も、叱責するより、上手に質問していくほうが本人の成長につながりやすい。では実際に、どう会話を進めたらいいのだろうか。

コーチ・エィ の取締役でエグゼクティブコーチの粟津恭一郎さんは「まず 『ペーシング』 で安心感を与えるべきだ」と話す。「表情や目線の高さ、声のトーン、話すスピードを相手に合わせ、時々あいづちやうなずきをはさむといい」

 これをしないと「怒りや不信感といった、質問内容と違うメッセージが相手に伝わりがち」。一緒に対策を考えるどころではなくなる。

 その上で具体的な質問をする。ミスの原因を探るのによく使われる方法は2つある。1つは「チャンクダウン」。「何が原因だと思う」「Aだと思います」「Aを引き起こした原因は何だろう」と、問題点を掘り下げていくのに効果的だ。

 もう1つは数ある問題点を引き出すときに便利な「スライドアウト」。「原因は」「Aです」「ほかにあるかな」「Bもあります」という調子だ。両方をうまく組み合わせることで「全体像を深く把握できる」と粟津さん。

 なお、この際「『なぜ』という言葉は避けたほうがいい」という。どうしても 詰問 調になりやすいからだ。「何が原因か」などと言い換えよう。

 解決方法も、質問しながら部下自身に考えてもらう。「どうすべきなんだ」ではなく「どうしていきたいの」と尋ねると、問題解決へのモチベーションを引き上げることができるという。

 この方法は、部下のチャレンジを促すのにも有効だ。「明日、5件営業訪問するとしたら、どこから回りたいと思う」などだ。高い目標を押し付けるのでなく、小さな一歩を応援するような質問を心掛けよう。「なお、“質問は1度に1つだけ”が原則。くれぐれも 質問攻め にしないこと」(粟津さん)

◇            ◇

 営業などの現場でも、質問の方法を工夫するといい。弁護士で「人を動かす質問力」などの著書がある谷原誠さんは、「 大切なのは、相手の立場に立って聞くこと 。先方の気持ち、状況をおもんばかった質問をすれば、相手も前向きに考え、答えてくれる」

 このことを念頭に置いたうえで、まず顧客のニーズを探ろう。その際、答えやすい質問から始め、徐々に具体的な情報を引き出していくといい。一通り情報を引き出したら、さらに質問を重ねながら相手の想像力に訴える。商品を使っている光景を思い描いてもらい、「欲しい」という感情を揺り動かすのだ。

 価格などの条件を説明するのは、後回しにする。「先に理性を働かせるような話をすると、欲求が生まれにくくなる」からだ。

 なお、質問には、答えを限定せず自由に話してもらう「オープンクエスチョン」と、二者択一などの「クローズドクエスチョン」がある。

 「会話を展開させたいときは前者。相手側の情報を引き出したり、イメージを喚起させたりできる。会話をコントロールしたいときは後者。顧客のニーズを絞り込んでいきたいとき、商談を成立させたいときなどに使う」

 質問に答えてもらったら、感謝と尊敬の気持ちをきちんと表すことも大切だ。相手の思いを変えたいなら“剛速球”の質問では逆効果。言葉のキャッチボールをするつもりで丁寧に問いかけたい。(ライター西川敦子)


 ◇コーチ・エィの研修を受けたことがあります。わたしのanalyzerという名前はその研修に由来します。「ペーシング」「チャンクダウン」「スライドアウト」「オープンクエスチョン」「クローズドクエスチョン」… 勉強したような気がしますが、 が、 です、よっぽど「ペーシング」が上手にできないと結局これ詰問になっちゃうんですよねぇ。残念ながらわたしには使う技量がありません。…

 わたし同様に上司たちもこれを勉強させられているもので、わが社は面接の時にこの手法を使いたがるんですねぇ(笑)。わたしはそれがどうにも気詰まりです。あんまり質問が多いのは嫌いです。質問をドンドン重ねられると、どうしても責められてる感じがしちゃうんだなぁ。ニッポン向きじゃないというか、……… わたしには向きません(笑)。

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最終更新日  2011.01.26 23:56:59
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