寝言は寝て語れ (旧analyzer的独白)

寝言は寝て語れ (旧analyzer的独白)

2011.03.31
XML
カテゴリ: 時事&立腹
原発の全電源喪失、米は30年前に想定 安全規制に活用
asahi.com

 東京電力福島第一原子力発電所と同型の原子炉について、米研究機関が1981~82年、全ての電源が失われた場合のシミュレーションを実施、報告書を米原子力規制委員会(NRC)に提出していたことがわかった。計算で得られた燃料の露出、水素の発生、燃料の溶融などのシナリオは今回の事故の経過とよく似ている。NRCはこれを安全規制に活用したが、日本は送電線などが早期に復旧するなどとして想定しなかった。

 このシミュレーションは、ブラウンズフェリー原発1号機をモデルに、米オークリッジ国立研究所が実施した。出力約110万キロワットで、福島第一原発1~5号機と同じ米ゼネラル・エレクトリックの沸騰水型「マークI」炉だ。(中略)

 原子力安全委員会は90年、原発の安全設計審査指針を決定した際、「長期間にわたる全交流動力電源喪失は、送電線の復旧または非常用交流電源設備の修復が期待できるので考慮する必要はない」とする考え方を示した。だが現実には、送電線も非常用のディーゼル発電機も地震や津波で使えなくなった。

 原子力安全研究協会の松浦祥次郎理事長(元原子力安全委員長)は「 何もかもがダメになるといった状況は考えなくてもいい という暗黙の了解があった。隕石の直撃など、何でもかんでも対応できるかと言ったら、それは無理だ」と話す。


 ◇科学者ってのは安全に対して鈍感なんでしょうか。科学の進歩の為なら多少の危険は問題じゃないってことかなぁ?…

 ところで、また聞き慣れない原子力関係の団体が登場しましたよ(笑)。 財団法人原子力安全研究協会 は、経済産業省及び文部科学省所管の財団法人なんだそうです。原子力発電にぶら下がっている団体っていっぱいあるんですねぇ。そんなにたくさん必要なんですかねぇ。こいつはいったい何をする組織なんだい?

ブログランキング・にほんブログ村へ  ←この財団法人は仕分けの対象にはならなかったのか





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011.03.31 21:07:53
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

あならいざぁ

あならいざぁ

カレンダー

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: