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それが、1万じゃないよの~!そういえば、アクセスカウンターがいつのまにか5万を超えていた・・・・全然気がつかなかった。記念すべき5万を踏んだ方はどなたなんでしょうね~? ベタ・・・5万を踏んだ方に幸せが来るとイイですね(そんなジンクスあったかしら?) 本編はここからなっしー!さて、昨日の6/1(土)。札幌は最高気温、今季最高の29.2℃!ピーカンの晴れ! そんな中、姉男は甥っ子の運動会へ。 「天を仰いで綱を引いたら力が出る」と教えたら、素直に実行している甥っ子こんな風に、甥っ子の運動会風景を撮影する撮影班として参加。今回、ムービーは撮らなかったので、デジカメ片手に、まるで学校専属カメラマンのように動き回り、180枚の撮影。\専属も命がけです/このラバーマスクであなたもたちまち渡部 陽一!(画像クリックで購入可能)で、甥っ子が出場しない時には、コレね。もちろん、ワイン 今回は、外が熱いのでテントの中で冷たい白。イタリア・トスカーナ州の『カザマッタ・ビアンコ』。新世代トスカーナの旗手として、既に有名な造り手ビービー・グラーツのもの。ペリカンマンゴーやスターフルーツ、洋梨の風味とパキッとした酸のバランスのイイ、極上のデイリーワイン! ちなみに、元々はこんなラベルだったけれど、 2011ラベルから変更。この作り手の上級ラインのワイン同様、ビービー・クラーツ自身のデザイン。 (品種はヴェルメンティーノ60%、 トレッビアーノ30%、モスカート10%)姉男もコレは何度もリピートしているワイン。 で、ほとんど午前中で1本あけちゃったので、急きょ、近所のファミマで午後から買い足したものがコレ。ファミリーマートのオリジナルなのかな?チリ・セントラルヴァレーのシャルドネ。先にカザマッタを飲んでしまっているので、んんん 還元香のモワリとした香りとパイン、マンゴー系の果実味の強い素朴な味わい。ふむふむ¥600くらいだったから、こんなものかも。 お昼はこんな感じのお弁当妹の力作 お昼ごはんを食べた後、周りを見渡すとこんな感じのお父さんがいっぱいでしたワ。簡易ベットを持ち込むのは、寝る気満々ですごいね~。 足跡がわりにぽちぽちっとお願いしやす
2013年06月02日
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キタよ わーい! この間の100種類以上の試飲会で飲んだワイン達の中から姉男がオーダーしたワインたちが今日(4/10)届いた!今回は10本だけに押さえといた。お・さ・え・と・い・た・の!うひひ 中でも楽しみなのは、特にこの3本。 1本目イタリアのフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のワイナリー、「ヴィエ・ディ・ロマンス」のなんと赤!(なぜ「なんと!」かというと、 このワイナリーは「白ワインの名手」として、 イタリアのみならず世界で知られているワイナリーだからデス) メルロー100%の「マウルス(Maurus)」2008年和三盆系の柔らかい甘さと熟成チーズのコックリ感を合わせたような、雑味のない、キレイな味わいだけど深みある赤ワイン。イタリアのメルローにはいいイメージのない姉男が一口飲んで衝撃を受けた味わい。このワイナリーの白は全部飲んでいるけど、赤は今回初めて 2本目これもイタリアのフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のワイナリー、「エミリオ・ブルフォン」の赤。「エミリオ・ブルフォン」は絶滅しかけているイタリアの土着品種ばかりを復活させ、世に送り出している生産者。 当然、これも希少な土着品種のもの。チャノーリエという赤ワイン用品種100%の「チャノロス」NVほんわりとしたチェリー系の甘さと、爽やかなミント系の味わいが混じり合ったような不思議な味わい。姉男もお初の品種。 3本目ラストはフランスのブルゴーニュ地方の赤ワイン。ジュヴレ・シャンベルタン村の生産者、フィリップ・ロシニョールの「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ」2009年チェリーの果実味がピュアで力強く、タンニンもしっかりめの味。透明感あふれる美しい味わい。フィサン村の1級畑隣の優良区画0.5haから作られ、掘り出し物!今飲んでも美味しいし、もう少し寝かせてもいい味※上記のワインたちは、1本空けたらまた詳細コメントを 書きマス 奇しくも今日は姉男の誕生日。自分で自分にプレゼントしたみたいで変な感じだけど、ワインに囲まれると幸せさて、今日は幸せになったところで自分の誕生祝いではなく、人の誕生会に出かけるとするか。(コレも変な感じですが) ちなみに4月10日生まれの有名人はこの方たち上記の方たち、なんか姉男と共通点ありそう・・・足跡がわりにぽちぽちっとお願いしやす
2013年04月10日
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まずい、こう言われる… ・・・うぅ、年度末も近づいてきているので、そろそろワインのコメントを入れなければ、一応ワインブログとして見ていて下さっている方にも申し訳ない・・・。 ということで、今日はワイン。と言っても、昨年12/27に飲んだもの。 ひぃーまだ去年のコメントだ! T-Bianco 2010(ティ・ビアンコ) イタリアの最北、トレンテイーノ-アルト・アディジェ州の白ワイン。 以前にも紹介したことがあるけれど、この州は少し特殊なところ。南北2つの県に分かれ、北(ボルツァーノ自治県)はドイツ語圏の、アルト・アディジェ地方、南(トレント自治県)はイタリア語圏の、トレンティーノ地方。 アルト・アディジェ地方は「南チロル」と呼ばれ、ドイツ語とイタリア語が併記されている、白ワインの名産地。 詳しくは、姉男の過去のブログ参照こちら そのアルト・アディジェ地方で造られている、この白ワイン。 生産ワイナリーはケラーライ・トラミン。ここは1898年、オーストリアの下院議員のクリスチャン・スロット代議士によって設立された協同組合。現在290の加盟員、245haの畑を管理し、年間150万本を生産。 モダンなワイナリーの外観セラー ワイナリー名になっている「トラミン」は、アルト・アディジェのトラミン(イタリア語でテルメーノ)という町の名前。(ちなみに、ココは白ブドウ品種ゲヴュルツトラミネールの原産地) ●●醸造責任者はヴィリー・シュテュルツ氏彼はイタリアのワイン評価本『ガンベロ・ロッソ』で、年間最優秀醸造家賞を受賞した人物。収穫後ブドウが傷まないように、一段しか入らない小さなカゴを採用し、ブドウを丁寧にセラーへ運ぶ手法を提案。 加盟員が多いので、様々な種類のブドウを栽培しているけれど、このケラーライ・トラミンからリリースされる「ヌスバウマー」(ゲヴュルツトラミネール種からから造られる白)はイタリア3大ゲヴュルツの1つとも言われているほど、品質は抜群輸入元はイタリアワイン専門のインポーター、姉男の大好きな「メモス(株)」さん。 メモスについては姉男の過去のブログでこちら 以下詳細。● T-Bianco (ティ・ビアンコ) 収穫年:2010年 生産国:イタリア(トレンティーノ・アルト・アディジェ州) 生産地:IGT(IGP)ヴィニェーティ・デッレ・ドロミティ (Vigneti delle Dolomiti) 生産者:ケラーライ・トラミン 輸入元:(株)メモス 購入店:さっぽろ東急百貨店(2012年秋のワインフェア) 購入価格:1890円 アルコール:12.5% ブドウ品種:シャルドネ50%、ピノ・ビアンコ30%、ソーヴィニヨン15%、 リースリング5% (ステンレス発酵) 色:少し灰色がかった淡い黄色。落ち着いた印象。 粘性~中の上、ディスク~厚め 香り:スターフルーツ、黄桃、熟しかけのマンゴーやグァバ、パイナップルの砂糖漬け、カスタードクリーム、ピーナッツ、サワークリーム、ミモザ等。黄色の南国系果実や黄色系の花の香り中心。甘く華やかで、心がウキウキするような芳香性と広がりある香り。味わい:オイル様のゆるりとした口あたり。辛口ではあるものの、口に入れると一瞬、甘口かと感じるほどの果実味。口の中で果実爆弾や果実花火がドンと弾けるよう。香水のような芳香性の中に、ほんの少しのアロエや青野菜系の心地よい苦みと豊かで広がりある酸があり、べたつきは全くなし。しっかりした酸のおかげで、鼻の奥にとどまるような甘味を伴う果実味でも爽やかに感じ、飽きのこない味わい。ミディアムボディの辛口。 今回の合わせは、ガーリックフランスとフォン・ド・ボーを使ったミートソースのチーズ焼き等。にんにくの風味にピッタリ!パンなら小麦の味がしっかりしたものや味が少し濃いめでもワインは負けずによく合う!焼き鳥のにんにく串でも、風味がふくらんで相性がいいし、中華でもイケそう。 何回も飲んでいるけれど、この花が咲き乱れているようなアロマには本当に心が弾む白ワイン。周りが華やぐおめでたい時や、芳香性がいいから屋外で、たくさんの花に囲まれたお花見の時にも役立ちそう。シャルドネグラスで、あまり冷やしすぎない8~10℃くらいがベストかな。 いや、1件しかアップしてないから 足跡がわりにぽちぽちっとどぞお願いします
2013年03月21日
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\花粉症、PM2.5にお悩みの皆さま こんなのいかがでしょう? / ペーパーは、シングルロールがおススメ さてシングルつながりでいうと・・・今日から4日間、姉男はシングル相方が韓国へ出張のため、それに合わせて姉男も休み。コレ、一人の時間を満喫するため何かをやっていても中断を余儀なくされることもなく、自分のためだけに使う時間。たまには必要なんだよね~。うひひ。ワインも好きなだけ飲めるし・・・。 ←最近見ないね で、ワインを飲んでいて気がついた。あっ、またまたブログでワインコメント更新してない・・・。一応、このブログはワインブログなんだけど最近はスイーツブログになったり、グルメブログになったり・・・。なんでもアリの美味しければいいか無法地帯 そろそろワイン入れなきゃまずいな・・・というワケで、今日はワイン。 でも、コメント溜まりに溜まっていて、これは12/23に飲んだもの。 『Re Manfredi Aglianico Del Vulture』2003(レ・マンフレディ アリアニコ・デル・ヴルトゥレ) イタリア南部、バジリカータ州の赤ワイン。 生産ワイナリーはテッレ・デッリ・ズヴェーヴィ社。(ただし、昨年2012年から社名をレ・マンフレディ社に改名) バジリカータ州ヴェノーザに1998年設立された若いワイナリーで、代表者兼エノロゴ(醸造家)のヌンツィオ・カプルソ氏の指導により辛口でベルベットのようなソフトな口当たりの長期熟成に向く赤ワインが造られているトコロ。 ワイナリーのシンボル的存在。昔の農家の家。この奥にワイナリーがある 生産されるワインは、リリース2年目、3年目にして、イタリアのワイン評価本で次々と高い評価を受け、あっという間にバジリカータ州のトップワイナリーの一つとなった実力派 ワイナリー名であり、ワインの名前にもなっている「レ・マンフレディ(マンフレディ王)」は、この地を愛したシチリア国王、フェデリコ2世の息子、レ・マンフレディに由来。(ラベルにある黒い鷲は、神聖ローマ帝国皇帝を務めた一族、 ホーエンシュタウフェン家の皇帝のシンボル)それからどした畑の所有面積は120ha以上。 ちなみに、このワインに使われているブドウは、バジリカータ州の伝統的ブドウ品種「アリアニコ」。 古代ローマ人に称えられたアリアニコの名は、通称「ヘレーニカ」とよばれたオリエント産の台木に由来。当時からこのブドウを使用し、有名なワインが造られていた。 重い、野太い、どっしり系の赤ワインが出来上がり、イタリア・カンパーニャ州の赤ワイン「タウラジ」もこのブドウから造られることで有名。 姉男、実は「重渋で、やんちゃ」なアリアニコ種がちょっと苦手なんだけど、コレを試飲した時にアリアニコ種の概念が覆され購入! 以下詳細。●Re Manfredi Aglianico Del Vulture (レ・マンフレディ アリアニコ・デル・ヴルトゥレ) 収穫年:2003年 生産国:イタリア(バジリカータ州) 生産地:DOP(DOC)アリアニコ・デル・ヴルトゥレ 生産者:テッレ・デッリ・ズヴェーヴィ社(現レ・マンフレディ社) 輸入元:モンテ物産(株) 購入店:さっぽろ東急百貨店(6年前のワインフェア) 購入価格:2300円くらい アルコール:13.5% ブドウ品種:アリアニコ100%(手摘み100%、バリックで12ヶ月熟成、新樽50%) 色:オレンジがかった濃いめのガーネット(レンガに近い色)。 粘性~中。テリあり。香り:ドライになりかかった杏、プラムリキュール、タイム、丁子などのスパイス、毛皮、干し肉、枯葉、タールと黒土が混じったものや、ほんのり清涼感あるハーブ、うっすらとしたカツオ醤油のニュアンスも。抜栓した途端、ドライフルーツのような果実香と熟成香が豊かに広がり、とても複雑な香り。ボルドーグラスに移してやると、香りがひと回りふくらみ、味わいも、より複雑さが増す印象。味わい:柔らかい口当たり。フルボディの辛口。凝縮したプラムやブラックチェリーの落ち着きある果実味。果実味は広がりが大きく、本来の甘味は十分残っているもの。タンニンは豊かで細かくなっているが、若干口の中を乾かすドライさはあり。酸は穏やか。アリアニコの野暮ったさが全くなく、バランスがよくエレガント。とっても美味しい! 合わせは、にんにくのオリーブオイル煮、塩麹とハーブに漬けたグリルチキンなど。以前もよくアリアニコ種のワインを四川風の中華に合わせたけれど、アリアニコは油とにんにくの組み合わせにホント、よく合う。 本当はこのワインには牛の黒コショウ風味あたりを合わせたいところだけど、ビンテージが2003年だから、牛だと強いかな・・・と合わせたチキンもハーブのきかせ具合とワインのバランスが、わり相性良し。 「南のバローロ」(バローロはイタリアワインの王様と例えられるピエモンテ州の赤ワイン)なんて例えられ方もする、アリアニコ種のワイン。このワインはエレガントで、コスパがいいのでおススメ! 空気が悪いと鼻毛、伸びますよねそんな時にお役立ち 足跡がわりにぽちぽちっとどぞお願いします
2013年03月08日
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陽水? \遊びじゃないのよワインは、ほっほ~/姉男バージョンでアレンジ済 いや、姉男にとってはワインは趣味の域だから、遊びといえば遊びだけど、遊んでもいられない・・・また1カ月以上遅れてるんだな~。ワインコメント。毎日飲んでるけど、ブログに書くのをサボってるから、なかなかリアルタイムにはならないな~。う~。コレは12/16に飲んだもの。 ■商品名:【6本〜送料無料】 ラヴィニョーネ バルベーラ ダスティ 2010 ピコ マッカリオ 2010 Pico Maccario[イタリアワイン]【マラソン201211_食品】【RCP】■レビュアー:姉男 ■レビュー内容疲れているから、優しい味わいのものが飲みたい、とチョイスしたイタリアの赤ワイン。生産者はピコ・マッカリオ。ピコとヴィタリアーノ、二人のマッカリオ兄弟が祖父カルロの遺志をついでワイン造りを行うワイナリー。マッカリオ兄弟 ワイナリーの場所と畑はイタリア・ピエモンテ州アスティ県のモンバルッツォ。海抜180mのなだらかな丘に、ほぼ一区画の70haの畑を所有。なだらかな丘にある畑 これは小さな畑を所有する栽培農家の多いピエモンテ州では珍しく、ピエモンテ内の一続きの畑としては一番広いもの。 その畑に栽培される8割は、バルベーラ種。このワイナリーのバルベーラ種のブドウこのブドウからできる赤ワインは果実味豊か。酸とアルコールも比較的強い、フレッシュな赤ワイン また、畑に植えられたぶどうの畝の先頭に植えられるのはワイナリーのシンボルマークになっている赤いバラ。(バラは、情熱と復活という両側面があり、 お酒による軽率さや酔っぱらったダメージを元通りになおしてくれるもの、 と昔から考えられていたようで、シンボルマークに)それにバラは敏感な植物で、ぶどうの木に寄生虫がつくような病気を教えてくれる役割もあるんだそうな。そんなわけで、4500本ほどのバラが畑の中に植えられているよう。 色:輝きある濃いルージュ。ややエッジが紫がかった印象も。 粘性~中の上。若々しさあり。香り:スミレ、小さな赤い花、フレッシュなプルーン、フルーツトマト、丁子や白コショウなどのスパイス、淡くタバコ、ハムなど。ややフレッシュな紫系果実と赤い花が中心の香り。甘苦系スパイスのすっきりした香りも絡む。ブルゴーニュグラスに移してやると、赤ベリー系、チェリー系の香りも出て、華やかなものに。香りいいね味わい:なめらかな口あたり。ミディアムボディの辛口。完熟しつつあるプラム系の酸味ある、さわやかな果実味。酸は太く豊富。タバコ風味のタンニンは、穏やかで面状にうっすらと舌を覆うもの。とてもバランスがいい。ブルゴーニュグラスだとより味わいに厚みが出て、タバコ風味はチョコ風味に変わる。通常のバルベラよりもスパイシーで厚みあり、飲みごたえがある。余韻も長め。 これに合わせたいのは、やはり赤身肉。イタリアの熟成生ハム(18か月熟成)とでは、豚の脂がチェリーのように甘くなり、ワインとの相乗効果が抜群!他に、牛肉を塩コショウや醤油など、軽い味付けが合いそう。 バルベラって名前だけを聞くと、線が細そうなんだけどその実エレガントさもあり、モダンで野太い本物のコクや伸びも感じられる。ん~、やっぱり「げらっげらっ!」と言ってた頃の中森明菜ちゃんみたいなワイン! あわわわ、違う違う、コレ友近!しかも中森明菜のものまねじゃなくて、水谷千恵子バージョンだしこの頃ですかね \そうそうまだ、若々しさがあるけれど、早飲みもでき、1~2年寝かせてもよさそう。この味わいならば、ものすごくコスパのいいワイン。ちゃんとしたバルベラ入門編にはもってこい!ブルゴーニュ好きならば、ハマるはず?! 足跡がわりにぽちぽちっとどぞお願いします
2013年01月23日
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たまには ウンチクさせてください 姉男、語りマス 字が多いヨ 人知れず繰り広げられる、姉男の自分内キャンペーン。ただ今、「コストコ独自輸入ワインの実力とコスパ検証」キャンペーン中。 で、11/18飲んだコレもコストコのワイン。Pinot Grigio VALDADIGE 2011(ピノ・グリージョ ヴァルダディジェ)イタリアの最北、トレンティーノ-アルト・アディジェ州の白ワイン。その州はココこのトレンティーノ-アルト・アディジェ州。南北2つの県に分かれていて、北(ボルツァーノ自治県)はドイツ語圏の、アルト・アディジェ地方、南(トレント自治県)はイタリア語圏の、トレンティーノ地方。 なぜ、言語が分かれているかと言えば、この州は第一次世界大戦後にイタリア領となったため。特に「南チロル」とも言われる北のアルト・アディジェ地方は、もともとはオーストリア領。ドイツ系住民も多く、戦後のイタリア化政策に抵抗し、独立運動の末に自治権を獲得。アルト・アディジェ(南チロル)地方 そのため、この地方ではドイツ語を話し、道路標識やワインラベルなど、全てがドイツ語とイタリア語の併記。住民は「ドイツ人以上にドイツ人的」とも言われ、勤勉で几帳面。アバウトなイタリア人からは「融通かきかない」と言われているそうですが、きっと日本人とは「ウマが合う」と姉男はふんでいます。さらにアルト・アディジェ地方はイタリアを代表する白ワインの産地。香り高くキレイな酸のある、とってもクリーンでフレッシュな味わいのワインがたくさんあるトコロ。生産者組合のワインでも、品質の高いものが多いのも特徴。 で、飲んだワインに戻りますが生産は1935年設立のサンタ・マルゲリータ社。ココはイタリアやアメリカで圧倒的な人気を誇り、ヴェネト州にある、イタリアでも最大規模のワインメーカー。この前(11/25)のブログにも書いたけれどイタリア・シチリア州の白ワイン、土着品種・インツォリア種からの白ワインを造るワイナリー「フェウド・ジルターリ」の親会社。フェウド・ジルターリの記事はこちら このワインに使われている品種は、ピノ・グリージョ(フランスではピノ・グリ)。ピノ・ノワールの突然変異によって生まれたブドウ品種なんですが白ワイン用品種ながら、ブドウの果皮が灰紫色がかっていて白ワインと赤ワインの中間のような存在。今でこそ、イタリア白ワインの代名詞ともなっているけれど1960年代当時はこの品種、ロゼワインとして醸造されたり、赤ワインに混ぜられたリ、かなりの不人気ところがサンタ・マルゲリータ社がこの品種からフルーティでスッキリした白ワインを造り、イタリア国内やアメリカで大人気!今では両国のレストランで、かなりの確率でリストに載っている看板ワインになったんです。このサンタ・マルゲリータ社のピノ・グリージョの成功をきっかけにイタリアのアルト・アディジェ地方は白ワイン用ブドウを次々と増やし今やイタリア白ワインの名産地に成長。同時に、高品質ワインを生み出すきっかけにもなったんです。いわば、この品種と会社がイタリアワインを新時代に導く一端を担ったということ 以下詳細●Pinot Grigio VALDADIGE (ピノ・グリージョ ヴァルダディジェ) 収穫年:2011年 生産国:イタリア 格 付:DOC ヴァルダディジェ 生産者:サンタ・マルゲリータ社 輸入元:コストコホールセールジャパン(株) 購入店:コストコ 購入価格:1088円 アルコール:12.5% ブドウ品種:ピノ・グリージョ色:麦わら色。粘性~水様。ディスク~やや厚め香り:プリンスメロン、グレープフルーツ、ライム、黄りんご、白い小さな花、ハーブ、ミネラルなど。酸味ある柑橘系果実の香りと白系果実の完熟した香り。白い花の混じるフレッシュな香りが中心。抜栓2日目はマンゴー系の甘やかな南国黄色系果実の香りも。味わい:ゆるりとした口あたり。辛口でライト寄りのミディアムボディ。爽やかな酸味あるグレープフルーツや新鮮なリンゴの果実味。柑橘系の皮の風味混じる。この品種特有のやわらかさがありながら、イキイキした酸味と青いハーブ風味も加わり、クリーンでサッパリした飲み口。飲み込んだ後は口の中で甘味が陽炎のようにふくらんで洋ナシの余韻がたなびく味わい。酸味から徐々に甘味のベールが広がるのが心地良い。2日目は酸味がやわらぎ、最初から洋ナシの味わい。この品種らしいやわらかさと甘さが出た味。今回合わせは、鶏の水炊き。鶏も味わい深く、ワインもまろやかな味に。ポン酢と合わせると、ワインの柑橘風味がふくらみ、旨味も伸びる。キムチスープとも合わせてみたところ、少しハーブの印象が強くなるけれど、ワインが華やかな味に。冷蔵庫で冷やしてあるなら、飲む30分位前には出して、あまり低過ぎない温度、やはり10℃位がおススメ。 足跡がわりにぽちぽちっとどぞお願いします
2012年11月29日
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このブログを書いていて、あと少しでアップできるところまできたらっ!突然、別画面に移動。作成途中のブログが見事に消えました 力尽き、寒さが身にしみ出だしたので、今日は前置きなくサクッと 今回(11/17)飲んだのは日本で販売されるようになってまだ2年あまりの比較的珍しい部類の赤。「マリオッコ」というイタリアの土着品種を使ったワイン。(マリオッコは古代ギリシャ由来の黒ブドウで、カンブリア州土着品種。 タンニンが多く、色の濃いワインができる)MAGLIOCCO 2009(マリオッコ)イタリアのつま先、カラブリア州の赤ワイン。カラブリア州はココ このカラブリア州(とバジリカータ州にまたがる)にあるポッリーノ山脈の麓、コセンツァ県のカステロヴィッラリにワイナリーと畑はあります。ポッリーノ山脈の麓、標高250 ~ 450mの畑は昼夜の寒暖が大きく、降雨量も北イタリアのピエモンテ並み。さらに平均気温はトスカーナと同じ、ということでワイン産地としては無名ながらも、ワイナリーは醸造家のマルコ・モンキエロ(※1)をコンサルタントに迎え上質なワイン造りへの挑戦が始まったそう。 生産者はフェッロチント。酪農や果物の栽培を行なう数件の農家からなるカンポヴェルデ社が手がけるワイナリーで、2007年に設立された新しいワイナリー日本に輸入されたのは2010年からと、ほんの2年前。まだ珍しい部類のワイン以下詳細●MAGLIOCCO (マリオッコ) 収穫年:2009年 生産国:イタリア 格 付:IGP カラブリア 生産者:テヌテ・フェッロチント (TENUTE FERROCINTO) 輸入元:アルトリヴェッロ 購入店:ワインショップ・フジイ 購入価格:1700円 アルコール:12.5% ブドウ品種:マリオッコ 色:輝きや濃縮感の感じられる中心部にやや黒みがかったルージュ。 粘性~上香り:紫色のしおれた花、プラム、プルーンのコンポート、チェリー。生ハムやチーズなどの乳酸発酵系の香り。醤油、湿った黒い土、ミネラル、タバコ、カカオ、パンデビス(※2)っぽいスパイスの混じったもの(シナモンや丁子、ナツメグ、ジンジャーなど甘苦系)、うっすらバニラ。抜栓2時間であんこの香りも。凝縮感のある黒系果実の甘やかな香りと醤油、ミネラルなどが混じる、落ち着き始めた複雑な香り。味わい:厚みのある口あたり。辛口でフルボディに近いミディアム。黒ブドウやプルーンの皮の内側を搾り取ったような、完熟黒系果実の素直な風味。タンニンは豊富で口の中を乾かし気味に、茶色の茎風味が混じる味わい。一瞬舌にピリリとくるほどシッカリした酸は、飲んだそばから拡声器のごとく、奥から手前へと一気に広がるように果実味サッと洗い流す、タップリしたもの。酸とミネラルがしっかりしているので、濃縮感がありながらも爽やかさのある味。途中に香るスパイスが個性的な味わい。 今回合わせたものでよかったのは、エビチリ。エビチリのピリ辛に負けない中身の詰まった、スパイス香る酒質。さらにチリソースの甘さの加減がワインの果実味の甘さとちょうどいい塩梅。イタリアの熟成生ハム(ガローニ社の18ヵ月熟成)にはどちらの風味も膨らんで、文句なくピッタリ!意外だったのはマグロのヅケとも相性の良いこと。醤油の風味がワインとピッタリ合って、マグロが生臭くならない。今飲んでも美味しいけれど、あと少し寝かせても面白そう! ※1マルコ・モンキエロ~イタリアの北、ピエモンテ州(ロエロ地区)にあるワイナリー「モンキエロ・カルボーネ」のオーナー。自身のワイナリー設立前からイタリア各地の著名ワイナリーのコンサルタント醸造家として活躍。ちなみに自分のワイナリーで造るワインは、ネッビオーロ種からの赤ワイン「ロエロ・ロッソ」、土着品種の白ブドウ・アルネイスから作られる「ロエロ・アルネイス」など。フランスのブルゴーニュスタイルの上品で繊細なワイン造りをしています。 ※2パンデビス~フランス・ブルゴーニュ地方にある町、ディジョンの伝統菓子で、クリスマスの時期に登場するハチミツ入りスパイスいっぱいのパンとケーキの中間のようなお菓子。 足跡がわりにぽちぽちっとどぞお願いします
2012年11月27日
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やたら 動物に異常に愛情を注いだり・・・ 急にカミングアウトしてみたくなったり・・・ 周囲がひく程、変わった行動をしてみたくなったり・・・ そんな な時は・・・ 何にも考えないで、フレッシュ&フルーティ系の白が飲みたいな~と素直なものを欲しがる姉男。で、選んだのがコチラ (11/15に飲んだもの)FEUDO ZIRTARI Inzoria Chardonnay 2011(フェウド・ジルターリ インツォリア、シャルドネ)この前、コストコでまとめ買いした白ワインのうちの一つ。(確か前にも購入したことあると思うんだけど、テイスティングのコメントがどこにも見当たらない) 生産ワイナリーはフェウド・ジルターリ。ココはイタリアやアメリカで圧倒的な人気を誇り、ヴェネト州にある、イタリアでも最大規模のワインメーカー「サンタ・マルゲリータ社」がシチリア州に所有するワイナリー。シチリア州はコチラ ワイナリーのシチリアの畑 このワインに使われている品種は、ご存じ国際品種のシャルドネとシチリア州原産の白ワイン用土着品種のインツォリア。インツォリア種 ちなみにインツツォリアという品種。シチリアの酒精強化ワイン・マルサラ酒(※1)にも使われ、フルーティーな香りと風味が特徴。トスカーナ州やカラブリア州でも栽培されていて、トスカーナ地方ではアンソニカとして知られている品種。脇役として使われることが多かった品種だけれどしばらく前からシチリアの生産者たちは、「この品種が白ワインに素晴らしい特徴を与える!」と注目。この品種単独でのリリースはもちろん、今やシチリアを代表する白ワインには、ブレンドされることの多いブドウなんです。 以下詳細●FEUDO ZIRTARI Inzoria Chardonnay (フェウド・ジルターリ インツォリア、シャルドネ) 収穫年:2011年 生産国:イタリア 格 付:IGT シチリア 生産者:フェウド・ジルターリ(サンタ・マルゲリータ社所有) 輸入元:コストコホールセールジャパン(株) 購入店:コストコ 購入価格:638円 アルコール:13% ブドウ品種:インツォリア、シャルドネ 色:輝きあるゴールドががったイエロー。 粘性~中。香り:洋ナシのコンポート、カリン、スターフルーツなどの黄色系果実や日本の長十郎梨。ミモザなどの黄色い小さな花、ミネラル、クルミの茶色い薄皮など。黄色い花と白~黄色系果実のフレッシュで明るい香り。通常のインツォリアだけのものより、ややコクのある雰囲気。味わい:サラリとした口あたり。ミディアムボディの辛口。香り同様、洋ナシや幸水梨のような、みずみずしくフレッシュな果実味。うっすらとグレープフルーツの皮のような苦みが心地よく、酸もさわやか。まさにフレッシュ&フルーティで、もぎたての果実を味わっているジューシィな印象。サラサラしすぎず、中身がある程度、密ながらもハツラツ感あり。リフレッシュしたい時に飲みたくなる味わい。 今回合わせは・・・確か銀ガレイを焼いたものとキャベツやきゅうりの浅漬けなど和食系。メモがないので、どの程度合ったのか忘れたけどある程度、淡白過ぎない白身魚(もしくは淡白な白身でもバターなどの油分を足して)の方が合う印象。 グレープフルーツとオリーブオイルでカルパッチョにした帆立も合いそう。 これもコストコならではお買い得価格。(他のショップでもインポーター(輸入業者)さん違いでこのワインを販売しているけれど他だと¥1000前後だから、お値段は3割ほど高め)あまり低過ぎない温度の方がこのワインの芳香性が引き立つので、10℃くらいがいいかな?冷蔵庫で冷やしてあるなら、飲む30分位前に出しておくとOK! ※1マルサラ酒~イタリア・シチリア州の酒精強化ワイン。ワインの発酵途中や発酵後に、ブランデーを加えてアルコール度数を上げ、樽熟成されて作られるワイン。熟成年数の違いや甘さ(1L当たりの残存糖分)の違いによって様々なタイプがあり、甘口、辛口の両方が作られてます。主に食後酒や肉料理のソースにも使われるワイン。 コレも冒頭の仲間ねそれ、ぬいぐるみだから足跡がわりにぽちぽちっとどぞお願いします
2012年11月25日
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アップ遅いよ 寝坊してないけど、なかなかリアルタイムでブログアップができないワインコメント。遅れに遅れ、これは10/22に飲んだワイン。「バルベーラ・ダルバ ラ・クレスタ」(ロッケ・デイ・マンゾーニ)※画像は2007ですが、姉男は2006を生産者は「新世代バローロの旗手」、あるいは「モダンバローロの父」と言われるワイナリーロッケ・デイ・マンゾーニ。ワイナリー初代オーナーのヴァレンティーノ・ミリオリーニ氏はもともと一つ星レストランを経営。ヴァレンティーノ・ミリオリーニ氏1974年にイタリア・ピエモンテ州のモンフォルテ・ダルバにある1700年代から続く古いブドウ農園を買い取り、ワイナリーを設立。畑所有畑は、約50ヘクタール。東京ドーム9~10個分という広さ!ワイナリー地下の樽貯蔵庫優れた手腕の初代オーナーは、30年待たなくては飲めないと言われる、ピエモンテ州の地場品種ネッビオーロの新たな可能性を引き出すことに成功。(今でこそバローロを小樽熟成することは当たり前になったけれど、1970年代当時、あのアンジェロ・ガヤ※1でさえバルバレスコに使っていた程度)現在の運営はニ代目となる息子、ロドルフォ氏。自社の畑を徐々にビオディナミに切り替え出来上がったワインを飲み頃になるまで市場には出さず、完璧なコンディションに整えられたセラーで寝かせてから出荷。熟成樽は全てフレンチオークで、使うのは新樽のみ。「心を動かすワインを造りたい」と、ボトル熟成庫の建物は天井がドーム型をした大聖堂のよう。礼拝堂のような天井には、最後の審判を模した、バローロの歴史に関わる偉人の肖像画などが描かれた天井画。下から見た天井画床には大理石のモザイクでワイナリーの紋章また、熟成中のワインにはオペラを聴かせているんだとか。これは「ワインは生き物だと思っているので、ワインが受けた感動が、飲む人に伝わる」と考えられているからだそう。姉男は同ワイナリーのフラッグシップ・ワイン「ブリッコ・マンゾーニ」以来、この生産者のものは久しぶり! 以下詳細●BARBERA D'ALBA La Cresta (バルベーラ・ダルバ ラ・クレスタ) 収穫年:2006年 生産国:イタリア(ピエモンテ州) 格 付:DOP(DOC)バルベーラ・ダルバ 生産者:ロッケ・デイ・マンゾーニ(ROCCHE DEI MANZONI) 輸入元:岩田醸造(株) 購入店:大丸札幌店(春のワインフェア) 購入価格:3255円 アルコール:13.5% ブドウ品種:バルベーラ100% 色:黒みがかった落ち着いたガーネット。深く濃い色合い(グラスの底は見えない)エッジには多少の若さも残るもの。粘性~上香り:スミレ、ハイビスカス、しおれた真紅のバラ、ブルーベリー、チェリージャム、湿った黒い土や腐葉土。セージのような多少苦みあるスパイス、コーヒー、ソテーしたキノコやたまり醤油のニュアンスも。濃縮感ある黒系果実の香りと、鼻の奥まで抜けて広がるしおれた花のいい香り。熟成香も出てきており、秋深い夜の森の雰囲気。抜栓15分でラザニアのような、チーズと肉とトマトの入り混じった感じの料理系の香りも。また、抜栓25分経つと、熟成香がより増す。 味わい:なめらかな口あたり。辛口のほぼフルボディ。熱を加えたプルーンやプラム、ブルーベリーなどの、凝縮感はあるがベタつきのない落ち着いた果実味。(まったくしつこさがない)厚みのあるタンニンは一瞬乾き気味に口の粘膜を覆うが、すぐにしっとりとして引き際がキレイ。そのままビターチョコレートの風味に変化。豊富な酸は、突出することなく溶け込む。甘、辛、酸、ミネラル、全てが一体となって調和し、どっしりした風味ながらも華やかで、すぐに次を口に運びたくなる味わい。余韻が長く、上質なソファにゆったりと包まれ、音楽に酔っているような心地良さ。ブラインドでコレがバルベーラだとは、ちょっと分からないほど上質。単独でゆっくり飲みたいタイプの間違いないワイン。 合わせは青カビチーズだけでも十分!脂のしつこくない牛サーロインステーキ、野菜を多めにした牛の赤ワイン煮込みもよさそう。姉男が合わせたもの・・・牛しゃぶ。比較的相性はいいけれど、ベストの組み合わせを考えるなら、同じ牛でももう少し、コックリした上記のような料理のほうが良かったな。 ※1アンジェロ・ガヤ~「イタリアワインの帝王」とも称される、イタリア・ピエモンテ州のバルバレスコ村でワイナリーを経営する醸造家で、代々続くガヤ 家の当主。 バリック(225リットル前後のワイン用小樽)を導入してバニラ香を付加するなど、その大胆な新手法でイタリアワインの世界に新たな展開をもたらした。特にバローロに比べ知名度の低かったバルバレスコに尽力し、世界中に名をとどろかせた生産者。 あわわ・・・わかってますってば 足跡がわりにぽちぽちっとどぞお願いします
2012年10月29日
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\ なぜかブログが2日遅れ、 / ワインコメントは1週間分たまっているんですけど どうしたらいいですか? \つまるな、つまるな。極意を授けよう/←神の声 しくしく・・・わかりました。サクッといきましょう、いつものワインコメント。これは10/19に飲んだもの。 セラーの奥で忘れ去られていた、可哀想な1本。確かコレは姉男が「イタリア・イヤー」をやっていた時のものだから、6年前の購入品。(イタリア・イヤーとは、2006年当時、姉男が行なっていた 「1年間はイタリアワインしか飲まない!」と決めた 自分内キャンペーン)「TINTILIA(ティンティリア)」(デューヴァ)イタリア・モリーゼ州を代表するワイン。赤いトコがモリーゼ州このワインのブドウ品種はイタリア・モリーゼ州で唯一の固有土着品種、ティンテリア。ティンティリア種スペイン原産の品種といわれ、平野での栽培が難しく、絶滅しかけたものでしたが最近の約20年で研究が行われ、注目される品種 スペイン原産だけに、「ティント=赤」が名前の由来で、イタリア語では「ティンティリア=染み」という意味があり ラベルはワインの染みの様なデザインとなっています。ラベル右下の 「染み」はモリーゼ州の形※染みは変わらないけど、2005年からラベルが若干変更生産者はデューヴァ。1940年代からブドウを栽培していたものの、ワインの生産を始めたのは2000年代に入ってから。ワイナリーとブドウ畑2001年から2004年まで醸造コンサルタントにルカ・ダットーマ氏を採用。氏のアドバイスでブドウ改植等を行なった事により品質が向上。結果、イタリア国内で注目を集める様になった新しいワイナリーなんです。ワイン貯蔵セラーも新しい 「ブドウの味を素直にワインに表現する」ためになるべく自然に任せた栽培を心がける生産者です。以下詳細●TINTILIA (ティンティリア) 収穫年:2004年 生産国:イタリア(モリーゼ州) 格 付:DOP(DOC)ティンティリア・デル・モリーゼ 生産者:デューヴァ(D'uva) 輸入元:ヴィントナーズ 購入店:さっぽろ東急百貨店(6年前のワインフェア) 購入価格:3465円 アルコール:13.5% ブドウ品種:ティンティリア100%(ステンレスタンク8ヶ月+瓶熟4ヶ月。 年産1万5000本) 色:深く濃い煉瓦色(黒に近く、グラスの底は見えない)。 粘性~上香り:ドライ杏、灰、枯れ木、石炭、焼きナスの皮などかなり枯れた香り。抜栓15分でドライイチゴ、タイムやセージなど苦みを伴ったスパイス。さらに15分経つと、ヨード、キノコ、干し肉の香りが出る。キャンティグラスに替えてやると、甘いブラックベリーの香りが引き立つようになる。購入当時(2006年)は爆発的な黒系果実の甘い凝縮香だったものがとても熟成され、眠りからゆっくりゆっくり覚めるように少しずつ香りがでてくる。味わい:なめらかな口あたり。フルボディの辛口。ドライ杏の弱い果実味に辛味が混じり、アニスやゴーヤを思わせる種子系の苦みが伴う。枯れて、薬草酒や紹興酒的な味わいになっているのでワイン単独で沢山は飲めないが、脂分の多いものとは相性が良さそう。キャンティグラスでは甘さもやや出て、バターの風味を生かす味わい。 合わせは、どうしても食べたくなったムサカ。(ちなみにムサカとは ギリシャやトルコ、エジプトなどでよく食べられる 野菜のオーブン料理。 姉男は牛ミートソースとホワイトソース、 なすとジャガイモの重ね焼きでギリシャ風に)ワインが少し枯れ気味なものの、思った通りコックリしたミートソースやナスの風味、バターの風味が引き立ち相性良しただ、2004年のモリーゼ州は良年だったとはいえ、ちょっと寝かせ過ぎて本来の味わいが消えかかっていてかわいそうなことをしちゃったな~1年前位がベストだったような気がする。 足跡がわりにぽちぽちっとどぞお願いします
2012年10月26日
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先ほどのブログでは字数制限ではじかれちゃったので・・・ 先ほどのブログのワインに興味がある方へ コチラで買えます 【6本〜送料無料】 ノーヴェ ノーヴェ モンフェッラート ロッソ 2007 ヴィッラ ジャーダ Nove...価格:2,257円(税込、送料別)なかなか珍しいので、扱っているところは少ないですよ参加中ぽちぽちっとどぞお願いします
2012年10月01日
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あ~雨・・・。 昨日の日曜日(9/30)は台風が近づきつつあり、雨模様の札幌。おウチでやることいっぱいあるし諸事情により9/30中に書かなきゃいけないレヴューは溜まっているし、一日おウチで過ごすことに・・・。朝から何も食べずに超特急でそれらを片づけ、気がつくと午後3時。「さて、飲むか」やることやったら、自分にご褒美のアメとムチ。姉男の場合は、ワインとムチ(ムチはいらないけど)。これからのまったりタイムのお供は、コレ。姉男には「飲むべ、飲むべ」と誘われているように見える「NOVE NOVE(ノーヴェ・ノーヴェ)」生産者は「ヴィッラ・ジャーダ」。イタリア・ピエモンテ州のアスティとアルバの間にあるワイナリー。ピエモンテ州拡大図ヴィッラ・ジャーダの(畑)200年以上前からブドウ畑を所有し、ブドウを販売していたものの、ワイン造りは1940年頃から。 1912年当時の収穫半分はバルクワイン(瓶詰せず樽のまま販売)として個人やレストランに販売していたそう。1990年からは孫のアンドレア・ファッチオ氏が引き継ぎ、アンドレア・フォッチ氏近代的な設備で伝統と革新のワイン造りをしているワイナリー。バルベーラ種(※1)のワインも生産。ちなみに、使われているブドウはメルロ-。ワイン名の「NOVE NOVE(ノーヴェ・ノーヴェ)」は1999年にメルローを植樹したことからつけられているそう。(NOVEはイタリア語で、数字の9のこと)2005年に初リリースされたワイン。ピエモンテ州のメルローはかなり珍しいもの!以下詳細情報。●NOVE NOVE (ノーヴェ・ノーヴェ) 収穫年:2006年 生産国:イタリア(ピエモンテ州) 生産地:DOCモンフェッラート 生産者:VILLA GIADA(ヴィッラ・ジャーダ) 輸入元:パシフィック洋行(株) (マニアックなワインが多いインポーターさん!) 購入店:大丸札幌店(春のワインフェア) 購入価格:2163円 アルコール:13.5% ブドウ品種:メルロ-100%(ブドウは有機栽培。1年大樽熟成後、瓶熟成数か月)色:少し紫がかった濃い赤(グラスの底は見えない)。温かみのあるポッテリした色合い。粘性~中の上香り:熱の入った完熟プラム、プルーンやカシス系の黒系果実、ドライフルーツ。ケッパー、黒コショウなどのスパイス。腐葉土、キノコ、干し肉、ラベンダー、奥でほんのり清涼感のあるミントのようなハーブ。スパイシーで凝縮感ある、重心の低い香り。香りの所々に小さな赤~紫色の花のフローラルな香りや熟成し始めた香りが混じり、複雑。味わい:濃縮感はあるが、一瞬、果実味の甘さを感じないくらいの落ち着いた果実味。酸は溶け込み、骨太いミネラルの印象が強い。タンニンも細かく溶け込み、ソフトだが層は厚い。アフターは塩→肉→バターやチーズの旨味と次第に変化し、余韻は長い。みっちりと鍛え上げられた、筋肉質で中身の詰まった味わい。しなやかだけど、クール。大人な味わい。牛肉のリブロースステーキかサーロインステーキ、ブラックオリーブのシチリア風が食べたくなる味わい。今回、腹ペコ姉男が合わせたのは十勝マッシュと鴨のラグーのパスタ。十勝マッシュと鴨のラグー※ちなみにラグーとはイタリアの料理で、肉や魚を細かく切って煮込んだソース。実はコレ、パティシエ&料理の先生をやっていた食の探究者、姉男の妹が作って瓶に詰めてくれたもの北海道・十勝産のブラウン・マッシュルームと鴨のミンチ、ブラックオリーブ、ネギなどが入り、葉巻っぽくもある茶系でほんのりスパイシーな味わいがこのワインにピッタリ!コレをパスタにして合わせたら、ウマすぎっ!他には味のりもつまみ。うまいわ、まったりだわで、あっという間にボトル半分空いちゃった。まだ午後5時・・・。ちょっと休んでから、夜にご飯作って、あと半分空けよーっと!(まだ喰うんかいっ!)※1バルベーラ種~イタリアの黒ブドウ。主にピエモンテ州などで栽培され、酸味とアルコール感のある、果実味豊かなワインが出来上がる。ピエモンテ州のアスティ地方のDOCGバルベラ・ダスティは有名。参加中ぽちぽちっとどぞお願いします
2012年10月01日
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遊んでばかりいてレヴューがたまりアタフタの姉男。なので、サクッと本題へ。・・・ あっ、さびしい? じゃ、サービスショット。姉男の代わりにおじさんから・・・ ■商品名:マロッティ・カンピ・ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ・スペリオーレ・オルリョーロ 2009■レビュアー:姉男 ■レビュー内容一時期は絶滅しかけたイタリアの土着かつ希少品種、ラクリマ種のワイン。以前にレヴューした、ラクリマ種のロゼ・スプマンテ(泡)と一緒に購入したもの。2009年は早いと思いつつも抜栓。ちなみにこのワインのDOC(原産地呼称)は1985年に認定された、ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ。イタリアを人間の足に例えると、ふくらはぎ部分に当たるマルケ州、その州の中でも中間より少し上、アドリア海に近い州都アンコーナの近くにある地域ラクリマ種の名前の由来はブドウの房の形が涙が垂れたように見えることから。(葡萄が完熟した際、葡萄の粒からにじみ出る果汁が ポタポタと滴り、雫のように見えたみたい)ラクリマ種生産者は19世紀半ばからブドウ作りをしていた「マロッティ・カンピ」。ワイナリーのあるヴィラブドウ畑1999年に新しいワイナリーを建設し、ラクリマ種を使ったワイン作りの名手として、近代的な施設でワイン作りを行うワイナリー。(白ワインの「ヴェルディッキオ」の生産者としても評価が高い)今回は単一畑から収穫されたラクリマ種100%。(通常のDOCラクリマ・ディ・モッロ・ダルバは ラクリマ種85%以上であれば認定)60%はフレンチ・オークの小樽、残りはステンレスタンクで12ヶ月熟成。さらに瓶詰して6ヶ月以上の瓶熟成後にリリース。ショップの説明によると生産本数も少なく、今回輸入できたのは300本限りだそう。色は、輝きある紫がかった濃い赤(グラスの底は見えない)。エッジまで色調は濃いもの。粘性~中香りは、スミレ、ラベンダー、ハイビスカス等の南国の赤い花。薔薇ジャム、ブラックチェリー、バニラ、バターなどの乳酸系の香り、マジョラムなどのスパイスやディルなどのハーブ。ゼラニウムのような芳香も。時間がたつとコショウの香りが出る。沢山の紫色と赤い花、甘いバニラのあふれんばかりの香り。その香りを貫くように、ハーブやスパイスが柱のようにピンと立つ雰囲気。味わい:口に入れると、滑らか。フルボディでドライ。チェリーと山ブドウ系の厚みのある果実味。そこに絡むのは茎やハーブなどのやや厚みのあるグリーン系の野性的な風味。タンニンは口の中を少し乾かすほど豊富だが、細やか。酸は穏やかめだが、沢山のミネラルと共に、脇をしっかり締める。アフターに心地いい苦み。香りの割には意外と筋肉質。引き締まった酒質に果実味のヴェールが覆う。顔がキレイなアマゾネスといった雰囲気。今回、中くらいのグラスを2種類用意。で、味と香りを比較。ブルゴーニュグラスだと香りが拡散して薄まるがボルドーグラスでは塩味などがやわらぎ、甘いバニラの香りがさらに綿菓子のようなふんわり魅惑的なものに。注ぐなら、キャンティグラスくらいのボルドー型がおススメ。合わせは、一般的にはお肉のラグー(煮込み)がいいようだけれど、マッシュルームのアヒージョ風ともよく合いイタリアのハム、コッパも好相性。コッパは、ワインが乳酸系風味を消してくれ、純粋に肉の旨味を前面に出し引き立ててくれる味。野性味と華やかさが入り混じった、この美人アマゾネスワイン試してみる価値アリ!幼稚園児のアマゾネス 参加中ぽちぽちっとどぞお願いします
2012年09月28日
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ち、ちょっと待って! ブルドックみたいで怖いんですけど・・・というわけで、ブルゴーニュみたいなワインつっこまれた・・・■商品名:【6本〜送料無料】 エトナロッソ 2010 テヌータ デッレ テッレ ネレ 2010 Tenuta delle Terre Nere[イタリアワイン]■レビュアー:姉男 ■レビュー内容ワイン仲間と「エトナの会」というワイン会を催したくらい、このイタリア・シチリア州のDOCエトナの、とりわけネレッロ・マスカレーゼという品種が好きな姉男DOCエトナはイタリア・シチリア島にある活火山、エトナ山のふもとに広がるDOC(統制原産地呼称)。標高900mまで及ぶ、イタリア国内でも珍しい高い場所にあるブドウ畑なんです。(詳細は姉男のブログワイン会「エトナの会」参照) そこで赤ワイン用使用品種として認められている黒ブドウがネレッロ・マスカレーゼ。昔からシチリア島のエトナ火山周辺で栽培されてきた、地元の土着品種。品種の個性がピノ・ノワールに通じるところもあるため、ブルゴーニュ好きには密かに人気の品種。この品種が火山性土壌、ミネラルいっぱいのエトナの地で育つとイタリアの「濃い・強い」ワインのイメージとは違った、とてもエレガントなワインになるのです。生産者は「テヌータ・デッレ・テッレ・ネレ」。 バローロボーイズをプロデュースしたコンサルタント、マルク・デ・グラツィア氏が自ら畑を購入し2002年に設立したワイナリー。マルク・デ・グラツィア氏 ワイナリーの名前のテッレ・ネレとは「黒い土壌」という意味で、岩石のゴロゴロした火山灰土壌で黒い色を持つことから命名したそう。ちなみにこちらのワインにはネレッロマスカレーゼ 98%にネレッロカプッチョ 2%入ってます。樹齢40~60年以上のブドウ使用。・・・とここまでレビューしてますが、未試飲。2010年のものなので、最低あと1年位は寝かせたほうが美味しくいただけそう。売り切れたようですが、これからエトナを代表するだろう生産者としてもコチラはおススメのワイン。他のDOCエトナのものと比べても、コスパもいいですよ!ちなみにこの生産者のものは、他にも4つの単一区画(畑)のものがあります。 1.「エトナ・ロッソ ヴィーニャ・カルデラーラ・ソッターナ」(海抜650~700mに位置する畑「カルデラーラ」にある平均樹齢40~50年のネレッロ・マスカレーゼ使用。一番バランスが取れている) 【6本〜送料無料】エトナ ロッソ ヴィーニャ カルデラーラ 2010 テッレ ネレEtna Rosso 2010 Te...価格:4,179円(税込、送料別)2.「エトナ・ロッソ グアルディオーラ」(もっとも標高の高い畑「グアルディオーラ」のブドウ使用)、樹齢は40~50年のネレッロ・マスカレーゼ使用。みずみずしく、塩っぽいミネラルが特徴で細身な味わい)。3.「エトナ・ロッソ サント・スピリト」(4つの区画のうちでは最も早くから楽しめ、バランス良く繊細)4.「エトナ・ロッソ フェウド・ディ・メッツォ・イル・クアドロ・デッレ・ローゼ」(4つの区画なのかでは一番暑い畑。フルーティ)2、3,4は、1のリンク先から探せます)参加中ぽちぽちっとどぞお願いします
2012年09月28日
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すごいですよ~マイケルさん「今日は、牛ハムのユッケ風と熟成生ハムを食べるから・・・」と、飲みたくなったのが黒ブドウ品種、ネッビオーロを使ったワイン。ネッビオーロといえば、ご存じ、イタリアワインの王様「バローロ」に使用されるタンニンの多い黒ブドウ。「でも、バローロじゃ強過ぎるから、もっと優しいネッビオーロ・・・」とチョイスしたのはDOCカレーマのネッビオーロ。実はネッビオーロが育つイタリアの北限と言われているのがピエモンテ州のカレーマ村。ピエモンテ州を拡大コチラは1967年にDOC(統制原産地呼称)として認められた、人口わずか700人の小さな村。スイスに近い、イタリアのヴァッレ・ダオスタ州近くの山あいにあるため、とても冷涼な気候で、通常ならばブドウの栽培や完熟が難しい地域。しかし、そんな村でブドウ栽培を可能にしているのが、「トゥピン」と呼ばれる畑の作り方。これは、石垣で組まれた段々畑で、古い区画では支柱も岩盤を切り取った石製。ネッビオーロの畑としては非常に珍しい作り方なんです。こんな作り方をしている理由は日中、太陽で温められた石垣と石柱が、夜間に熱を放射してくれるため。石垣と石柱のおかげで、夜間、アルプスからの冷たい風で周囲が一気に冷え込んでもブドウ畑の温度の下がり過ぎを防げ、ブドウたちが死滅せずにすむのだそう。ただ、段々畑のために機械などは入れず、もちろん収穫などの作業はすべて手作業。また村全体の畑の面積を合わせても12haほどと、とても小さいため、生産量は非常に少なく希少なもの。生産者は1960年に設立された生産者協同組合「プロデュットリ・ネッビオーロ・ディ・カレーマ」。組合員は80人弱。社長も含め、全員が他の農業などの仕事と兼業しているんだそう。ワインはセメントタンクで発酵(一部ステンレス)、大樽で熟成。ちなみに、DOCカレーマの法定熟成期間は、3年以上(うち木樽2年以上。リゼルヴァは4年以上、うち木樽30ケ月以上)。※3年以上というのはバローロの法定熟成期間と同じほかのネッビオーロのワイン(バローロを始め、DOCGゲンメやDOCGガッティナーラなど)に比べると、ボディーの厚みよりも、ミネラルあふれる気品が特徴。 ■商品名:【6本〜送料無料】カレーマ クラシコ 2007 プロデュットリ ネッビオーロ ディ カレーマCarema Classico 2007 Produttori Nebbiolo di Carema[イタリアワイン]■レビュアー:姉男 ■レビュー内容色は、オレンジがかった透明感のあるルージュ。思ったより熟成感のある色合い。粘性~中。香りは、チェリーやプラム、ドライトマト、杏、ミネラル、しおれたバラ、葉巻の皮、シナモンなどのスパイス、腐葉土、ほんのりなめし皮など。熟したチェリーやプラムのリキュール漬けのような、甘やかな香りが底の方からゆっくり立ち上って来るのと同時に、樽由来の葉巻のこなれた香り、茶系のスパイスが入り混じった、派手ではないけれど奥深い香り。朝露がきらめく、日が昇り始めた秋の森の中のようなすがすがしさもある印象。ブルゴーニュグラスに移してやると、香りがひと回りふくらみ、華やかな甘やかさが出てバランスが一層良くなる。味わい:口に含むと、ツルリとした滑らかな口当たり。ドライでミディアムボディ。塩麹でトマトを食べているような、香りほど果実の甘さは特に意識されない果実味。酸は太いが鋭くなく溶け込み、ワインを飲み込んだ後に唾液がジュワジュワと溢れ出すため、豊富さがうかがえるもの。タンニンはこなれてしっとりしていて、口の中は乾かない。何といってもミネラルが秀逸!熟成風味も出ていて、濃さはないものの、クラシックで味わい深い旨薄タイプ。合わせた牛生ハムユッケ風とはもちろん、熟成生ハムやピッツァ、キュウリの浅漬けにさえしっかり合い、全て料理や素材の長所をより引き出してくれる味わいにさせる、このオールマイティさには脱帽!派手さはないものの、自己主張し過ぎないところが食事をより美味しくしてくれる、透明感あふれるワイン今日のオチは 参加中ぽちぽちっとどぞお願いします
2012年09月22日
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Wの悲劇ならぬ ・・・ ・・・乾いた笑いを招いたところで本題。今日は牛肉多めのハンバーグ。コレに向くワイン・・・そうそう、イタリアのバローロにしようっと。と選んだコレ ■商品名:【6本〜送料無料】バローロ リゼルヴァ コルダーナ 2004 テッレ デル バローロBarolo Riserva Cordana 2004 Cantina Terre Del Barolo[イタリアワイン]■レビュアー:姉男 ■レビュー内容生産はピエモンテ屈指の生産者協同組合テッレ・デル・バローロ。イタリアワイン好き、特にバローロ好きの皆さんなら言わなずもがなの、高品質・低価格、ものすごくコスパに優れたワインを造り出すところ。 通常のバローロやバルバレスコは、数年前からかなり色々なところで出回るようになったからもうお馴染みの生産者。ココは、1958年にピエモンテの複数の生産者によって設立され、400人以上の組合員が所有する畑はなんと、バローロ指定地域の約20%のシェア。その中から選び出されるから、ワインの品質が高いのは当たり前。今回はただのバローロではなく、熟成期間が長いリゼルヴァ。(通常、バローロと名乗るためには、イタリアのワイン法では熟成期間が3年以上と定められていますが、これが「バローロ・リゼルヴァ」となると、法定熟成期間はなんと5年以上)しかも長期熟成に向くブドウだけをセレクトした、スペシャルキュヴェ「コルダーナ(※1)」。姉男も通常のバローロは何度もお手合わせ済みなので、味わいの違いを求めてこちらを選んだワケです。色は、熟成感ある、オレンジがかったガーネット。粘性~中。テリはあるが、落ち付いた色合い。香りは、リキュールにつけたチェリー、プラム、ブラックベリー、杏、タバコ、タール、干し肉や熟成ハム、皮、丁子、ナツメグなどの甘苦系スパイス、焼きアーモンド、カラメルなど。果実香と熟成した肉の香りが華やか。一方では、重厚感ある暗さを秘めた香りもあり、複雑。乾いた熟成に傾きすぎず、何度も大きく吸い込みたくなる良い香り。ブルゴーニュグラスに移してやると、しおれたバラなどがはっきり出て、香水のような華やかさが舞う印象。まさに、姉男がバローロに求める「華麗さと色気と静謐感が同居した、シットリ上品な」素敵な香り。アカデミー女優、キャサリン・ゼタ・ジョーンズみたいな明るい色気があり、しばらく目をつぶって、嗅いでいたくなる。キャサリン・ゼタ・ジョーンズ味わい:口に含むと、柔らかで艶やかな口あたり。ドライで、ボディはミディアムアッパー。やはり香り同様、プラムやブラックチェリーをリキュール漬けにしたものやラズベリージャムのような、甘いけれど、落ち着いた果実味。果実味の後に大量に押し寄せるタンニンは豊富だが、細かくシットリしていて心地良いもの。いつまでも口に残らず、存在を主張した後に徐々に引いて消える。タンニンに代わってやってくる酸は、味わいの真ん中から果実味を押しのけて登場する「モーゼ」のよう。一瞬太く出てくるけれど、再び果実味を引き立てるもの。アルコールが14%あるにも関わらず、バランスは最高!エレガント!余韻も長め。同じグラスの中でも時間の経過とともに、どんどんドラマチックに味わいは変化。まるで女優の半生を映画化したような雰囲気。2日目でも味わいは全く落ちず、あと2年位は熟成がいい状態で続きそう。今回、合わせは牛肉割合多めのハンバーグ。少し焼き目を濃いめに入れ、ポルト酒を使ったコクのあるソースは少し甘め。ワインの味の質量とピッタリ!ガーリックフランス(パン)も、バターの風味がふくらみ、とても相性良し熟成チーズなど、乳製品の脂肪分と旨味を引き立てる味わい。 やはり、コスパ最高!もう少し上位クラスのバローロと比較しても、全く引けを取らず、★6つくらいつけたいほど、大満足の味わい。やっぱり、ピエモンテの2004年はいいなぁ。リピしようっと※1コルダーナ~ピエモンテの名エノロゴ(醸造コンサルタント)として知られる、ルイージ・マルティーニ氏がセレクトしたスペシャルキュヴェ。参加中ぽちぽちっとどぞお願いします
2012年09月07日
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\ う~ん/何か疲れがたまっている今日。本来なら、試飲会とかお買いものに出かける日だけど、何もしたくない。。。こういうダラダラモードの時は好きな時に寝て、本読んで、食べて。。。が原則そうそうじゃ、コレ飲もうっと。コレ何でしょう?コーラ?実はワイン。缶入りのスパークリングワイン「Ciao(チャオ)」。イタリア・ヴェネト州のカンティーナ・スガルツィ社が造るワイン。ちゃんと“お酒” 昼間から飲みたいけれど、ボトル開けるのは、ちと気が重い。なんて時に、サラリと飲める200ml飲みきりサイズ。アルコール度数も10.5%と低め。(通常ワインは12~14%位)今回は缶が可愛らしく、試し購入。リングプルはブラック!お値段1本¥228(姉男購入時)。量は200mlだから、ちょうどグラスで2杯ちょっと。2本飲んでも、通常のワインボトル半分強。昼間に丁度イイビアンコ(白) 味は、ビアンコ(白)が黄リンゴを丸ごとかじった雰囲気。洋ナシ、リンゴの芯や栗の皮の香ばしさもほんのり。心地のよい薄苦みもあり、サラリと飲みやすく、ペラペラすぎない。ちなみに品種は、プロセッコ種。ロザート(ロゼ)ロザート(ロゼ)は、まさに桜の花の香り!辛口でも、ほんのりさくらんぼの優しい甘さを感じ、かなり癒し系。ハムなどのお肉にも合う!品種は、メルロー、ラボーゾ主体。冷蔵庫で冷やして気軽に飲め、アウトドアや乾杯にもおススメ。姉男は輸入食材店の「カルディ・コーヒーファーム」(実店舗)で購入。楽天内のカルディのショップにはギフトセットのみなので他に楽天内ならで購入可能。 【200ml缶】 チャオ ロザート N.V.価格:273円(税込、送料別) 【200ml缶】 チャオ ビアンコ N.V.価格:273円(税込、送料別) 参加中ぽちぽちっとどぞお願いします
2012年09月01日
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先週から始めた姉男の自分内キャンペーン、 セラー内の迷子をなくすための「飲んじゃったほうがいいワイン」キャンペーン。第5弾はコレ。おしゃまで元気ないたずらっ子、赤毛のアンみたいなワイン!カステル・デル・モンテ・ロッソ 2009(トッレヴェント)生産者はトッレヴェント。創立は1989年。ワイナリーの前身は修道院で、イタリア・プーリア州にある世界遺産のお城『カステル・デル・モンテ』のあるコラートエリアに建てられたもの。そこを改装してワイナリーは始まり、今やプーリア州で注目されているワイナリーの一つでもあります。プーリア州は下記の矢印のところブーツのかかと部分ちなみにラベルのマークは13世紀中頃、アラゴン王フェデリコ2世が鷹狩用に建てた八角形の形をした、世界遺産のお城『カステル・デル・モンテ』を真上から見た形をイメージしているんだそう。『カステル・デル・モンテ』 上から見たら八角形さらに、このワインにメインで使われているブドウ品種のウーヴァ・ディ・トロイア。別名:ネロ・ディ・トロイア(Nero di Troia)という名前も持つ、プーリアを中心とした南イタリアの土着品種で、栽培激減により絶滅寸前とまで言われた黒ブドウ。酸味とタンニンのバランスがとれていて、スミレや甘草の香りのワインが出来上がりマス。 以下詳細情報。●Castel del Monte Rosso (カステル・デル・モンテ・ロッソ) 収穫年:2009年 生産国:イタリア(プーリア州) 格 付:DOP(DOC)カステル・デル・モンテ 生産者:Torrevento(トッレヴェント) 輸入元:(株)モトックス 購入店:不明(忘れた~) 購入価格:¥1000位 アルコール:12.5% ブドウ品種:ウーヴァ・ディ・トロイア70%、アリアーニコ30%色: まだ若さの感じられる、やや紫がかった濃く深い赤。エッジはピンク色を帯びている。テリあり、粘性は中の上。香り:スミレ、椿などの紫色と赤系の花が混じったもの、カシス、ブルーベリー、チェリー、プラム等、赤~黒系果実香。茶色っぽいニュアンスの茎、白コショウや山椒、丁子、シナモンといった甘苦系のスパイス。ユーカリっぽい清涼感のあるハーブ。フワリとした甘い果実香とスパイシーさが際立つ香り。小さめのボルドーグラスに替えてやると、おしろいのようなバニラ香がふくらむ。味わい:スルリとした口当たり。ミディアムボディでドライ。香りほど甘くない、爽やかでフレッシュなブルベリーのような黒系果実味。甘味よりもミネラルが豊富で、冷んやりした塩味のうま味。うま味の後を細く長くつづく酸と鼻に真っすぐ抜けるスパイシーさが追いかけてくる味。タンニンは細かく優しげ。フルーティさもありながら、ミネラルと酸のバランスがとてもよく、実は上品で飲み飽きしない味わい。明るくいたずらっ子に見えるけれど、その実、冷静さと上品さも備えた、やっぱり赤毛のアン!今回合わせたのはベーコン風味の大根おろしドレッシング(醤油味ベース:姉男自作)をかけた、キャベツとキュウリのサラダ。特にドレッシングをかけたキャベツ味がふた回りくらいふくらんでアワビのガーリック醤油ソテー相性良し!姉男の定番、イタリア・ガローニ社の生ハムワイン、ハムの両方の旨みが深くなる36か月熟成のイタリアのチーズ、パルミジャーノ・レッジャーノ単独で食べるより、何とも言えないコクが生まれる!フルーティでちょっぴりスパイシー、普段ワインを飲まない方でもニッコリ飲める、好かれる赤ワインだね!アン!ん?アン。。。 。。。\\アンアンアン、とっても大好き//。。。えっ。。。ちなみに楽天では下記で取扱あり。 【6本〜送料無料】 カステル デル モンテ ロッソ 2009 トッレヴェントCastel del Monte Rosso 2...価格:1,134円(税込、送料別)参加してます「ポチしてやってもいいぞ」という方どうぞお願いします
2012年08月23日
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今週始めた姉男の自分内キャンペーン、。。。。。ちがう、ちがう、だからダジャレじゃなくてセラー内の迷子をなくすための「飲んじゃったほうがいいワイン」キャンペーン。第3弾はコレ。Antiche Vie(プレオ)生産者はプレオ。ブドウ栽培は100年以上前から行っていたものの、2000年にワインメーカーとしてワイナリー創業。ブドウの品種はネロ·ダヴォラのほかに、カタラット、グリッロ、インツォリア、シラー、カベルネ・ソーヴィニョン、メルローなどを計25haの畑で栽培。確かワインフェアの時、大丸百貨店で買ったものだと思うけど、不思議なことに日本のインポーターの裏ラベルがなく、かなりの詳細が不明。ブドウは手摘み収穫。ステンレス発酵・熟成。以下詳細情報。●Antiche Vie 収穫年:2010年 生産国:イタリア(シチリア州) 格 付:IGTシチリア(2010年時) ※2011年、シチリアはDOCに昇格したので 現在はDOCシチリアを名のれます 生産者:PULEO(プレオ) 輸入元:不明 購入店:大丸札幌店 購入価格:¥2194 アルコール:13.5% ブドウ品種:ネロ・ダヴォラ色: 黒に近い紫がかった濃い赤(グラスの底は見えない)。 縁まで色素は乗っている状態。 輝きあり、粘性~中香り:スミレ、カシス、プルーン、ブラックベリー、ミネラル、タバコ、焼き芋、森の下草、ハーブなど。 黒系果実のフレッシュな香りとミネラルの香りが混じり合い、 暑さが一息つき、露が降りた夏の夜のイメージ。 香りが帯になって、そのまま鼻の奥まで真っすぐ入る素直な印象。味わい:厚みのある甘さを抑えた果実味。ミディアムでドライ。うっすら舌を覆うような、タバコやカカオパウダーのような心地良いタンニン。太くじんわりする酸とミネラルが、旨味を連れてきてくれ、本当にバランスがいいい。飲み込んだ後、皮とあんこがとびきり美味しい、いい最中を食べた後や、旨味のある本物の醤油を食べた後の感じを連想させるアフター長め。とても日本人の味覚に合った味わい。どんな動きにもしなやかに耐えられそうな、体操選手並みにしっかり筋肉のついた青年のようなイメージ。合わせたのは、薄味気味のホイコーロー。濃すぎないテンメンジャンの甘辛具合とキャベツ、しいたけの味にピッタリ!今現在、どこで扱っているかは不明ですが見かけたら試してみてください!かなり美味しいネロ・ダヴォラです。参加してます「ポチしてやってもいいぞ」という方どうぞお願いします
2012年08月15日
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今週始めた、姉男の自分内キャンペーン、 。。。。。 ちがう、ちがうダジャレじゃなくて、セラー内のワインの迷子をなくすための「飲んじゃったほうがいいワイン」キャンペーン。第2弾はコレ。ネ!ランゲ・ロッソ(プンセット)白(ランゲ・ブラン)は扱っているショップも多いけれど、このロッソは伊勢丹系列でしか扱っていない銘柄のよう。生産者はプンセット。1964年に創設され、1987年からビオロジックに転向。生産するワインはすべてエコセール・イタリアによる規定を満たし、ビオロジック認証を受けているワイナリー。 なんでもイタリア・ピエモンテ州バルバレスコで、唯一ビオロジックの認証を受けているワイナリーだそう。農家を改装したワイナリー 貯蔵庫女性の当主、マリーちなみに「ネ?」というのは、ピエモンテ特有の言い回し。肯定的に断定する際、その内容を強調するために日常的に使われる、ピエモンテの隠語のひとつだそう。ブドウは有機栽培、手摘み収穫。以下詳細情報。●Langhe Rosso NEH! (ランゲ・ロッソ「ネ!」) 収穫年:記載なし 生産国:イタリア(ピエモンテ州) 格 付:DOCランゲ 生産者:PUNSET(プンセット) 輸入元:(株)センチュリートレーディングカンパニー 購入店:丸井今井札幌本店 購入価格:¥1890 アルコール:13% ブドウ品種:ドルチェット50%、バルベーラ40%、 ネッビオーロ10%色: 濃い色調の赤(グラスの底は見えない) エッジからグラデーションアリ。テリあり。粘性~中香り:少し熱の入ったチェリー、干しトマト、しおれたバラ、プラム、タバコ、コーヒー、毛皮、湿った黒い土、キノコ、ミネラル、ほんのりタール。黒系果実のピュアで甘やかな果実香と少し熟成感のある香り。全体的に重心は低めで、渋みを予想させるもの。味わい:なめらかな口当たり。ミディアムでドライ。酸ののったフレッシュなチェリーの果実味。その後を渋柿のような細かいタンニンが口の中を覆う。乾き過ぎない、ややしっとりめのタンニン。味わいの最初から最後まで酸がベースとなり、軽やかで爽やかなタイプ。飲み込んだ後はタールと果実味が漂い、肉やチーズが食べたくなる風味。酸に傾いてはいるがバランスは良く、夏向きの赤。今回はワインのタイプが少々不明だったため、牛、豚、鶏といろいろな肉を合わせて肉祭りで様子見。・豚肉のピカタ△脂身に合うけれど、通常の道内産豚肉では味が淡白で負ける・少し濃いめの醤油味の鶏ザンギ醤油の風味が膨らみ、ワインも甘やか・ローストビーフやはり牛肉!肉の風味がワインのタンニンと好相性!そして本命!ピエモンテ州ということで、ベタながらもトリュフを使った、・トリュフサラミ◎抜群! トリュフのおかげでコーヒー風味がふっと漂い、肉の熟成感とワインの果実味・熟成感の両方が膨らみ合って、とてもいい相乗効果!美味し過ぎて、パクパクただ、取り扱いが伊勢丹系列のココ(札幌の)「丸井オンリー」ということでワインに期待したけれど、正直、値段の割には味わいは軽やか過ぎるなぁというのが本音。この味わいならもう少し値段を抑えてもいいのかも。ふむ。(ちなみに海外サイトでは1本6ユーロ位でした 日本ならこれにチョイ上乗せくらいが妥当な価格かも)参加してます「ポチしてやってもいいぞ」という方どうぞお願いします
2012年08月13日
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まずいっ!まずいなぁ。もはや知らないワインが入っていた...というくらい、セラーの中が大変なことになってきた。よしっ!セラーの中で眠っている「飲んじゃったほうがいいワイン」キャンペーンだ!今日は、コレ。ジャン・ロッシュ・ヴィノ・スプマンテ・ブリュット(トギニ社)この生産者はマルケ州で1950年から60年の歴史のある家族経営のメーカー。2万平方メートルの自社畑から年産1300万本のスパークリングワインを生産、他にもミネラルウォーターやスティルワインも生産している大きな会社。イタリア・マルケ州にある工場と近隣のセラー以下詳細情報。●JEAN ROCHE VINO SPUMANTE BRUT (ジャン・ロッシュ・ヴィノ・スプマンテ・ブリュット) 収穫年:NV 生産国:イタリア(マルケ州) 生産者:(トギニ社) 輸入元:巴工業(株) 購入店:丸井今井札幌(セール) 購入価格:¥840 アルコール:11.5% ブドウ品種:不明 色: 透明に近い淡い黄色。泡は持続性あり、グラスの縁に泡のリング位。透明感あり。香り:黄りんご、レモン、青味のあるフレッシュなハーブ、白桃、ヨーグルト。フルーツの香り中心の単純な香り。2日目にはやや洋ナシや黄色系の果実が濃くなる。味わい:泡はやや弱めで、なめらかな口当たり。ドライでミディアム。フレッシュでほの甘い白桃の果実味。口の両側をじんわりさせる酸が中程度あり、心地の良いうっすらした苦みも。アフターは青りんごの風味があり、塩っぽいミネラルも感じられる。とはいえ、あまり考え込まずに冷やしてゴクゴク食事と合わせたいワイン。今回合わせた中でよかったのは、酢飯。酢飯の甘さと塩加減がワインの質量と似ているため、相性良し。白身魚のお寿司や手巻き寿司パーティなどにはピッタリ。あとは、卵とブロッコリーのサラダ。これはマスタード・マヨネーズの風味がワインと好相性。サバのしょうが風味のソテーとも、生臭味を消してくれて、悪くはないよう。ちなみにこのワイン、トギニ社の製品リストには見当たらず、オリジナル企画商品の可能性があるかも?酸味が苦手な方におススメ。ビール代りに冷やして、気軽にワイワイとどうぞ。 楽天では下記で購入可能。ロゼもあり ジャン・ロッシュ・ヴィーノ・スプマンテ・グラン・キュヴェ・ブリュット(高級ヘヴィボトル)...価格:1,134円(税込、送料別)ジャン・ロッシュ・ロゼ・ブリュット・グラン・キュヴェ・ヴィーノ・スプマンテ・特別ロット・...価格:1,344円(税込、送料別) 参加してます「ポチしてやってもいいぞ」という方どうぞお願いします
2012年08月12日
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やっ! 「であえ~であえ~!クセモノじゃ~」…クセはクセでもとても個性的で不思議ととりこになるイタリアの赤ワイン、「ヴェルドゥーノ・バッサドーネ」。今日は、作り置きしておいた砂肝のマリネを食べる予定だから、合うワイン...と考えたところ、頭に浮かんだのがコレ。正直、使用されている品種は初、2010年ものだからちょっと早いかなーとも思ったけれどなんだか直感がして、お手合わせ。生産者名の「カステッロ・ディ・ヴェルドゥーノ」は直訳で『ヴェルドゥーノのお城』という意味。文字通り、ワイナリーは丘を見下ろす高台にあるお城。1840年代、当時のピエモンテ・サルデニァ国王のカール・アルベルトが『余はこのワインのためなら戦のことなどどうでもいい!』と、ピエモンテにあるこのワイナリーを買収し、自らの別荘にしてしまったほど溺愛。今ではこのお城はワイン・ヴィラとして利用。ワイナリー兼宿泊施設(※1)を8人の女系家族が運営。そして、使用されているブドウ品種は「ペラヴェルガ」。このお城の廻りでしか栽培されていない希少品種。生産本数がわずか約1万本で、ほとんどが予約完売。購入したショップによると「日本向けに出荷された本数もわずかに360本」「当店だけ」だそう。稀少なため、イタリアのコンテストなどには一切出品しないらしい。 ■商品名:カステッロ・ディ・ヴェルドゥーノ・バッサドーネ 2010■レビュアー:姉男 ■レビュー内容DOCはヴェルドゥーノ。このDOCはイタリア・ピエモンテ州のランゲ地方の小さなところ。1995年に認定され、イタリアワインで有名なDOCGバルバレスコのすぐ西隣。また、ラベル記載の「バッサドーネ」は、商品名。ワイナリーのある地元では「野生のケシの花」のことをこう呼び、俗語で「女性にキスする」とか「キス」と同じような意味で受けとめられている言葉だそう。(このワインのスパイシーさと繊細な余韻が 「欲望をもう一度呼び起こさせる媚薬」と、昔から考えられていた為らしい)色は、少し暗めのルビーレッド。ディスクは厚めで、粘性~上。輝きあり。香りは、牡丹やハイビスカス等の赤い花、チェリー。マジョラムやウイキョウ、キャラウェイシードのニュアンスのある少し乾いた苦みを含むスパイス。ヨモギ、土、熟成生ハムや肉、ヨード。さらにアルコールに由来すると思われる、病院の消毒薬のような清涼感のある香り。何とも、今までに出会ったことがあまりない、個性的な香り。フランスのアニス系リキュール、パスティスが連想される印象。まだ少し早いのか、上下で香りの層がはっきり分かれていて、馴染んではいない雰囲気。(上部は甘い果実香や花、下部は乾いた土のような苦い香り)。ブルゴーニュグラスに移し替えてやると、カカオやチョコの風味も出て、若いアマローネ(※2)のような甘苦系の雰囲気。抜栓2時間半で、レーズンチョコの香りも!味:口に含むと、つるりとした口当たり。ドライで、ボディはミディアム。甘いチェリーや赤プラムのピュアな果実味。タンニンは軽い渋柿のように、うっすらで口の粘膜を覆うもの。酸は、飲み込んだ後の余韻の長さで豊富さが伺える。赤い花の香りが残る長めの余韻。香りのやアルコール度数が13.5%もあるわりには、サラリと軽い飲み口。各要素がしつこくなく、バランスがいい。ひと口めで少し種子系の苦みを感じるが、杯を進めるごとにクセになる味わい。 合わせたのは、予告通り砂肝とキノコの醤油マリネ(詳細はこちら)。砂肝の旨味と甘味だけが抽出されて、口の中で踊るようまた、マリネに入れた粒マスタードと赤トウガラシが、ワインのスパイシーな香りと引きあって、深みが!他にも相性が良かったのは、ゆず風味のヨーグルトチーズ・ドレッシング(姉男自作)をかけた、ワカメとイベリコ豚のハム、キュウリのサラダ。ワインのヨード香とぴったりマッチして、どちらも減りが早くなります。不思議な魅力のある、赤ワイン。イタリアのヴァルポリチェッラがお好きな方には、おススメ。まだちょっと早いと思うので、このヴィンテージは半年~1年寝かせるといいかも。では、ドロン ※1宿泊施設~ホテルとしてのお城に宿泊するお値段は、1泊朝食付き、ダブルルーム140ユーロ、ジュニアスイート160ユーロ、シニアスイート250ユーロ。最上階のシニアスイート ジュニアスイート ※アマローネ~イタリア語で辛口とか苦味の意味を持つ、イタリア・ヴェネト州ヴェローナ近郊の伝統ワイン。主な使用ぶどう品種はコルヴィーナ・ヴェロネーゼなど。ぶどうの陰干しに約100日かけ、独特の苦味とトロみがある赤ワイン。参加してます「ポチしてやってもいいぞ」という方どうぞお願いします
2012年08月07日
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夏の掃除機かけは、小さいおじさんに注意しましょう やっと暑さがやわらいで、平年並みの気温に戻った北海道。半袖・短パンでも暑くもなく、寒くもなく空気も爽やかで、夜になると赤ワインが飲める環境。今日はズッキーニを大量にいただいたので、豚バラの角切りとトマトを一緒に煮込み、酸味と甘みのバランスの取れた料理。で、選んだのがイタリアのネッビオーロ種(※1)の赤ワイン。■商品名:ランゲ・ネッビオーロ[2004]年・カーサ・ヴィニコラ・ニコレッロ元詰・DOCランケ・ネッビオーロLANGHE NEBBIOLO [2004] casa Vinicola NICOLELLO■レビュアー:姉男 ■レビュー内容 造り手は「カーサ・ヴィニコラ・ニコレッロ」。ココは1900年にピエモンテ州クネオ県トレイゾ村に設立された、歴史のあるワイナリー。大樽でゆっくり熟成させる伝統的な造りと、飲み頃なってから出荷し、飲み頃が過ぎたものは販売しないというポリシーを持つ生産者。もちろんネッビオーロ種100%。オーク大樽12ヶ月熟成。色は、濃く深いルージュ・ガーネット(グラスの底は見えない)。粘性~中の上。輝きあり。香りは、ブラックベリー、ブラックチェリーのリキュール漬け、黒系プラム、干し杏、バラ、葉巻、干し肉、マッシュルーム、ハーブ、スパイス、腐葉土など複雑性あり。熟した黒系果実を中心に、花の香りが香水のように寄り添う、心地のいい香り。ブルゴーニュグラスに移すと、チョコの風味がフワリと加わる。抜栓1時間で、ドライトマトの風味も。味:口に含んでも、香りのように柔らかく甘い果実味。ドライで、ボディはミディアムアッパー~フル。タンニンは口を乾かさず、細かく甘く溶け込み、酸は意識されるほどではないが、アフターの果実味を伸ばしてくれる豊富さ。やや果実味が勝るが、酸とタンニンのバランスがとてもイイ。余韻も長め。 香りはやや重めにも感じるけれど、ネッビオーロ種としては明るい香りと味。ジューシィでもあり、熟成感も楽しめて、外交的なネッビオーロといった感じ。気軽に食事にも合わせられる印象。単品で飲むと、元気な果実味が脂分の多いハムやチーズなどを求めるけれど、飲み飽きすることなく1本飲み干せる雰囲気。やはり、前出の豚バラの角切りとズッキーニを、トマトで少し甘めに煮込んで合わせたら、ピッタリ!熟成したイタリアの生ハムと合わせると、ハムの旨みとワインの果実味の双方が膨らみ合って、ベストマリアージュ!酸化に傾きすぎず、タンニンも強すぎず、陽気で親しみやすいクラスの人気者といった感じ。ネッビオーロ種の入門編として、お値段も親しみやすくて本当におススメ!2004年はやっぱりいい年!あっという間に、1本空きました! ※1ネッビオーロ種~イタリア・ピエモンテ州で栽培される、イタリア最高の赤ワイン品種。タンニンとコク豊かなワインが出来上がる。イタリアワインの王様・バローロや女王様・バルバレスコの原料。参加してます「ポチしてやってもいいぞ」という方どうぞお願いします
2012年08月01日
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うぅ、暑い 南の島にバカンスに行きたい。でも、かなわないから、せめて気分だけでも島に...。 ぎゃーちがうちがう嶋大輔じゃなく、イタリア・サルディーニャ島とチョイスしたのは、地中海で2番目に大きな島、イタリア・サルディーニャ島の白ワイン。使われているのは、サルディーニャ島の土着品種「トルバート」。スペインから伝わった、この品種。ブドウの水分が通常の二倍もあることから、栽培が難しい品種で、現在ではただ1社のみの栽培という稀少なもの。造り手は500haもの広大な自社畑を所有するセッラ&モスカ社。この広さの自社畑を持っているのはヨーロッパでは、最大級。こちらではすべてのブドウを棚式栽培(ペルゴラ仕立て)で育てています。■商品名:【6本~送料無料】テッレ ビアンケ アルゲロ トルバート 2010 セッラ&モスカTerre Bianche Alghero Torbato 2010 SELLA&MOSCA[イタリアワイン]■レビュアー:姉男 ■レビュー内容色は、明るく透明な淡い黄色。グラスの底や壁面に微発泡を思わせる泡がポツポツ。粘性は中の下。ディスクは厚め。香りは、グレープフルーツ、かりん、水仙のような黄色い花、セージやオレガノ、セロリの葉のようなハーブ。ミネラル。バターでローストした玉ねぎのような、炊き立てのご飯のような、おそらく乳酸発酵からくる香りも。2日目にはプリンスメロンや黄桃もプラス。爽やかな黄色系果実にやや苦みを連想させる繊細で個性的な香り。味わいは、滑らかな口当たり。黄りんごと石油のような風味。ライト寄りのミディアムボディ。辛口。香りの通り、苦みをともなった繊細な果実味。豊富だけれど、きつすぎない細めの酸は、苦みの陰に隠れる印象。余韻は短め。合わせた中で相性が良かったのは、ガーリック・クリームチーズドレッシング(姉男自作)をかけた、カリカリベーコン・レタスサラダ。ワインの果実味が膨らみます。(不思議なことに、クリームチーズ単体よりもドレッシングにした方が数倍合います!)同じサルディーニャ島特産のボッタルガ(からすみ)のパスタ。カラスミの風味が増幅!山菜のフリットにも合いそう。アボカドは青臭い苦みが出て×通常のチーズもワインの苦みが強調されて×苦味が苦手な方にはおススメしませんがメキシコの白ワインがお好きなかたには、味わいの感じが似ているのでいいかも。しっかり冷やして、夏の昼間に水代りにゴクゴク飲みたいタイプの白。食欲増進作用がありそう。お値段は手ごろだから、一度試す価値はアリ。ちなみにトルバート種の泡もありますトルバート・“テッレ・ビアンシェ”・スプマンテ・ブリュット・セッラ&モスカ(トルバート種100%)辛口白(ドゥエミラヴィーニ誌3グラッポリ獲得)TORBATO Terre Bianche Spumante Brut SELLA & MOSCA 参加してます「ポチしてやってもいいぞ」という方どうぞお願いします
2012年07月26日
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■商品名:【6本~送料無料】 キャンティ リゼルヴァ 2008 バロンチーニ [イタリアワイン]■レビュアー:姉男 ■レビュー内容「アモーレ、カンターレ、マンジャーレ(愛して、歌って、食べて)」!日本でイタリア(の人生観)を紹介する時にはよく言われますが、このワインは、まさにそのうちの2つのためのワイン。食事を美味しくしてくれて、歌うように会話を弾ませてくれる、様々な人をハッピーにしてくれる大らかなキャンティ(※1)。造り手はトスカーナで500年以上の歴史を持つワイナリー、「バロンチーニ」。このバロンチーニ家は、6つのカンティーナ(ワイン醸造所)を所有し、特定の銘柄に特化した生産者が多いトスカーナでは珍しく、ラインナップの幅広さが特徴。お手頃なキャンティクラシコやブルネッロの造り手でもあり、農家から購入したブドウと自社ブドウを使い、をそれぞれのカンティーナのエノロゴ(醸造技師)が高品質なワインを造り出しています。コチラのキャンティは樽熟成24ヵ月。ブドウ品種はサンジョヴェーゼ95%、カナイオーロ5%。色は、暗く濃いめのガーネット(グラスの底は見えない)。テリがあり、粘性は中。香りは、ドライトマト、ブラックチェリー、プラム、バニラ、ハイビスカスなどの赤い花。バジルやローズマリーなどのハーブ、紅茶、乾燥したゴボウの皮、タバコ。熟した赤~黒系の甘い果実香の中にうっすらハーブや土の香りが混じり、複雑。一部のキャンティにありがちの馬小屋臭などがなく、クリーンで清潔感漂う香り。味わい:口に含むと、濃厚過ぎない、こなれた柔らかい完熟果実味。香りの印象通りの赤~黒系果実のジューシィな味わい。ドライでボディはミディアム。タンニンは穏やかで、酸も溶け込み、とてもバランスが良い。飲み込んだあとにうっすら残るミネラルの塩味が、食事を誘う印象。やや長めの余韻。誰にでも好かれ、食事を美味しくしてくれるワイン。今回合わせた料理は、トマトとマスカルポーネソースを絡めた小松菜のパスタ。以前レビューにも書いた、イタリアの熟成サラミ「ブリガンティーノ」、←ブリガンティーノシソを入れた鶏つくね、砂肝から揚げ。パスタや砂肝はもちろん、サラミは独特のクセをなくし肉の旨みがふくらみ、つくねはシソの爽やかさが際立って鶏のジューシィさが引き立つ旨さこのお値段で、この味わいのキャンティにはなかなか出合えません!ジューシィさもこなれた感も味わえて、困った時には「これを飲もう」と常備したくなるコスパ十分のワイン!元気のない友達に飲ませたくなる、明るい味わいのワインです!元気があってもスルスル1本空けました!ウマっ!※1キャンティ~ご存じイタリア・トスカーナ州のDOCGとして有名な赤ワイン。同じくトスカーナ州のDOCGワイン「キャンティ・クラシコ」と混合されがちですが、実は許可されているブドウ品種や最低アルコール度数等がちょっと違います。基本はキャンティブドウ品種:サンジョベーゼ、カナイオーロ(ともに赤ワイン用品種)、トレッビアーノ、マルヴァジア(白ワイン用品種、合計10%以内使用可) 最低アルコール度数:11.5% (ただし、「ルフィーナ」などの地方名が付くと12%あり)キャンティ・クラシコブドウ品種:サンジョベーゼ、ほか黒ブドウ(フィレンツェ県、シエナ県の推奨品種や許可品種で20%以内) 最低アルコール度数:12%おおざっぱに言えば、両者は同じ赤ワイン用品種のサンジョベーゼ種がベースながらも、「キャンティ・クラシコ」は黒ブドウだけで造る、「キャンティ」は白ワイン用ブドウも使え、アルコール度数も若干低めの赤ワイン、ということになります。ちなみに今回のキャンティは「リゼルヴァ」なので、「最低アルコール度数12%以上、熟成2年以上」という要素がプラスされます。アルコール度数を上げるためには、完熟ブドウが必要。熟成させるためにはそれに耐えうるだけの品質のブドウが必要、ということになります。おのずと、品質のいいブドウが必要ということが分かります。キャンティのワインはピンからキリということが激しいので、こういうのを選ぶ目安にしても選択しやすくなりますよ。にしても、イタリアワインはややこしいですね(笑)参加してます「ポチしてやってもいいぞ」という方お願いします
2012年07月13日
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えーっと、このワイン、カッパのワインです。何か?違う違う、カッパが飲むんじゃなくてイメージとしてはこんな感じ。 「分かんねーよ!」 あっ、どこかから突っ込みが......すす、すいません正確に言うと、キュウリを美味しく食べられる白ワインなんです。■商品名:【6本~送料無料】 ヌラガス 2010 パーラ 2010 Pala[イタリアワイン]■レビュアー:姉男 ■レビュー内容というのも、このワインに使われている「ヌラガス(ヌラグス)」というぶどう品種がキリッとした酸と ドライでみずみずしさ溢れる味わいで、夏野菜のキュウリにピッタリなんです。ちなみにこの「ヌラガス(ヌラグス)」という品種。イタリアでシチリア島に次いで2番目に大きい島、サルデーニャ島の土着品種。DOC(統制原産地呼称:このワインはDOCヌラグス・ディ・カリアリ)では、この辛口白ワインのほかにアマービレ(中甘口)白ワインも認められているけれど、甘口のヌラグスは姉男も見たことないですねぇ。何といってもこの品種の持ち味は酸とミネラル!軽やかでフルーティなワインが出来上がるので、夏に向いているんです。生産者は1950年にサルディーニャ島の南で創業した「パーラ」。1990年に2人の息子に引き継がれてからは、すべてのブドウ樹をサルデーニャの地ブドウ品種に植え替え、ワイナリーの改良も行ったカンティーナ(醸造所)。使用されるブドウの樹齢は20~25年。ちなみに、このワインの2008年ヴィンテージはガンベロ・ロッソが選ぶコスパなワインのガイドブック『べーレベーネ・ロー・コスト2010』で、約4000本のなかからNO1.に輝いたことがあるワイン。(ただし今回は2010年ヴィンテージ)色は、輝きある、ほんのり緑がかった淡い黄色。ディスクは厚め。粘性~中の下。香りは、キンカン、完熟前のグレープフルーツなどの柑橘系、アカシアの花などの白い花、フレッシュなディルなどのハーブ、ひなたの白い土、青みかんの皮、青魚。味わいは、ゆるりとした口あたりにも関わらず、抜栓直後には舌先にピリピリくるほどの酸の刺激が支配的。ほどなくして、みずみずしいスターフルーツや洋ナシの果実味のすぐ後を、太くて広い酸が包み込む印象に。とても背筋の伸びるキリッとした酸。呑み込んだ後には、ライムやレモンを舐めた後のような爽快感があり、青みかんの皮のようなほんのりした苦みと、ミネラル由来のうっすらした塩味がアクセント。時間が経つにつれて果実味はやや膨らみ、温度が上がっても全くダレない酸とともに食欲を増進させてくれる心地良い味わいに。この酸のおかげでフルーティながらも飽きずに1本イケてしまう印象。昆布の旨みベースのキュウリの浅漬けとは、ダシの風味が膨らんで本当によく合います!ズッキーニの塩味ソテーやイカ刺しにもバッチリまた、ワインの酸は、「フランスのシェーヴルとかイタリアのペコリーノ・ロマーノなんかの酸のあるチーズにも合いそう」と思っていたら、実はペコリーノ・ロマーノはサルディーニャ特産!じゃあ...とやはり特産のボッタルガ(カラスミ)にも合わせてみたら、うまい!塩味が強い料理よりも、薄味で旨味あるもののほうが、ワインとの相性はいいと思います。サルディーニャ島の白といえば、ベルメンティーノ種のほうが有名ですが、ベルメンティーノだけだと、どうしてもキリキリしすぎる印象のものも少なくなく、コチラは軽やかながらも、ゆるりとしたフルーティさも秘めていて、おススメかなり好き嫌いが分かれるかも(酢の物が嫌いな男性には苦手かも)、と思いますが、夏の食欲増進にもってこいのワイン。18~20℃近くなっても、酸でスッキリ飲めるワイン白ワインはそうそうありません!1200円以下なら大満足。海風にふかれながら飲みたい白ワイン。もし、コックリした白ワインが飲みたい時に、間違ってこのワインを選んでしまったら「ちょっと飲みたいのと違う…と思ってしまうかもしれませんが、きちんと品種の特性や「酸」「キリリ」のワインだというキーワードを覚えておけば、選択の幅が広がって満足できると思いますよ。姉男もキュウリ片手に1本空けました!うぃ~ひっく参加してます「ポチしてやってもいいぞ」という方お願いします
2012年07月08日
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いくら北海道の夏はカラリとしているとは言っても、雨上がりで風もない、気温も下がらないとなればムシムシ度急上昇。 蒸し暑さ全開の夜は、ゴクゴク系の泡が飲みたい!といっても、姉男の場合はやはりワインイタリア・エミリア・ロマーニャ州のハム、モルタデッラに合わせるとなれば、ベタは承知でもやはりエミリア・ロマーニャ州の泡!ともにボローニャ産ということで、相思相愛めざし、今回のチョイスはピニョレット種(※1)を使った白泡で、ゴクゴク飲めるフリッツァンテ(※2)。■商品名:【6本~送料無料】ロマンディオラ ピニョレット フリッツァンテ コッリ ディ イモラ 2010 テッレ チェヴィコRomandiola Pignoletto Frizzante Colli di Imola 2010 Terre Cevico [イタリアワイン] [バイオーダー]■レビュアー:姉男 ■レビュー内容イタリアの食の都「エミリア・ロマーニャ州」で愛されているピニョレット種100%のフリッツァンテ(微発泡ワイン)。造り手はエミリア・ロマーニャ州でトップクラスの生産者協同組合のテッレ・チェヴィコ。「ヴィーニタリ(※3)2010」で2009年ヴィンテージが最高金賞受賞したもの(ただし、今回のヴィンテージは2010)。この造り手のものは同じピニョレット種を使った通常品「ピニョレット・コッリ・イモラ・フリッツァンテ」があるけれど、お手合わせしたのは、年に1~2回の限定入荷のバージョン。ちなみに「ロマンディオラ」とはロマーニャ地方の古い呼び名。姉男も通常バージョンは飲んだことがあるけれど、はたしてこの別バージョンは味が違うのか、ブドウが古木などの特別なものを使用しているのかは不明でお初色は、ゴールドを淡くしたような薄い黄色。底からランダムな泡、数珠状もあり。輝きあり。鼻を近づけると、香りは青りんごなどの白系果実、白い小さな花、完熟レモン、白い土。柑橘類などの爽やかさある果実香中心。味わいは、泡の優しい刺激とサラリとした口当たり。ライトボディで辛口。白系果実のやわらかい、ほの甘さある果実味をさりげなく感じ、太めの酸が爽やか。シャブリ(※4)のようなさっぱりした酸が、グレープフルーツを食べた後のような爽快感を演出。「果実味を残しすぎない酸」という、果実味と酸のバランスがとてもよく、すぐ次を口に運びたくなるサッパリさ。じんわりしたやさしい甘味と酸は、フランス・ロワール地方の微発泡白ワイン「ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ(※5)」を連想させる味わい。よくできたミュスカデは果実味豊富で、ほんとに美味しいですが、コチラもその類。アルコール度数が11.5%とワインにしては低めなので、夏にゴクゴク飲むにはピッタリ!温度が上がっても酸はイキイキしたままだから、昼間の屋外でのランチにもおススメです冷やしすぎるとうっすら苦みが出る(その苦みもいいですが)ので、8℃~10℃くらいが一番美味しく感じる温度。合わせは、やはりモルタデッラとだとワインの味わいが膨らんで好相性!生ハムのプロシュートとでも、ハムの熟成香をマスキングしてくれるので、美味しさだけが残って相性良し。大根おろしにレモンを絞った雰囲気のあるワインだから、エビやきすの天ぷらなどサッパリ系の和食にも合いますよ。ぷ~、ゴクゴクあっという間に1本空けちゃった。暑い夏にはピッタリ!美味しかった~。ムシムシくん、さらば!※1ピニョレット種~イタリア北中部にあるエミリア・ロマーニャ州、ボローニャ地方で育てられているの土着品種。僅かに甘味を感じるほどに香り高く芳醇な果実味とイキイキした酸を併せ持つのが特徴。※2フリッツァンテ~弱発泡性ワイン。ガス圧1~2.5気圧。ちなみに通常のイタリアのスパークリングワイン「スプマンテ」やドイツのスパークリングワイン「ゼクト」は通常ガス圧3気圧。フランスの「シャンパーニュ」は5気圧。※3ヴィーニタリ~毎年春にイタリアで開催される、世界有数のワイン国際見本市。出展企業数3000社以上。イタリアのワインはもちろん、世界からワインが集まります。※4シャブリ~フランスのブルゴーニュ地方の北、シャブリ地方のいきいきした酸が特徴の白ワイン。特級畑、1級畑のシャブリは、酸だけではない深みある味わいが楽しめます。※5ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ~たいてい「シュール・リー」という、ワイン発酵終了後オリ引きをせず、タンク内に数ヶ月間そのままオリと触れさせ、、 その上澄みを瓶詰めをしたワイン。シュール・リーとはフランス語で「オリの上」という意味。この技法により、ワインにアミノ酸の旨みが増すのです。参加してます「ポチしてやってもいいぞ」という方お願いします
2012年07月06日
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6月最終日の札幌の気温。最高30℃、最低15℃...。この時期に「暑くて寒い」 という15℃の気温差。 何かの罰ゲーム?「もう、ホルモンバランスも崩れちゃうわ」 いや、本当にこの気温差と暑さは体調を崩しかねない。ということで、暑さをサッパリしたい+ホルモンバランス大事=で選んだコレ。■商品名:マロッティ・カンピ・ラクリマ・スプマンテ・ロサード■レビュアー:姉男 ■レビュー内容☆☆☆☆イタリアで絶滅しかけた品種、ラクリマ100%のロゼ泡。ラクリマ?「あぁ、カンパーニャ州のワインのラクリマ・クリスティね」いいえ、違います。このラクリマという品種。またの名をラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ、ラクリマ・ネーラ。イタリア・マルケ州の州都アンコーナ付近で古くから栽培されていた土着品種で、濃い紫色をした、独特の甘く華やかな香りが特徴の赤ワインができあがります。この甘い香りというのが、女性ホルモンを活発にしてくれる「薔薇」。ラクリマ種を使ったロゼのスプマンテ(スパークリングワイン)は数が少なく、生産本数はわずか7500本。ほとんどが地元で消費されてしまうらしいんです。造り手はラクリマ種を使ったワインの名手「マロッティ・カンピ」。ラクリマ種の泡は初めてなので、興味津々。色はほんのりオレンジのニュアンスのある淡いピンク色。ランダムな泡がグラスの底から絶え間なしに立ち上るスタイル。透明で、粘性は水様。香りはバラというよりは、芍薬(しゃくやく)のような淡い印象。ほか玉ねぎのタルトや白っぽい土。果実香はほとんどとれず、白~ピンクの花びらのような繊細でおとなしいもの。味わい:それでも口に入れると、みずみずしい和梨や、リンゴとクランベリーを合わせたようなフレッシュな果実味。面積感のある爽やかな酸とオレンジの皮や、まるで花びらを口に含んだ時のような苦みが果実味を包んできます。とにかく特徴的なのは、苦み。ゴーヤというか、カンパリソーダというか、さほどきついものではないけれど、苦みが土台にあって、その上にグレープフルーツのような酸と果実味がのっかり、泡がピチピチと刺激してバランスを保っているという印象。この苦みをどうとらえるかで、この泡ワインに対する印象は大きく左右されると思います。ビールとワインの中間的なもの、暑い夏にはサッパリとビール感覚で飲めると考えるといいかも。そんな「清潔感はあるものの、モジモジしてちょっと話しかけにくい女の子」なイメージのこの泡も私が合わせた、エビチリ風エビマヨ(生姜の風味がポイント)や餃子には、友達になってくれました。酢醤油とごま油など、中華と相性がいいみたい。料理を選ぶとは思いますが、一度体験してみて損はないかも。肝心の女性ホルモンは...今日も不足!参加してます「ポチしてやってもいいぞ」という方お願いします
2012年06月30日
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■商品名:ヴァルド・キュヴェ・ヴァルド・エクストラ・ドライ■レビュアー:姉男 ■レビュー内容「疲れた時には甘いもの...」。ヘトヘトに疲れて帰ってきたら、部屋の中が蒸し暑い甘+暑さを吹き飛ばす泡=で、チョイスした「ほの甘プロセッコ」のコレ。 ちなみに、「エクストラ・ドライ」と銘打ってあっても、騙されてはいけませんシャンパーニュなど泡好きの方ならご存知のように、イタリアの泡「スプマンテ」も添加される糖分によって、甘辛の度合いが6段階位に分かれています。コレは辛口度、上から3番目。糖分が1リットル当たり12~20g含まれた「エクストラ・ドライ」。上から2番目の「BRUT(ブリュット)」よりも甘く、さらに一般的なイタリアワインの辛口度を示す「Secco(セッコ)」残糖分0~4g、やや辛口の「Semi secco(セミ・セッコ)」4~12gということを考えれば、ほの甘さアリ、ということがお分かりだと思います。(ショップの紹介文は「超辛口」になってますが、ちょっとニュアンス違うかな)また、プロセッコ種(※1)だから、でしゃばり過ぎないフルーティさがあり、セパージュが(ブドウ品種)はプロセッコ60%、シャルドネ30%、ピノ・ビアンコ10%。たぶん疲れた体には刺激が過ぎないだろうと...。 色は淡~い黄色。グラスの底全体から、ランダムな泡。香りは、黄りんご、レモン、グレープフルーツ、スターフルーツなど、白系完熟果実と黄色系のさわやかな果実。ほかに白い花、焼きアーモンドの香ばしさ。花と果実の香り中心。味わいは、みずみずしい黄色系果実のふっくらした甘い果実味。甘露水や花の蜜のような甘味にライムのような酸で口の中がジュワッと潤うよう。熟した瓜を口に含んだような夏のみずみずしさと爽やかさあり。陽気な味わいだけれど、酸がしっかりしているので、奥行きがあり、飲み疲れ少ない。やや辛口で、ボディはミディアム。ただし、温度が低いと果実味がおとなしくなり、苦みが目立つようになるので、キンキンに冷やすよりも10℃くらいで飲んだほうがバランスがイイ。食事に合わせるよりも、アペリティフとして気のおけない仲間同士の乾杯向き。もし合わせるとしたら、ほんのり甘めの味付けした半熟煮玉子、アスパラなどほんのり苦みのある野菜のフリット。意外なことにサラダ味のポッキーや野菜系のスナック菓子なんかにも合います!夏の気軽な集まりの最初の1杯にはピッタリ!※1プロセッコ種~イタリア北東部、ヴェネツィア近くの白ワイン用・土着品種。北イタリアのヴェネト州とトレンティーノ・アルト・アディジェ州にまたがるエリアにドロミテ山塊がありますが、ヴェネツィアの北部、ヴェネト州の山の傾斜が始まったばかりの丘陵地がプロセッコの故郷。ちなみにDOCプロセッコは、プロセッコ種の使用規定は85~100%。プロセッコ以外に使用できる葡萄は、ピノ・ビアンコ、ピノ・グリージョ、シャルドネ。この他に土地固有の品種ヴェルディソ、ビアンケッタ、ペレーラ、プロセッコ・ルンゴの使用も認められています。参加してます「ポチっとしてやってもいいぞ」という方お願いします
2012年06月25日
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■商品名:ドゥーカ・ディ・サラパルータ・ラヴィコ 2007■レビュアー:姉男 ■レビュー内容 先日は日本列島が台風という名の嵐を呼んでしまいましたがコチラは鴨を呼んでしまう、エレガントで魅惑的なワイン。生産者はドゥーカ・ディ・サラパルータ。1824年、シチリア州パレルモ県カステルダッチャに誕生したワイナリーで、いまはお手軽なシチリアワイン「コルヴォ」シリーズの造り手としても有名。また、ネロ・ダーヴォラとメルロ合わせた赤ワイン「トリスケレ」をリリースするなど、伝統と革新で、シチリアを代表するワイナリーです。このワイン名、「ラヴィコ」とは溶岩を意味する「LAVA」を由来し、使われている品種は「ネレッロ・マスカレーゼ(※1)」。名前の由来通り、畑はエトナ山の傾斜(シチリアの中央東部に広がるアルカンタラバレーにかけてのエトナ山の麓、海抜600~800mのかなり高い高度)に位置し、土壌もエトナ山の火山性土壌。完熟、低収量、手摘みで収穫し、12ヶ月以上のバリックオーク樽熟成と6ヶ月以上の瓶内熟成をしてから、リリースされます。 色はルビーがかった濃いガーネット(ようやくグラスの底が見えるくらい)。エッジまでしっかり色がのり、ブルゴーニュのコート・ド・ニュイあたりの村名以上の雰囲気。粘性は中。輝きあり。第一印象の香りは、ハイビスカスなど清涼感のある赤い花、ブラックチェリー、プラムジャム、そしてミネラル!このワインを特徴づけている、火薬のような、砂鉄と土が混じったような火山特有の黒っぽい乾いたミネラルの香り。これが何ともたっぷりした花と果実香に絡まってきて、面白い!グラスをまわすと、フェンネルなどのフレッシュハーブやバジル、クローブやうっすらしたタイムなどのスパイス香。もう少しすると、タバコ、森の下草、なめし皮と肉が合わさったような動物香、ヨーグルト系の香りも出て、何とも複雑で個性的。花と果実が中心だけれど、様々な香りが現れては消える、という「からくり舞台」を見ているみたい味わい:口に入れると、サラリとなめらかな口当たり。完熟フレッシュなブラックチェリーや熟しかけた桑の実の果実味。そのすぐ後を紅茶の渋みに似た乾いたタンニン。ただ、やや多めだと感じるこのタンニンは一瞬口内を覆うだけで、すぐに引き、底を支えてきた太い酸に取って代わられます。酸は最初から最後まで一貫して太めで豊富にあるけれど、鋭くはなく、爽快さがあり、引き際がホントにエレガント呑み込んだ後も口の中がジューシーになるようで、しばらくウットリ余韻に浸りたくなるくらい、魅力的な酸。ミディアムボディでドライ。余韻はやや長め。ティスティンググラスでは窮屈そうだから、ブルゴーニュグラスに変えてあげると、香りの重量感がさらにアップ。実にブルゴーニュグラスが合います。この味わいには、合わせはやっぱり鴨!ほの甘い味付けにした鴨のパスタには、飛び上がるくらいピッタリ。 のたうちまわるくらい、鴨のオイルとこのワインは抜群の相性(適切な表現じゃなくて、すいません。でもホントに美味しくてのたうちまわりました)売り切れたみたいだけれど、コスパもいいし、いや~リピしたい!ブルゴーニュ好きには、特におススメです。 私の昔の記憶では、ネレッロ・マスカレーゼ種は、もっと「ブルーベリー、スミレ系の濃い重めの味わい」だったような印象があったけれど、アレは別生産者(パラーリ)で、この品種にカラブレーゼなどの他の品種も混じっていたからでしょうね。※1ネレッロ・マスカレーゼ~イタリアのシチリアを代表する黒ブドウ品種「ネロ・ダーヴォラ」と並ぶ、黒ブドウ品種。昔からシチリア島のエトナ火山周辺で栽培されてきた、地元の土着品種。火山性土壌の高地(350~1000mほど)で作られ、収穫は10月前後(場合によっては11月初旬まで)と遅め。ネロ・ダヴォラに比べて軽やかで酸が多いので、単一使用ではなくブレンド用に使われたりと不遇を受けてきたものの、素敵な生産者が10年ほど前からメキメキとこの品種を使って、モダンで美味しいワインを作り出したため、今やシチリアを代表する品種となった。ブルゴーニュ好きには、品種の個性がピノ・ノワールに通じるところもあるため、人気。参加してます。「ぽちっとしてやってもいいぞ」という方お願いします。
2012年06月21日
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■商品名:【6本~送料無料】 ランブルスコ ディ ソルバーラ スカリエッティ NV ドネリ NV DONELLI[イタリアワイン]■レビュアー:姉男 ■レビュー内容先月から続けているランブルスコ研究もやっとラスト。先に同じ生産者(ドネリ)のランブルスコ用の品種を数種類使った「レッジャーノ」を試してからのお手合わせ。今回の品種はデリケートで繊細な品種のランブルスコ・ディ・ソルバーラ種とフルーティさが特徴のランブルスコ・サラミーノ種の混合(ちなみに、ほかに代表的なものとして紫色としっかりボディのランブルスコ・グラスパロッサ種があります。 興味のある方は過去の私のレビューをご参考に)。DOCはランブルスコ・ディ・ソルバーラ。 色は透明感あるルビー。色が濃いめのサラミーノ種が入っているからか、通常ピンクがかった色合いの多いソルバーラ種にしては濃い色。泡はエッジにグルリとひと回り程度だけれど、底からランダムに湧きあがって来て、泡の弱いフリザンテにしては強め。 香りは梅の甘酢、フレッシュなチェリー、ブーゲンビリアのような赤い花、イチゴキャンディ、ヤングコーン、タケノコなど。花と果実中心の甘やかでキレイな香り。女性は好きですね、コレ 口に入れると、フレッシュでピチピチした泡が爽やかに舌を刺激。ランブルスコというよりも、カヴァ(スペインの瓶内二次発酵の泡ワイン)の雰囲気。次いで、赤ベリー系とふじリンゴのような白果実のフルーティな果実味。酸がイキイキとして、アフターにやってくるグレープフルーツの皮とアロエの中間のようなほろ苦さがいいアクセント!イチゴゼリーみたいなキュートな甘さがこの苦みのおかげで、飲み飽きない。 キレイで可愛らしくって、はつらつとしたアイドルの女の子みたいな味わい。こういうワインは青空が似合いますね~。お花がいっぱい咲いているところでのピクニックには最高!合わせる料理は気取ったものではなく、アスパラのバター炒めとかエビマヨみたいな簡単なものがいいな。ちなみに私が合わせたいかゲソ揚げ。カレー風味ながら、カレーを爽やかに流してくれて合いましたよ。生産者のドネリは爽やか青年タイプのランブルスコ「レッジャーノ」と弾ける可愛らしい女の子のコレとで、見事にカップル作りましたね~。お見事
2012年06月08日
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■商品名:【6本~送料無料】 ランブルスコ レッジャーノ セッコ スカリエッティ ボトル シリーズ NV ドネリ NV DONELLI[イタリアワイン]■レビュアー:姉男 ■レビュー内容先月から続けているランブルスコ研究。いよいよ終盤、生産者を変えてのトライ。今回は今まで飲んできた品種(デリケートで繊細な品種のランブルスコ・ディ・ソルバーラ種、紫色としっかりボディのランブルスコ・グラスパロッサ種、とはメインが全く違う、数種類(ランブルスコ・マラーニ、ランブルスコ・マエストリとランブルスコ・モンテリッコ、ランブルスコ・サラミーノ、アンチェロッタ)のランブルスコ用品種の混合。 DOCはランブルスコ・レッジャーノ。 まずビックリしたのが抜栓後。コルクにブドウかすのような酒石酸がビッシリくっついていたこと。今回お初の品種が多いだけに「どんな感じ?」と思いきや、ずいぶんフレッシュそうな雰囲気。でもコレ、フレッシュはフレッシュだけど濃い。でも爽やか...真逆なものが同居している不思議な魅力があるランブルスコ。 色は濃い赤紫。グラスの底は全く見えないくらい濃い色。エッジにひと回りの弱い泡。濁りなくクリーン。香りはスミレ、ブルーベリー、プラム、塩っぽいミネラル。少し炊き立てご飯系のうま味の香り。バニラ。甘い果実香がまっすぐに上がってくる雰囲気。口に入れると、若々しいフレッシュなブラックチェリーの果実味。と思ったらすぐさま、キレのある酸と微泡がすぐさま果実味をさらって、口の中がサッパリ。飲み込んだ後も、さっと風が抜けるような爽快感。コルクを見て予感した通り、色は濃いけれど、華やかな果実エキスがミチミチに詰まった感じじゃなく、飲み疲れない。夏にピッタリの爽やかさがある心地のいいランブルスコ。 まだセクシーさを獲得する前の素直な色黒のラテン系青年、笑うと白い歯の笑顔がまぶしい邪心のない青春世代といった雰囲気。こんな素直な味わいには、凝った料理じゃないものを合わせたほうがよさそう。少々塩気の強い熟成の浅い生ハム、バターたっぷり、豚脂たっぷりのものでも、さっとこのランブルスコが洗い流してくれるから大丈夫!私は玉ねぎ、キャベツを豚のラードと甘め醤油で炒めたものと合わせましたが、ピッタリでした。テスタッロッサようなスピード感ある酸が、知らず知らずのうちに杯を進めて、料理もモリモリ!食べすぎ注意報が発令されるほど、夏用ワインとして、選択肢に入れて損はないはず!?
2012年06月04日
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■商品名:リヴァータ・バルバレスコ 2008■レビュアー:姉男 ■レビュー内容ご存じイタリアワインの女王「バルバレスコ」のこの商品。近所のスーパーでも見かけ、常々「えらい安い女王様だな~」と気になっていたのでついでもあり、こちらで購入。色はオレンジがかった暗めの(褐色に近い)ガーネット。健全で粘性は上。まずまず。香りは干しかかった杏、タバコ、干し柿、ドライハーブ、鉄サビ、干しイチジク、タンパク質系のうま味。メルロー比率の多い右岸ボルドーの熟成した感じ。 少々アセトン系の接着剤のような冷凍庫のような酸化臭が気になるけれど、大樽熟成ならコレ、出てくる可能性もありますね。紙フィルターの香りもチラチラ。そんなに丁寧に作られていないのかな?全体的にピエモンテ州良年の2008年ヴィンテージにしては香りの広がりが小さく、こじんまりまとまった感じ。味わいは香りに違わず、こなれて甘やかなドライ杏の果実味中心。粗めのタンニンもこなれてギュギュッと感はあまり感じず、口にさわらない。酸は平均レベルで、ドライ。余韻は短くて、アフターに果実味の戻りがないもんだから、何となく盛り上がりに欠けたまま終わっってしまったステージを見た後みたいで、取り立てて「どう?」と感想を聞かれても返答に困ってしまうような印象。 でも、そこは女王様。ワイン単体だとそんな感じだったにも関わらず、香りが酸化気味だったので思いついた「味噌」系おかずと合わせると本領発揮!フランス鴨を甘辛味噌仕立てにした「青森の鴨ちゃん」(興味のある方は私のブログを見ていただけるとお分かりいただける商品)と合わせると、ワインの果実味が完熟プラムみたいに膨らんで、とっても甘く感じられます。ちなみに餃子と合わせたところ、豚のいやな臭みが際立って×。小さな女王様にはパートナーが必要。でも、そこは女王様。パートナーもしっかり選んでいるようです。お値段がお値段だから、「今日はどうしてもバルバレスコじゃなければダメ」で、普段軽く飲みたい、気取らないで飲みたい、というならバルバレスコのニュアンスは十分感じられるのでいいかも。アルコール度数が13.5%にしてはバランスがいいので、ボトル3分の2位はスイスイいけます。
2012年06月01日
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■商品名:【6本~送料無料】ランブルスコ デル フォンダトーレ NV キアルリ NV Chiarli[イタリアワイン]■レビュアー:姉男■レビュー内容 今月、ずっと続けているランブルスコ研究。同じ生産者(イタリアのワイン評価本「ガンベロ・ロッソ」で最高評価のトレ・ビッキエリを獲得した生産者『キアルリ』)のシリーズ最終章。先に同じデリケートで繊細な品種のランブルスコ・ディ・ソルバーラ種を使ったカジュアルライン「プレスティージョ・ランブルスコ・ソルバーラ・セッコ」と上級ライン「ヴェッキア・モデナ・プレミアム」、品種違い(赤紫色としっかりボディのランブルスコ・グラスパロッサ種)の上級ライン「ヴィニェート・エンリコ・チャルディーニ」を済ませてからのお手あわせ。 最後は最上級ラインのコレ、一番楽しみだった珍しい瓶内二次発酵のランブルスコ!いやぁ、ホントにユニークで大好き!納豆に合うワインて初めて。 色はソルバーラ種にしては濃い、アンバーなガーネット。泡はグラスの縁にひと回りある程度で、一見少なめ。粘性は上。 鼻を近づけると、焼肉や干し肉、イチゴ、干しシイタケ、焼栗、トースト、ダシ系のうまみの香り。香ばしさと果実香が溶け合って、すごくいい香り。グゥーと鳴ってしまうくらい、お腹がすいてくる美味しそうな香り。 口に入れると、柔らかいしなやかな泡が完熟イチゴやチェリー、黄りんごといった澄みきった果実味を連れてきてくれ、豊富でこなれた酸がトウモロコシのポタージュのようなうま味を引き出してくれる。途中、ほんのりとタバコの葉のようなうす苦みがアクセントとして顔を出し、最後はまたイチゴソースが現れて、蜃気楼みたいに静かに消えてゆく...。すべてが、主張し過ぎずとけ込んでいて、引き際が優雅なんです。ドライで本当にバランスがいい。寝かせたロゼ・シャンパーニュ...とまではいきませんが、似た印象かも。で、納豆。テーブルに出してあったものを試しに合わせてみたら、あらら、ビックリ!ワインがとっても甘くなって、メルローみたい。納豆の臭みが消えて、イチゴが口の中で「でっかくなっちゃた!」的な華やかなものに!考えてみれば、納豆もチーズと同じ発酵食品。同じ効果なのかもしれませんが、試しにナッツ入りの甘いチーズと合わせたら、ワインが痩せて×。お好み焼き系の甘めのソースをかけた海老のフリッターにはとっても良くあったので、ソース&海老フライもいいかな。食事と合わせたほうが楽しめる、とってもユニークな愛すべきランブルスコ。姉男は1本、一人ですぐ空けちゃいましたランブルスコにしてはいいお値段…というのも、うなづけます。
2012年05月31日
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■商品名:【6本~送料無料】 プレミアム ランブルスコ ヴェッキア モデナ ソルバーラ キアルリ [イタリアワイン]■レビュアー:姉男 ■レビュー内容今月、変わらずに続けているランブルスコ研究。中でも今回は同じ生産者(イタリアのワイン評価本「ガンベロ・ロッソ」で最高評価のトレビッキエリを獲得した生産者『キアルリ』)のシリーズ違い飲み比べ第3弾。先に同じデリケートで繊細な品種のランブルスコ・ディ・ソルバーラ種を使ったカジュアルライン「プレスティージョ・ランブルスコ・ソルバーラ・セッコ」と、品種違い(赤紫色としっかりボディのランブルスコ・グラ… もっと詳しく見る
2012年05月30日
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■商品名:カステッリ・デル・ドゥーカ・マルヴァジア・セッコ・フリッツァンテ■レビュアー:姉男 ■レビュー内容懲りずに凝っているイタリアの赤泡・ランブルスコの老舗「メディチ家」が造ったプロジェクトの白泡なんですね。おまけにエノロゴ(醸造家)はカルロ・コリーノ!プラネタ(シチリアのワイナリー)の白が好きな自分にとっては見逃せないアイテム。ちなみに使用品種はイタリアの白用土着品種の「マルヴァジア」。…とはいっても、実はこのマルヴァジア種。余談ですが、この品種はイタリア全土で栽培されているものの、そ… もっと詳しく見る
2012年05月27日
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■商品名:【6本~送料無料】プレミアム ランブルスコ グラスパロッサ ヴィニェート エンリコ チャルディーニ NV キアルリ NV Chiarli[イタリアワイン]■レビュアー:姉男 ■レビュー内容相変わらず凝っているランブルスコ研究。今回はイタリアのワイン評価本「ガンベロロッソ」で最高評価のトレビッキエリを獲得した生産者「キアルリ」シリーズ。先にカジュアルラインの「プレスティージョ・ディ・ランブルスコ・ソルバーラ」を飲んでからの攻め上がり。ただし同じランブルスコでも使用されている品種は違い、今回は濃厚な部類の品種「グラスパロッサ種」。ランブルスコ品種として認められる10のDOC(… もっと詳しく見る
2012年05月24日
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■商品名:【6本~送料無料】 プレスティージョ ランブルスコ ソルバーラ セッコキアルリ [イタリアワイン]■レビュアー:姉男 ■レビュー内容またまた凝っているランブルスコ研究。数あるランブルスコ用の品種の中でも、最近立て続けにトライしているランブルスコ・ソルバーラ種(ランブルスコの数ある品種の中の一つ。デリケートで繊細な品種)の流れで、比較のために購入。ランブルスコの中でも、イタリアのワイン評価本「ガンベロロッソ」で最高評価のトレビッキエリを獲得した生産者「キアルリ」のカジュアル・ライン。香りを嗅いで、飲んでひと言。「奥ゆか… もっと詳しく見る
2012年05月24日
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■商品名:【6本~送料無料】 ランブルスコ ロッソ ソルバーラ セッコ NV カビッキオーリLAMBRUSCO ROSSO SORBARA SECCO NV CAVICCHIOLI[イタリアワイン]■レビュアー:姉男 ※投稿時■レビュー内容最近凝っているランブルスコ研究。前日にランブルスコ・ソルバーラ種(ランブルスコの数ある品種の中の一つ。デリケートで繊細な品種)中心の別生産者(ガヴィオリ)のものを飲んだので、比較のためにお手あわせ。自社畑のブドウを使ったランブルスコ生産の老舗「カビッキオーリ」はハズせない!こちらはランブルスコ・ソルバーラ種80%(あとの20%はランブルスコ・サラミーノ・ディ・サンタクローチェ)。ひと言で… もっと詳しく見る
2012年05月16日
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■商品名:【666均】“ガヴィオリ”・ランブルスコ・ディ・ソルバーラ・セッコ・ガヴィオリ家(コルク栓詰)・DOCランブルスコ・ディ・ソルバーラ・セッコ・限定品“GAVIOLI” Lambrusco di Sorbara SECCO Cantinieri GAVIOLI DOC Lambrusco di Sorbara SECCO■レビュアー:姉男 ※投稿時■レビュー内容「何かワインを飲みたいけれど、赤の重いのは嫌。サッパリしたいのが飲みたいけれど、白ほどサッパリし過ぎないもの…」と迷っている時にピッタリ。色も女の子ウケしそうなロゼ・ダンジュ(フランスのロワール地方のロゼワイン)のような透明感のある明るいルビー色だから、見た目にもキレイ。使用品種はデリケートなランブルスコ・ディ・ソルバーラ種としっかりめのランブルスコ・サラミーノ種だけれど、この色合いというこ… もっと詳しく見る
2012年05月16日
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■商品名:メディチ・エルメーテ・コンチェルト・ランブルスコ・レッジアーノ・セッコ■レビュアー:姉男 ※投稿時■レビュー内容ここのところのランブルスコ研究の一環で購入。ひと口に赤い泡のイタリアワイン「ランブルスコ」といっても、それに使われる同系列品種のランブルスコ種は正確には把握できず、一説には100種類!とも言われているそう。中でもよく知られている代表的なものは数種類。(ランブルスコ・ディ・ソルバ―ラ、ランブルスコ・グラスパロッサ 、ランブルスコ・サラミーノ 、ランブルスコ・ルベルティ、ランブルスコ・マラーニ… もっと詳しく見る
2012年05月15日
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■商品名:【6本~送料無料】 アッソーロ レッジアーノ フリッツァンテ ロッソ セッコ 2010 メディチ エルメーテAssolo Reggiano Vino Frizzante Rosso Secco 2010 Medici Ermete & Figli s.r.l.[イタリアワイン]■レビュアー:姉男 ※投稿時■レビュー内容ここのところ凝っているランブルスコ研究の一環で購入。先に同じ生産者(メディチ家)の上級ライン「コンチェルト」を飲んでいてのお手あわせ。ただ、同じ生産者でも使用されている品種が若干違い、「コンチェルト」はランブルスコ・サラミーノ種100%なのに対し、こちら(アッソーロ・レッジャーノ)はランブルスコ・サラミーノ種にイタリア土着品種であるアンチェッロッタ種が少しブレンドされたもの。やはり色は同様… もっと詳しく見る
2012年05月15日
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■商品名:ランブルスコ・グラスパロッサ・ィ・カステルヴェトロ・ロッソ・フォスコ・セッコ(生産者:フォルミージネ・ペデモンターナ)Lambrusco Grasparossa di Castelvetro Rosso Fosco D.O.C Secco(Cantina Formigine Pedemontana)[イタリアワイン]ランブルスコと言えば「炭酸ブドウジュース+アルコール」の単純な印象があって、積極的に手を伸ばす動機が薄いワインというイメージがありましたが、すいません!私が間違っていました。完全にそれを覆されて、ものすごく美味しい!濃いめの赤紫色のワインは、赤い花、ブラックチェリー、プラムのフルーティな香り。それに焦がし玉ねぎ、焼栗、焼肉とほんのりこしょうなどのスパイスのニュアンスが加わり、何とも食欲のそそるイイ香り。この手にありがちの還元香(モワッとした香り)も全くなく、クリーン。いつまでもクンクンしていたくなります。 口に含むと、フレッシュな酸味のある爽やかな果実味、ブドウの皮と種からのうま味とやわらかく渋くないタンニンが溶け合って、なぜかレモネードカクテルやベルギーのフルーツビールを連想させる複雑でドライな味わい。通常の泡モノの半分くらいのガス圧の「フリザンテ」だから、泡は喉に痛くなクリーミィでアルコール感も感じることなくスムース。 グラスが空くとすぐに次が欲しくなって、気がついたら1本すぐに空きました。アルコール度数も控えめな10.5%だから、夏に爽やかにグイグイ飲めそう。 合わせは定番の生ハムもいいけれど、個人的にはオーブンで焼いた玉ねぎのロースト!鶏脂を吸って甘くローストされた玉ねぎは、ワインの果実味と同じ甘味でベストなマリアージュ。これからはアウトドア焼肉にもピッタンコ。 温度はくれぐれも冷やしすぎず、14℃くらいが香り、味ともバランス最高です。(冷蔵庫から出すなら1時間以上前に、室温から氷水入りワインクーラーで冷やすなら10分前後がよさそう)。あっという間に空けちゃったから、試しに2本買っといて良かった~
2012年05月12日
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