本の虫の読書ノート

本の虫の読書ノート

2023.03.24
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カテゴリ: 内館牧子
若いころは考えもしなかった「いつ死ぬのか?」ということが、
だんだん頭に浮かぶようになってきた。




そんな事が頭にあったせいか?「すぐ死ぬんだから」という本が
目に留まった。読んでみて、痛快で面白かった。

主人公ハナさんは78才。
60代までは身の回りのことなど気にかける暇もないほど家業の
酒屋を切り盛りするのに忙しい暮らしでした。

何度も夫と二人で商売の危機を乗り越えてきました。
しかし、ある日実際の年齢より年上にみられたことから、
ショックを感じ、オシャレに目覚めるのでした。

そして、夫の巌は「俺はハナと結婚して幸せだ~」が口癖でした。
それなのに突然亡くなった夫には、別の家族があったのです。

ハナさんは生き生きと描かれています。
他の家族は色あせて、影が薄いです。

「死」は、誰にも訪れることです。
でも、いたずらに怯えないで、ハナさんの様におしゃれして、
人生を楽しんだ方がしあわせかな~という余韻が残る物語でした。


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Last updated  2023.03.24 09:55:44
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