日本未来の党:分裂が不可避に 人事を巡る対立などで
毎日新聞
日本未来の党の小沢一郎氏と嘉田由紀子代表
日本未来の党は26日、小沢一郎元民主党代表の処遇など党役員人事を巡る対立などから分裂が不可避になった。嘉田由紀子代表(滋賀県知事)は同日、滋賀県庁で記者会見し、「平和的に分党できる方向を探っている」と語った。亀井静香元金融担当相は「党の一体感がなくなっている」と同日離党を表明した。発足からわずか1カ月で、批判が出るのは必至だ。
未来の国会議員は17人(衆院9人、参院8人)だが、旧「国民の生活が第一」系が15人を占めており、嘉田氏が言う分党の形がどうなるかは不透明だ。
対立のきっかけは24日夜の両院議員総会。社民党を離党し参加した阿部知子副代表を共同代表にする嘉田氏の提案に、生活系議員が反対し、小沢氏の共同代表起用を求める決議をした。
嘉田氏は「小沢氏欠席の中での強行採決で受け入れられない。小沢氏と連絡がつかず、共同代表になりたいのか本人から聞きたい」と拒否した。
森ゆうこ副代表は26日、国会内で記者団に「共同代表の人事は一方的に人事権を振りかざして押し付けるものではない。国会、国政政党は県庁と違う」と反論している。
嘉田氏が結党を発表したのは11月27日。阿部氏は記者団に「成田離婚だ」と皮肉交じりに語った。
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