寝言は寝て語れ (旧analyzer的独白)

寝言は寝て語れ (旧analyzer的独白)

2023.02.02
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テーマ: ニュース(99556)
カテゴリ: 時事&立腹


首相の答弁「説明を徹底する」→実際は「反復」と「踏み込み不足」


 国会は1日、3日間にわたる衆院予算委員会の基本的質疑が終わり、与野党の質疑が一巡した。防衛力の拡充や少子化対策などをめぐり、岸田文雄首相の答弁は政府の決定事項の繰り返しが目立った。「国会論戦を通じて国民への説明を徹底する」と宣言した首相だが、論戦が深まったとは言いがたい。

 一問一答式の基本的質疑で浮かび上がった首相の答弁姿勢は、3点に集約できる。

①政府の決定事項を説明

 ②具体的な内容は「未定」などと踏み込まない

 ③不祥事や政治姿勢については従来答弁を繰り返す


 失点を避けようと踏み込んだ説明をしない姿勢が際立っている。

 1月30日の衆院予算委。今後5年間で43兆円を確保するとした防衛力の抜本的強化をめぐり、立憲民主党の岡田克也幹事長から「43兆円ありき」などと指摘された首相は、1月の施政方針演説とほぼ同じ内容で反論した。

 「1年以上にわたって議論を積み重ね、現実的なシミュレーションを行って必要とされる防衛力の内容を積み上げた」

 敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有や中身の議論については、首相は「相手に手の内を明かすことになりかねない」と繰り返し、具体的な説明に踏み込んでいない。

 今国会で焦点のこども・子育て政策で野党から具体的な内容を問われても同様だ。3月までに必要な施策をまとめる政府方針を理由に「内容の具体化に向けて作業を始めている」と答弁。首相自身が「将来的な予算倍増」を掲げているのに、その道のりや財源確保策については「6月の骨太の方針までに大枠を提示したい」とかわす場面が目立った。

 首相は「様々な議論や時代の変化の中で、いま求められる政策について具体化を進めている」と述べるばかりだった。

 昨秋の臨時国会と同じ答弁も繰り返された。

 1日の衆院予算委。立憲の西村智奈美氏から「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」との関係をめぐる細田博之衆院議長への対応を問われた首相は「立法府のトップには今後とも、ご自身の判断で対応されるべきものであると申し上げざるをえない」と、昨年10月28日の参院本会議で「ご自身の判断で適切に対応すべきものと考えている」とした首相答弁とほぼ同じように語った。

 こうした「安全運転」に徹する姿勢について、首相側近は「こども政策は、これから決めていくので中身で答えられるものに限界がある」と認める。一方で、「検討」を連発して「検討使」と揶揄されてきたことをふまえ、「積み上がった政策があり、『検討』だったものでも、具体的に話せるものが増えている」と反論する。

 だが、審議では「適切に対応する」などと具体性を欠く答弁が多く、論戦を通じた内容の深掘りや政策理念をめぐる骨太の議論になっていないのが現状だ。

立憲の安住淳国対委員長は1日、記者団に対し、「(防衛力をめぐる説明の)いいチャンスなのに全くできていない。具体的にどうするか、もっと理性的に分かりやすく説明することが必要だ。そうでなければ理解は進まない」と批判。共産党の穀田恵二国対委員長も「これほどの政策的大転換に対して、まともな説明がない」とこき下ろした。

【朝日新聞デジタル;元記事は こちら へ】


 ◆岸田氏は検討使を返上したのかと思ったがあんまり変わりがない。「説明を徹底」とか「丁寧な説明」とは程遠い答弁を繰り返している。どう質問されても同じ答弁書を繰り返し読んでいる。繰り返し同じことを言うのは「ご指摘は当たらない」と突き放す態度と変わらない。不誠実だと思う。

 アベ氏やスガ氏みたいな高圧的な姿勢は見えず口調は穏やかで一見すると丁寧そうに見えるが言ってることはそう変わらない。わたしには失敗を恐れる単なるグズ男に見える。踏み込んだ説明をせず数を頼りに論戦を押し切ろうとしているんだろう。国民は置き去りだ。岸田さんは国民を見ていない。





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最終更新日  2023.02.02 20:29:22
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