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2007.07.01
XML
テーマ: Lovely 紅茶(1177)
カテゴリ: お茶
あっという間に、7月になってしまいました(^^;)

昨日は、久しぶりに華泰さんのオープンの講座に出席。

中国茶産地巡りで、テーマは鳳凰単叢。
色々と現地の情報を教えていただきました♪
台湾茶と違って、なかなか情報が入りにくいお茶なので、こういう機会は貴重ですね~

鳳凰単叢も、山が高いほど美味しかったり、老叢とよばれる年代物の茶樹の方が味が穏やかだったり。なかなか、奥の深い世界です(^^;)


さて、せっかく出かけたので、ちょっと店内を物色w
それで、目に止まって買ってきたのが、こちら。

正山小種 伝統

正山小種 伝統


「伝統」の製法で作られたラプサンスーチョン(正山小種)です。
今年は、店主の 林さん が、武夷山に岩茶を作りに行ったそうで、そのときに正山小種も良いものを見つけてきたそうなので、これはちょっと期待ができます(^^♪


さて、正山小種は、一部では、

正露丸の香り((((((^^;

と言われるように、かなり強烈な香りがするのですが、その特徴をつけているのが、発酵の後に行う作業。

松の樹を燃やして燻製するのです。
これによって独特の香りがつきます。


このお茶もその工程が入っているので、ちょっと茶葉の段階からスモーキーです。
しかし、正露丸というほど強烈ではありません(^^;)

正山小種伝統茶葉

「伝統」といってもどこが違うのか?ですが、実は正山小種の本来の作り方では、発酵させ、燻製をする前に一度釜炒りをするのです。

紅茶なのに釜炒り??

そうなのです。
香りを高めるためなのか、発酵を一旦止める(殺青?)ためなのか、一旦釜炒りをするのだそうです。
これが昔からの伝統的な製法。何か、効果があるに違いありません。

ところが現在は、手間がかかるので、ごく一部の高級茶を除いて、飛ばしてしまっているのだとか。
普及品は、発酵させたら、いぶす作業にすぐに移ってしまうそうなのですが、このお茶は「伝統」の手法に則って釜炒りを行ったものなのだそうです。

・・・なんだか期待できそうです(^^)


茶水はこんな感じで、橙色系の少し明るい色です。
中葉種を使っているので、大葉種をつかった雲南紅茶あたりと比べても、明らかに違いますね。

正山小種伝統茶水

1煎目は、やはり香りは少しスモーキーなのが残っています。
しかし、それ以上に干し龍眼(桂圓)の香りの方が良く出ています♪


さて、飲んでみます。
口に一口含むと、少しスモーキーなのが来ますが、舌に残る感覚は、

・・・甘い(^o^)

砂糖を入れてないのですが、茶葉の自然な甘さが出ています。
そして、この傾向は煎を重ねると、スモーキーさが無くなって、より甘さが表面に出てくるようになります。
味わいとしては、あっさりしているのですが、なかなか美味しいお茶です♪


ちょっとお値段はしますが、煎も効きますので、ラプサンは正露丸だと思っている方、是非一度飲んでみてくださーい(^o^)/
#しかし、どこのお店もそうですが、やはりオーナー自ら思い入れで買ってきたお茶は、買いですね(^^)


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これが伝統。


これは、新芽たっぷりで美味しいと思うけどお値段が(^^;)





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Last updated  2007.07.01 19:18:21
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